「明日はQ3進出に向けて全力を尽くします」
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本日のフリー走行では、今年ハンガロリンクに敷かれた新しいアスファルトにMP4-31を適応させながら、両ガレージで新しいコンポーネントの取り付けおよび確認を行い、実りの多い一日となりました。1回目のセッションでは、滑りやすい路面にタイヤのゴムが徐々に付着するにつれて、両ドライバーともマシン後端のバランスの悪さに悩まされました。ただ、FP2が終了するころには、2人とも今日の進化に満足していました。
本日の走行では、多数のセットアップコンポーネントを交換し、新しいフロアおよびフロントウイングを含むその他部品のテストを行いました。FP1の最後で、アロンソのパワーユニットのデータに異常が見られたため、午前中と午後のセッションの合間にパワーユニットの交換を行いました。ただ、その交換作業によって走行時間が失われることはほとんどなく、両セッションともにトラブルフリーで、無事終了しました。
フリー走行1
順位 | ゼッケン | ドライバー | チーム | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス・ハミルトン | Mercedes | 1'21.347 |
2 | 6 | ニコ・ロズベルグ | Mercedes | +0.237 |
3 | 5 | セバスチャン・ベッテル | Ferrari | +1.644 |
4 | 7 | キミ・ライコネン | Ferrari | +1.735 |
5 | 3 | ダニエル・リカルド | Red Bull | +1.827 |
6 | 33 | マックス・フェルスタッペン | Red Bull | +2.110 |
7 | 14 | フェルナンド・アロンソ | McLaren-Honda | +2.588 |
8 | 22 | ジェンソン・バトン | McLaren-Honda | +2.614 |
9 | 8 | ロマン・グロージャン | Haas | +2.666 |
10 | 11 | セルジオ・ペレス | Force India | +2.726 |
11 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | Force India | +2.773 |
12 | 19 | フェリペ・マッサ | Williams | +2.807 |
13 | 77 | バルテッリ・ボッタス | Williams | +3.023 |
14 | 55 | カルロス・サインツ | Toro Rosso | +3.232 |
15 | 9 | マーカス・エリクソン | Sauber | +3.634 |
16 | 50 | シャルル・ルクレール | Haas | +3.834 |
17 | 12 | フェリペ・ナスル | Sauber | +3.909 |
18 | 45 | エステバン・オコン | Renault | +3.913 |
19 | 26 | ダニール・クビアト | Toro Rosso | +3.977 |
20 | 88 | リオ・ハリアント | Manor | +5.665 |
21 | 94 | パスカル・ウェーレイン | Manor | +5.902 |
22 | 30 | ジョリオン・パーマー | Renault | +7.213 |
フリー走行2
順位 | ゼッケン | ドライバー | チーム | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 6 | ニコ・ロズベルグ | Mercedes | 1'20.435 |
2 | 3 | ダニエル・リカルド | Red Bull | +0.595 |
3 | 5 | セバスチャン・ベッテル | Ferrari | +0.913 |
4 | 33 | マックス・フェルスタッペン | Red Bull | +1.335 |
5 | 44 | ルイス・ハミルトン | Mercedes | +1.525 |
6 | 7 | キミ・ライコネン | Ferrari | +1.623 |
7 | 14 | フェルナンド・アロンソ | McLaren-Honda | +1.893 |
8 | 22 | ジェンソン・バトン | McLaren-Honda | +1.952 |
9 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | Force India | +2.014 |
10 | 11 | セルジオ・ペレス | Force India | +2.218 |
11 | 21 | エステバン・グティエレス | Haas | +2.238 |
