「高速コーナーとストレートでのパフォーマンスに悩まされています」
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鈴鹿で開催された本日の予選は、厳しく、そしてチームにとって残念なセッションとなりました。フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンは、明日の決勝をそれぞれ15番手および17番手からスタートします。
MP4-31は、このサーキットの長いストレートや中高速のコーナーには適していないため、チームが明日ポイントを獲得できるかどうかは、レース中に雨が降るなど予想できない天気になるかどうかにかかっています。
フリー走行3
順位 | ゼッケン | ドライバー | チーム | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 6 | ニコ・ロズベルグ | Mercedes | 1'32.092 |
2 | 3 | ダニエル・リカルド | Red Bull | +0.302 |
3 | 5 | セバスチャン・ベッテル | Ferrari | +0.639 |
4 | 33 | マックス・フェルスタッペン | Red Bull | +0.692 |
5 | 7 | キミ・ライコネン | Ferrari | +0.919 |
6 | 19 | フェリペ・マッサ | Williams | +1.179 |
7 | 44 | ルイス・ハミルトン | Mercedes | +1.192 |
8 | 30 | ジョリオン・パーマー | Renault | +1.547 |
9 | 20 | ケビン・マグヌッセン | Renault | +1.547 |
10 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | Force India | +1.554 |
11 | 14 | フェルナンド・アロンソ | McLaren-Honda | +1.622 |
12 | 21 | エステバン・グティエレス | Haas | +1.695 |
13 | 77 | バルテッリ・ボッタス | Williams | +1.773 |
14 | 11 | セルジオ・ペレス | Force India | +1.829 |
15 | 26 | ダニール・クビアト | Toro Rosso | +1.945 |
16 | 8 | ロマン・グロージャン | Haas | +2.180 |
17 | 12 | フェリペ・ナスル | Sauber | +2.296 |
18 | 9 | マーカス・エリクソン | Sauber | +2.452 |
19 | 22 | ジェンソン・バトン | McLaren-Honda | +2.456 |
20 | 31 | エステバン・オコン | Manor | +3.138 |
21 | 94 | パスカル・ウェーレイン | Manor | +5.164 |
22 | 55 | カルロス・サインツ | Toro Rosso | +24.231 |
予選リザルト
順位 | ゼッケン | ドライバー | チーム | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 6 | ニコ・ロズベルグ | Mercedes | 1'30.647 |
2 | 44 | ルイス・ハミルトン | Mercedes | 1'30.660 |
3 | 7 | キミ・ライコネン | Ferrari | 1'30.949 |
4 | 5 | セバスチャン・ベッテル | Ferrari | 1'31.028 |
5 | 33 | マックス・フェルスタッペン | Red Bull | 1'31.178 |
6 | 3 | ダニエル・リカルド | Red Bull | 1'31.240 |
7 | 11 | セルジオ・ペレス | Force India | 1'31.961 |
8 | 8 | ロマン・グロージャン | Haas | 1'31.961 |
9 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | Force India | 1'32.142 |
10 | 21 | エステバン・グティエレス | Haas | 1'32.547 |
以下Q2にて決定 | ||||
11 | 77 | バルテッリ・ボッタス | Williams | 1'32.315 |
12 | 19 | フェリペ・マッサ | Williams | 1'32.380 |
13 | 26 | ダニール・クビアト | Toro Rosso | 1'32.623 |
14 | 55 | カルロス・サインツ | Toro Rosso | 1'32.685 |
15 | 14 | フェルナンド・アロンソ | McLaren-Honda | 1'32.689 |
16 | 30 | ジョリオン・パーマー | Renault | 1'32.807 |
以下Q1にて決定 | ||||
17 | 22 | ジェンソン・バトン | McLaren-Honda | 1'32.851 |
18 | 20 | ケビン・マグヌッセン | Renault | 1'33.023 |
19 | 9 | マーカス・エリクソン | Sauber | 1'33.222 |
20 | 12 | フェリペ・ナスル | Sauber | 1'33.332 |
21 | 31 | エステバン・オコン | Manor | 1'33.353 |
22 | 94 | パスカル・ウェーレイン | Manor | 1'33.561 |
フェルナンド・アロンソ MP4-31-04
「ここ数戦は予選でQ3に進出し、決勝では入賞争いをするという力強いパフォーマンスを披露していただけに、15番手および17番手という今日の予選結果は、Hondaの母国グランプリを迎えるにあたってベストなポジションとは言えません。
今週末は、今のところマシンにスピードがありません。高速コーナーとストレートの両方でパフォーマンス不足に悩まされているので、ダウンフォースとのバランスをどう設定するのか理解するのは容易ではありません。
我々のパフォーマンスはサーキットごとに変化するようなので、ここでパフォーマンス不足となっている原因をちゃんと分析する必要があります。
明日は雨が降らない限り、我々が入賞に向けてレースで十分なポジションをばん回するのは難しいでしょう。ただ、明日の決勝では攻めるつもりです。なにも失うものはありません」
ジェンソン・バトン MP4-31-03
「今のところ厳しい週末です。金曜日にはいいバランスをみつけることができず、マシンがうまく機能していなかったので、今朝フェルナンドのセットアップに切り替えました。
Q1では、フェルナンドのベストタイムとはわずか0.03秒差でした。今週末はこれまであまりいい走りができていなかったので、フェルナンドとあれだけ僅差だったことは、それほど悪い結果ではありません。今日のラップタイムは、単に我々のマシンがここでどれだけ速いかを公平に示すものであり、その結果、私はQ1敗退となりました。
我々のマシンは、低速コーナーやヘビーなブレーキングを要するときに最も実力を発揮します。それに対して、鈴鹿は中高速や長いコーナーがたくさんあるだけではなく、長いストレートもあるので、それらすべてが我々にとって、より難しいものとしています」
エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director
「Hondaの母国グランプリが開催される鈴鹿サーキットで、15番手および17番手という予選結果に終わったことは、当然のことながら残念です。
ただ、フェルナンドもジェンソンもいいラップを走行し、2人のタイム差はわずか0.03秒でした。残念ながら今日はその差がQ2に進出するかどうかの分かれ道となり、ジェンソンは非常に僅差でQ1敗退となりました。
鈴鹿はすばらしいコースであり、実際、ドラマチックで難しいサーキットです。ただ、我々のマシンはその長いストレートと中高速のコーナーには適していないのです。
いつもながら、我々はチャンピオンシップポイントを獲得するために、明日はベストを尽くします。ただ、正直言うと、苦しい戦いになるでしょう」
長谷川 祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
「本日の予選は、残念ながらフェルナンドが15番手、ジェンソンが17番手という大変厳しい結果となりました。昨日のフリー走行からマシンの状態は少し改善されていますが、すべての領域で高いレベルが求められるこの難しい鈴鹿サーキットでは、総合力が足りませんでした。
Q3に進出するためのトップ10までのタイム差は大きくなく、チームおよびドライバーはベストを尽くしてマシンの実力を発揮してくれていますので、明日はレース戦略とマネージメントで少しでも前方のマシンを追い上げたいと思います」