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2016.10.05 F1 - フォーミュラ・ワン世界選手権 第17戦 日本GP 日本GP 1日目フリー走行

日本GP 1日目フリー走行

鈴鹿サーキット、10月7日(金)

「今夜さらになにかを見つける必要があります」

#JapaneseGP
#McLarenLIVE

Hondaの重要な本拠地であり、今週末に日本GPが開催される鈴鹿でフリー走行が始まり、McLaren-Hondaはほぼトラブルフリーで本日のセッションを終了しました。

チームは新しいコンポーネントの評価を、一日かけて実施しました。フェルナンド・アロンソはFP1で小さなスピンを喫し、ジェンソン・バトンはオプションタイヤでのタイム計測中にタイヤをロックしたものの、両ドライバーとも有効なデータを収集しました。我々は明日の大事な予選セッションに向けて、今夜データを精査します。

フェルナンド・アロンソ MP4-31-04

FP1 1分35.003秒(トップとの差 +2.572秒) 10周 9番手
FP2 1分33.985秒(トップとの差 +1.735秒) 37周 8番手

「全体的に、今日は厳しい一日でした。

午後のセッションにおける最も重要な目的は、ロングランを走行しながら各種タイヤへの理解を深めることでした。ただ、セットアップに関してはまだ満足していないので、今夜さらに仕事をする必要があります。

今朝スピンを喫した原因については、現在も調査中です。リアウイングに空力の問題があったようです。幸い、マシンに損傷を与えることなく、FP1の最後まで走行を続けることができました。

今夜さらになにかを見つける必要があります。予選と決勝に向けて今夜行う変更について理解するために、明日のFP3で雨が降らないことを願いましょう。

明日の予選でQ3に進出するのは、かなり難しいかもしれません」


ジェンソン・バトン MP4-31-03

FP1 1分35.677秒(トップとの差 +3.246秒) 24周 13番手
FP2 1分34.398秒(トップとの差 +2.148秒) 29周 16番手

「マシンのシングルラップのペースは、実際それほど悪くないのですが、午後のセッションではいいラップを走行することができませんでした。ただ、明日の予選でラップをうまくまとめることができれば、 トップ10に入れるかもしれません。

しかしながら、ロングランのペースの方がもっと問題です。通常はそれが私の強みなのですが、今日はそうではなかったので、問題を解決する必要があります。タイヤの摩耗がひどく、ほかのマシンよりも状態が悪いので、その原因を調査しているところです。セットアップの問題というよりは、なにかが正しく機能していないように思いますが、明日までに解決できることを願っています。

個人的には、週末に雨が降ることを期待しています。雨が降れば、我々がここでいい結果を出すチャンスが生まれるでしょう」


エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director
「鈴鹿に来ると、いつもすばらしい気分になります。その色、ファン、バナー、ギフトといったすべてのものが、毎回ここでの経験を特別なものにしてくれるのです。それは今年も同じです。今日グランドスタンドでMcLaren-Hondaの帽子やTシャツを着ている観客の皆さんの数が昨年よりも増えたことは、非常に励みになります。

話をレースコースに移すと、フェルナンドは午前中のセッションで一瞬コースから外れました。スプーンカーブにある2つのコーナーの間で予想外にグリップを失ったため、マシン後端の挙動が乱れ、バリアと軽く接触しました。ただ幸いにも、損傷を最小限に抑えることができました。壊れたのはリアウイングのエンドプレートだけであり、走行プログラムの遅れも最小限で済みました。

午後のセッションでは、バランスとドライバビリティを改善するために、両ドライバーが精力的に仕事をしました。変更を施したことによって、完ぺきではないものの、ある程度の進化を遂げることができました。明日の予選に向けて、今夜マシンのセットアップをさらに改善できるようにします」


長谷川 祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
「鈴鹿に戻り、観客の皆さまの温かい声援に包まれて、とてもうれしく思っています。本日のフリー走行では、いつものようにトラックコンディションが不安定なため、マシンのセットアップをいろいろと試しました。従って、このコースでの我々の正確な順位を把握するのは難しいものの、アロンソ選手は比較的安定した走行ができており、初日としてはまずまずの結果だったと思います。

バトン選手は、走行時のタイヤの感触があまり気に入らなかったようで、順位は下位でしたが、アロンソ選手とのタイム差はそれほど大きくないので、明日の巻き返しに期待しています」

フリー走行1

順位 ゼッケン ドライバー チーム タイム/差
16ニコ・ロズベルグMercedes1'32.431
244ルイス・ハミルトン Mercedes+0.215
35セバスチャン・ベッテル Ferrari+1.094
47キミ・ライコネン Ferrari+1.386
53ダニエル・リカルド Red Bull+1.681
633マックス・フェルスタッペン Red Bull+1.948
727ニコ・ヒュルケンベルグ Force India+2.099
811セルジオ・ペレス Force India+2.336
914フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda+2.572
1077バルテッリ・ボッタス Williams+2.950
1126ダニール・クビアト Toro Rosso+3.015
1255カルロス・サインツ Toro Rosso+3.241
1322ジェンソン・バトンMcLaren-Honda+3.246
148ロマン・グロージャン Haas+3.257
1512フェリペ・ナスルSauber+3.536
1619フェリペ・マッサ Williams+3.738
1721エステバン・グティエレスHaas+3.788
189マーカス・エリクソン Sauber+3.863
1920ケビン・マグヌッセン Renault+4.391
2031エステバン・オコン Manor+5.366
2194パスカル・ウェーレイン Manor+5.535
2230ジョリオン・パーマー Renault+5.561

フリー走行2

順位 ゼッケン ドライバー チーム タイム/差
16ニコ・ロズベルグMercedes1'32.250
244ルイス・ハミルトン Mercedes+0.072
37キミ・ライコネン Ferrari+0.323
433マックス・フェルスタッペン Red Bull+0.811
55セバスチャン・ベッテル Ferrari+0.853
611セルジオ・ペレス Force India+1.320
727ニコ・ヒュルケンベルグ Force India+1.623
814フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda+1.735
977バルテッリ・ボッタス Williams+1.778
1055カルロス・サインツ Toro Rosso+1.836
1119フェリペ・マッサ Williams+1.877
123ダニエル・リカルド Red Bull+1.900
138ロマン・グロージャン Haas+1.991
1426ダニール・クビアト Toro Rosso+2.055
1520ケビン・マグヌッセン Renault+2.089
1622ジェンソン・バトンMcLaren-Honda+2.148
1721エステバン・グティエレスHaas+2.393
1830ジョリオン・パーマー Renault+2.510
1912フェリペ・ナスルSauber+2.574
2094パスカル・ウェーレイン Manor+3.042
2131エステバン・オコン Manor+3.150
229マーカス・エリクソン Sauber+4.068

McLaren-Honda

フェルナンド・アロンソ

ジェンソン・バトン

ジェンソン・バトン

ジェンソン・バトン

ジェンソン・バトン

長谷川祐介

長谷川祐介