フェルナンド・アロンソ MP4-31-04

「今日の予選結果は、おおよそ我々が予想していたポジションでした。昨日のフリー走行はとてもよかったのですが、午後の予選で現実に引き戻されたように思います。Q1は我々にとって難しかったです。そして、Q2では新品タイヤを履いて1回だけアタックラップを行うことにし、最大限にプッシュしました。ですから、今日の結果には満足すべきなのです。

モンツァが我々のマシンにとって厳しいサーキットであることは分かっていたものの、マノーと競い合う結果となったのは少し残念です。

今夜、決勝の戦略を練りますが、我々はスタート時のタイヤを自由に選択できるので、明日はあらゆることを最大限に生かせるようにします」

ジェンソン・バトン MP4-31-03

「我々にとって厳しい週末になることは分かっていましたが、今日はもう少しいい結果が得られるのではないかと思っていました。ただ、実際には期待していたほど、うまくはいきませんでした。フリー走行ではいいラップを走行していたものの、今日はラップを完ぺきにまとめることができず、Q2ではフェルナンドにラップタイムで少し追い抜かれてしまいました。

それでも明日はいいレースになるようにします。予選よりも決勝のパフォーマンスの方がいいはずですし、ここ数戦はそれが我々の強みとなっています。最近はスタートもいいので、レースでは前に突き進むことができればと思います」

エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director
「F1の最速サーキットで迎える予選が、我々にとって難しいものになることは分かっていました。ただ、Q3進出に向けてもっと力強い走りができなかったことは残念です。

レースではもう少し力強いパフォーマンスが発揮できるはずです。我々はスタート時のタイヤを自由に選択することができますし、明日の決勝ではコース上およびピットレーンの両方で順位を上げられるようにします。

明日はもっといい結果が出せるよう願っています」

長谷川 祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
「当初からモンツァでの週末は、厳しい戦いを強いられると予想していましたが、本日の予選でフェルナンドが13番手、ジェンソンが15番手という結果に終わったことは、やはり残念でした。

McLaren-Hondaの両ドライバーは本日のFP3および予選ですばらしい走りを見せてくれたものの、このパワーサーキットの特性上、メルセデス・エンジンを搭載した8台のマシンとは、ストレートで大きく離されていたことがタイム差の要因となってしまいました。

ロングランペースは安定していることと、レースではタイヤを自由に選択できるメリットを生かし、ポイント獲得のための戦略をチームと検討し、明日に向けて準備します」