12 | 19 | フェリペ・マッサ | Williams | +2.246 |
13 | 55 | カルロス・サインツ | Toro Rosso | +2.254 |
14 | 77 | バルテッリ・ボッタス | Williams | +2.338 |
15 | 8 | ロマン・グロージャン | Haas | +2.429 |
16 | 26 | ダニール・クビアト | Toro Rosso | +2.513 |
17 | 20 | ケビン・マグヌッセン | Renault | +2.912 |
18 | 9 | マーカス・エリクソン | Sauber | +3.002 |
19 | 30 | ジョリオン・パーマー | Renault | +3.093 |
20 | 12 | フェリペ・ナスル | Sauber | +3.551 |
21 | 94 | パスカル・ウェーレイン | Manor | +3.557 |
22 | 88 | リオ・ハリアント | Manor | +3.830 |
フェルナンド・アロンソ MP4-31-04
「今日は両セッションの合間にパワーユニットの交換を行ったので、我々のガレージでは、すでに忙しい週末を迎えています。FP1でエンジンに不具合があるような感触はなかったのですが、セッション終了後にデータに異常が見られたたため、HondaはFP2に向けてエンジンを交換することを選択しました。
今日の我々のポジションはなかなかいいように見えますが、明日どうなるのか様子を見る必要があります。特にセットアップに関しては、まだ改善すべき点がかなり残っていますが、いくつかアイデアはあります。
明日の予選では、Q3進出に向けて全力を尽くします。ここ数戦ですでに何度かQ3に進出しているので、明日もそのチャンスはあると思っています。
このサーキットでオーバーテイクするのは非常に難しいので、できる限り上のポジションから決勝をスタートすることが重要です」
ジェンソン・バトン MP4-31-03
「ロングランと、燃料が少ない状態での走行の両方で、マシンの感触にはかなり満足しています。ただ、日曜日のレースでは、タイヤの摩耗が重要な要素となります。ソフトタイヤの摩耗の仕方はとてもいいのですが、スーパーソフトは少し厳しい状況です。
ハンガロリンクは、いつもドライブするのが非常に楽しいサーキットです。ドライバーにいい感触を与えてくれますし、今年は路面のグリップが増したので、特にそう感じます。アスファルトについては、個人的には新しくスムーズな路面が気に入っていますし、チームにとってもいい方向に機能しているようです。
今回は、中団グループがかなりタイトです。今日は午前中と午後の両セッションで7番手および8番手でしたが、それより下のポジションのラップタイムはどれも非常に接近していました。ですから、接近戦が繰り広げられるのは、我々の前ではなく、後ろです。
我々の目標は、明日の予選でできる限りいいポジションにつけ、日曜日の決勝でワールドチャンピオンシップポイントをいくつか獲得することです。それを達成することはできるはずですし、それが我々の目標です」
エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director
「走行プログラムに関して言うと、今日はいい一日でした。
FP1とFP2の両セッションの大半で、マシン2台ともがいい走りをしました。我々はいい進化を遂げることができ、今日のセッション終了前には、マシンのハンドリングバランスが満足できるレベルになったと、両ドライバーから報告を受けました。
曲がりくねったコースで知られるハンガロリンクは、ほかの多くのサーキットのレイアウトよりも、McLaren-Hondaのマシンの性能に合っているのかもしれません。もしそうであれば、チャンスが巡ってきたときには冷静に対処します。
我々は励みになるスタートを切った本日の結果を足掛かりにするため、今日収集したデータをこれから精査します。我々の目標は、明日の予選で2台ともがいいポジションにつけ、日曜日の決勝ではそこからいい戦いを繰り広げて、ワールドチャンピオンシップポイントを獲得することです」
長谷川 祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
「ハンガリーの初日は、車体の空力パーツがいくつか投入され、その確認作業で忙しい一日となりました。
アロンソのマシンでは、午前中の最後にエンジンデータに異常が見られたため、念のために午後の走行に向けてパワーユニットの交換を行いました。詳細についてはこれから確認作業を行います 。
本日の走行ポジションから週末の競争力を測ることは難しいですが、ドライバーはマシンの状態に比較的いい感触を得ているようで、明日に向けていいスタートが切れたと思っています」