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2016.07.01 F1 - フォーミュラ・ワン世界選手権 第9戦 オーストリアGP オーストリアGP 1日目フリー走行

オーストリアGP 1日目フリー走行

ツェルトベグ、7月1日(金)

「日曜日に雨が降った場合は、どんなチャンスにも備える必要がある」

#AustrianGP
#McLarenLIVE

本日のオーストリアの天候は午後から雨が予想されていたため、チームは一部のプログラムを午前中のセッションに前倒し、フェルナンド・アロンソのマシンに搭載した独特の外観を持つ新しいリアウイングの設定を含む、多数の空力テストを実施しました。

午後は予報通り激しい豪雨に見舞われ、FP2の大半は走行不可となったものの、雨はすぐに止み、コースはドライコンディションへと変わりました。セッション終盤には、オプションタイヤでの走行を実施することができたものの、通常、金曜日に行うロングランは悪天候のため中止となりました。

土日は両日とも豪雨の予報であり、オーストリアは波乱の週末となりそうです。

フェルナンド・アロンソ MP4-31-04

FP1 1分09.567秒(トップとの差 +2.194秒) 30周 14番手
FP2 1分09.075秒(トップとの差 +1.108秒) 26周 11番手

「サーキットの新しい路面は、そこそこ気に入っています。非常にスムーズですし、凹凸はありません。グリップもありましたし、それについてはかなりよかったです。午後のセッションでは、雨が降ったあとにコースを走る機会がありました。ドライコンディション用のタイヤを装着できるぐらいにサーキットが乾くまで、たった30分しかかかりませんでした。

午後のように日曜日の決勝でも雨が降った場合は、どんなチャンスにも備え、かつ集中して臨む必要があります。我々はチャンスを生かさなければなりません。

今日は新しいパーツをいくつかテストし、その結果はポジティブなものと、それほどポジティブではないものがありました。ただ、明日すべてのものをマシンに取り付けて、ラップをまとめた際は、我々には競争力があると思っています」


ジェンソン・バトン MP4-31-03

FP1 1分09.365秒(トップとの差 +1.992秒) 31周 13番手
FP2 1分08.994秒(トップとの差 +1.027秒) 29周 10番手

「新しいアスファルトが敷かれているものの、コーナーのキャンバーが変更されているので、ここでの走行が難しくなっています。また、このサーキットには利用できる幅の広いカーブがたくさんありますが、それによってマシンのフロアが摩耗するため、だれにとっても難しい状況です。

今日は3種類のドライタイヤをすべて使用しましたが、どのタイヤがレース用に一番いいのかはまだはっきり分かりません。一方、インターミディエイトタイヤ(雨用タイヤ)を履いた際には、我々のマシンは上位につけており、これはポジティブな点でした。

ライバルチームの速いマシンが何台もいるので、明日の予選でQ3に進出するのは容易ではないでしょう。ただ、土日は雨の予報なので、我々にとってチャンスとなるはずです」


エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director
「今日は目まぐるしく変わる天候に合わせて走行プログラムを入れ替えなければならず、 チームにとっては難しい一日となりました。午後のセッション中に降った雨は驚くほど突然降り出し、雨脚も強かったのですが、幸いにも雨はすぐに止み、FP2の終了前にはコース上で少し走行することができました。

ただ、今日は悪天候により有効なロングランのデータを収集する機会を逃してしまったため、明日は(天候によるものの)まだ少し作業が残っています。我々は予選に向けて最善の準備をします。

午前中のセッションでは、新しいパーツを導入するために多数の空力テストを実施しました。今日は十分な走行ができなかったものの、両ドライバーともマシンのバランスには満足していました。ただ、明日の予選でのQ3進出、日曜日の決勝でのポイント獲得を狙うには、まだ少し改善する必要があります」


長谷川 祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
「本日は、不安定な天候の影響で非常に慌ただしい一日となりましたが、パワーユニットとしては第8戦ヨーロッパGPより継続して使用しているため、セッティング上の大きな変更はなく、車体のセットアップに集中しました。

第7戦カナダGPでアップデートしたターボの回生効率が、ここオーストリアでもしっかりと効果を発揮していることが昨年のデータと比較して確認でき、あとは明日の予選と日曜日のレースに合わせて微調整を残すのみとなります。

週末を通して変わりやすい天気が予想されているため、それぞれの状況に合わせたセッティングを見いだすことが重要だと考えています」

フリー走行1

順位 ゼッケン ドライバー チーム タイム/差
16ニコ・ロズベルグMercedes1'07.373
244ルイス・ハミルトン Mercedes+0.357
35セバスチャン・ベッテル Ferrari+0.649
47キミ・ライコネン Ferrari+0.849
53ダニエル・リカルド Red Bull+1.155
655カルロス・サインツ Toro Rosso+1.430
719フェリペ・マッサ Williams+1.451
833マックス・フェルスタッペン Red Bull+1.589
926ダニール・クビアト Toro Rosso+1.617
1077バルテッリ・ボッタス Williams+1.625
118ロマン・グロージャン Haas+1.705
1227ニコ・ヒュルケンベルグ Force India+1.907
1322ジェンソン・バトンMcLaren-Honda+1.992
1414フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda+2.194
1520ケビン・マグヌッセン Renault+2.334
1694パスカル・ウェーレイン Manor+2.402
1730ジョリオン・パーマー Renault+2.478
189マーカス・エリクソン Sauber+2.556
1921エステバン・グティエレスHaas+2.737
2012フェリペ・ナスルSauber+2.941
2188リオ・ハリアントManor+3.120
2234アルフォンソ・セリスForce India+3.487

フリー走行2

順位 ゼッケン ドライバー チーム タイム/差
16ニコ・ロズベルグMercedes1'07.967
244ルイス・ハミルトン Mercedes+0.019
327ニコ・ヒュルケンベルグ Force India+0.613
45セバスチャン・ベッテル Ferrari+0.622
53ダニエル・リカルド Red Bull+0.682
655カルロス・サインツ Toro Rosso+0.746
733マックス・フェルスタッペン Red Bull+0.794
87キミ・ライコネン Ferrari+0.853
977バルテッリ・ボッタス Williams+0.974
1022ジェンソン・バトンMcLaren-Honda+1.027
1114フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda+1.108
1219フェリペ・マッサ Williams+1.217
1326ダニール・クビアト Toro Rosso+1.240
1411セルジオ・ペレス Force India+1.259
1520ケビン・マグヌッセン Renault+1.558
1630ジョリオン・パーマー Renault+2.053
1794パスカル・ウェーレイン Manor+2.067
1821エステバン・グティエレスHaas+2.171
199マーカス・エリクソン Sauber+2.173
208ロマン・グロージャン Haas+2.433
2112フェリペ・ナスルSauber+2.477
2288リオ・ハリアントManor+3.361

ジェンソン・バトン

ジェンソン・バトン

ジェンソン・バトン

ジェンソン・バトン

フェルナンド・アロンソ

フェルナンド・アロンソ

フェルナンド・アロンソ

長谷川 祐介