2016.05.25 F1 - フォーミュラ・ワン世界選手権 第6戦 モナコGP モナコGP プレビュー

モナコGP プレビュー

Hondaは、FIAフォーミュラ・ワン世界選手権(以下、F1)の第6戦モナコGP(開催地:モナコ・モンテカルロ、5月26日、28〜29日)に向けて準備を進めています。今大会のサーキット情報や、今週末のレースの見所などをレポートします。

コメント

長谷川祐介 株式会社本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
「モナコはシーズン屈指のテクニカルなサーキットであり、我々のパッケージにはより適していると思います。マシンのフルポテンシャルを出すために、パワーユニットのセットアップと車体のバランスをうまくとり、予選、レースでのチームの競争力に期待しています。

市街地で狭いコースの上では、McLaren-Hondaの両ドライバーのベテランらしい経験とスキルが活かせると考えており、今シーズン初めて登場となるウルトラソフトタイヤがモナコのサーキットでどういった走りを見せるのかも楽しみにしています」

レース日時
5月26日(木) フリー走行1 10:00〜11:30(日本時間 17:00〜18:30)
フリー走行2 14:00〜15:30(日本時間 21:00〜22:30)
5月28日(土) フリー走行3 11:00〜12:00(日本時間 18:00〜19:00)
予選 14:00〜15:00(日本時間 21:00〜22:00)
5月29日(日) 決勝レース 14:00〜 (日本時間 21:00〜)
※決勝レースは78周完走、もしくは2時間経過時点の周回で終了
サーキット情報
サーキット名 モンテカルロ市街地コース
所在地 モナコ・モンテカルロ
コース全長 3.337km
周回数 78周
トップスピード 時速295km
特徴 モナコ市街地サーキットは、1950年にグランプリサーキットとして登場してからほとんど形状を変えておらず、F1で最も低速で全長が短いサーキットである。GP週末中の夕方を含め、通常は一般道路として使われているコースのためにグリップレベルが低く、毎朝路面コンディションが異なる。したがって、朝一番の走行には車体とタイヤのバランス確認が重要となる。レースでは中低速コーナーからの度重なる加減速がマシンの上下動による負担を増やし、通常のレース専用サーキットに比べてよりソフトなサスペンションの設定を強いられるほか、コーナー立ち上がりのトラクションを活かすことがチームの課題となる。市街地特有の狭いコースとその間際に建つバリア、曲がりくねったブラインドコーナーの数々は、ドライバーの腕も試されるサーキットであり、一瞬たりとも気が抜けない長いレースとなる。レースタイヤは、今シーズン初めてとなる、ウルトラソフト、スーパーソフト、ソフトの3種が用意されており、サーキットに適したタイヤセッティングを各チームがフリー走行で試し、その後のレース戦略をどう左右するのかも見所となる。
気候 レース週末は20℃を越える穏やかな暖かさが予想されている。

2015年優勝者:ニコ・ロズベルグ (メルセデス・AMG・ペトロナス・F1チーム)
2015年ファステストラップ:ダニエル・リカルド 1分18秒063 (74周目、レッドブル・レーシング)
ラップレコード:1分18秒063 (2015年、ダニエル・リカルド、レッドブル・レーシング)

※ FIAとは、Fédération Internationale de l'Automobile(国際自動車連盟)の略称