Hondaは、FIA※フォーミュラ・ワン世界選手権(以下、F1)の第18戦USGP(開催地:米国・テキサス州、オースティン、10月21日〜23日)に向けて準備を進めています。今大会のサーキット情報や、今週末のレースの見どころなどをレポートします。
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レース日時
10月21日(金) | フリー走行1 10:00〜11:30 (日本時間 10月22日<土>00:00〜01:30) フリー走行2 14:00〜15:30 (日本時間 10月22日<土>04:00〜05:30) |
10月22日(土) | フリー走行3 10:00〜11:00 (日本時間 10月23日<日>00:00〜01:00) 予選 13:00〜14:00 (日本時間 10月23日<日>03:00〜04:00) |
10月23日(日) | 決勝レース 14:00〜 (日本時間 10月24日<日>04:00〜) ※決勝レースは56周完走、もしくは2時間経過時点の周回で終了 |
サーキット情報
サーキット名 | サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA) |
所在地 | テキサス州オースティン |
コース全長 | 5.513km |
周回数 | 56周 |
トップスピード | 時速330km |
特徴 | サーキット・オブ・ジ・アメリカズは、細かなアップダウンと、低速から高速までのそれぞれ特徴が異なる20のコーナーが織りなすテクニカルな複合コースで、マシンパッケージ全体のバランスとドライバースキルが問われるレースとなる。ドライバーには好評のレイアウトで、特にターン1は上り坂の頂点にある鋭角のブラインドコーナーとなり、遅いブレーキングで飛び込む度胸が試され、直後の高速S字に向けたポジション争いやオーバーテイクが見どころとなる、スリル満点のサーキット。今回のレースのタイヤ選択は、スーパーソフト、ソフト、ミディアムの3種類となり、柔らかいコンパウンドが各チームのピットストップ戦略をどう変えていくのかも見ものとなる。アメリカでは過去に数々のサーキットがF1の開催地となったが、オースティンは近代的、かつ街自体がF1色に染まることで有名。レースファンでなくても、オースティンの街を楽しむ人が多く、一年の中でも一大スペクタクルとなっている。 |
気候 | 昨年は、嵐による記録的な大雨となり、土曜日のフリー走行および予選がキャンセルとなったが、今週末の天候は30℃前後と、暖かく穏やかなテキサスらしい気候が予想されている。 |
2015年優勝者:ルイス・ハミルトン (メルセデス・AMG・ペトロナス・F1チーム)
2015年ファステストラップ:ニコ・ロズベルグ 1分40秒666 (49周目、メルセデス・AMG・ペトロナス・F1チーム)
ラップレコード:1分39秒347 (2012年、セバスチャン・ベッテル、レッドブル・レーシング)
※ FIAとは、Fédération Internationale de l'Automobile(国際自動車連盟)の略称
長谷川祐介 株式会社本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
「アジアでの忙しい3つのレースが終わり、ここからアメリカ大陸での2連戦が始まります。今週末に行われるUSGPは、セクターごとに特徴があるコースで、長いストレート、直線からのきついブレーキングや、数々の低速・高速コーナーなどバリエーションが豊富なため、コース上のオーバーテイクが多く、毎年エキサイティングなレースとなります。同時に、チームとしては鈴鹿で浮き彫りになった全体パッケージの弱みをいち早く立て直し、このテクニカルな複合コースに最適なパワーユニットとシャシーのバランスいいセッティングを行うことが重要となります。
McLaren-Hondaは昨年ここでいいレースを展開できているので、今年も同様にポイント圏内でフィニッシュできることを目標に頑張ります」