モータースポーツ > F1 - フォーミュラ・ワン世界選手権 > 開幕戦 オーストラリアGP 1日目フリー走行
2016.03.18 F1 - フォーミュラ・ワン世界選手権 開幕戦 オーストラリアGP オーストラリアGP 1日目フリー走行

オーストラリアGP 1日目フリー走行 レポート

2016年3月18日(金)・1日目フリー走行  会場:アルバート・パーク

「今日は一日を最大限に活用できた」

#AusGP
#McLarenLIVE

フリー走行の初日は、度重なる雨や強風、および一日を通して変わりやすい天候に見舞われたため、全体的なパフォーマンスを正確に読み取ることは難しい一日となりました。それでもMcLaren-Hondaチームは、午後に一連のテストと確認を行う中で常に競争力のある走りをみせ、チームの順応性、経験および効率のよさを示しました。

本日はウエットコンディションでの走行となったため、明日の午後に行われるFP3は忙しくなることが予想されますし、その3時間後には予測不可能でエキサイティングな予選が実施されます。それらのセッションに向けた今夜の準備から、今日学んだことを十分に活かしていくつもりです。

フェルナンド・アロンソ MP4-31-01

FP1 1分33.060秒
(トップとの差 +3.335秒)
11周 7番手
FP2 1分39.895秒
(トップとの差 +1.054秒)
16周 6番手

「今日は一日を終えて、我々はかなり満足できたと思います。

ここメルボルンに戻ってこられてうれしく思います。冬季テストを終えて別のサーキットに行くと、時にサプライズがあるもので、それはうれしいものとそうでないものがありますが、今日は我々にとってうれしいサプライズでした。

本日のプログラムはほぼ完了しましたが、ドライコンディションでの走行が十分にできなかったため、完了できなかったことがいくつかあります。ただ、これはほかのチームも同じです。明日は、ブレーキや車高の確認ができればと思います。

明日の予選に向けて、我々には明確かつ体系的なプランがあります。両マシンを同時に走らせるため、両ドライバーのピットクルーの間ですべてのことを整理し、一緒に進めることによって、両マシンに同時に集中できるようにする必要があります。

これは新しい予選方式なので、最初の数戦はそれでミスをするチームが出ることは避けられないと思いますが、McLaren-Hondaがその内の1チームにならないよう願っています」


ジェンソン・バトン MP4-31-03

FP1 1分33.129秒
(トップとの差 +3.404秒)
16周 8番手
FP2 1分40.008秒
(トップとの差 +1.167秒)
13周 7番手

「今日はレースカーで走るのが容易ではない一日でした。たとえドライコンディションだったとしても、時速50kmの強風のため非常に難しいコンディションでしたし、雨も降っていたため、さらに困難な状況でした。実際、今日のような雨や風といったコンディションでは、マシンのコントロールを非常に失いやすいので、正直、明日はもっと穏やかな天候になるように願っています。

それでも、我々はエンジンと車高に関する一部の設定を試すことができました。もっといろいろと試したいことはありましたが、今日のような悪天候でやってもあまり意味がありません。ただ、全体的に、今日は一日を最大限に活用することができたと思います。

明日の予選については、どういう形で行われるのかをファンの皆さんに分かっておいてもらうことが大切だと思います。F1というスポーツではファンが大きな役割を担っているので、その皆さんが変更理由を理解することが大切です。

今後数戦はミスをするチームやドライバーが出てくるでしょうが、我々は十分な準備ができていると思います」


エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director
「今日の両セッションにおける我々のポジションは、予測できない難しいコンディションへ対処する際の、チームの経験と能力を示すものでした。ミスをしたり、有効な走行を行うチャンスを逃しやすいい状況であったにもかかわらず、我々はその正反対のことをやってのけました。コース上がクリアなときには常に有効なデータをたくさん収集し、残りの週末に向けて我々が採用すべき方向性をしっかりと理解することができました。

今日は非常に励みになる一日でした。まだやるべき作業があるのは分かっていますが、今日は我々が信頼性とパフォーマンスの両方で真の進化を遂げたことを示す一日でした。土日の2日間は予期せぬ変わりやすいコンディションが待ち構えています。ただ、今週末、ポテンシャルを最大限発揮することに向けては、我々は有利な立場にいます」


長谷川 祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
「2016年開幕戦の初日は、時速50kmを越える強風や雨など、悪天候に見舞われました。

各チームも同じことと思いますが、悪天候のために残念ながらマシン全体のパフォーマンスを確認することはできませんでした。幸い、我々は2人のドライバーが悪状況の中でも堅実に周回を重ねてくれたため、開幕前テストで積み重ねてきたデータをもとに、パワーユニットの最終セッティングが進み、明日に向けて少し前進ができたと思います。

明日の走行では、このデータを元にレースに向けたマシンのセッティングを行います」

フリー走行1

順位 ゼッケン ドライバー チーム タイム/差
144ルイス・ハミルトン Mercedes1'29.725
226ダニール・クビアト Red Bull+0.421
33ダニエル・リカルド Red Bull+1.150
427ニコ・ヒュルケンベルグ Force India+1.600
533マックス・フェルスタッペン Toro Rosso+1.995
66ニコ・ロズベルグMercedes+2.089
714フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda+3.335
822ジェンソン・バトンMcLaren-Honda+3.404
911セルジオ・ペレス Force India+3.645
1020ケビン・マグヌッセン Renault+4.335
1177バルテッリ・ボッタス Williams+4.825
1219フェリペ・マッサ Williams+4.954
1312フェリペ・ナスルSauber+5.071
1430ジョリオン・パーマー Renault+5.752
159マーカス・エリクソン Sauber+8.231
1694パスカル・ウェーレイン Manor+10.676
177キミ・ライコネン Ferrari+11.029
1821エステバン・グティエレスHaas+12.055
1988リオ・ハリアントManor+13.647
208ロマン・グロージャン Haas+13.718
215セバスチャン・ベッテル Ferrari
2255カルロス・サインツ Toro Rosso

フリー走行2

順位 ゼッケン ドライバー チーム タイム/差
144ルイス・ハミルトン Mercedes1'38.841
227ニコ・ヒュルケンベルグ Force India+0.467
37キミ・ライコネン Ferrari+0.645
43ダニエル・リカルド Red Bull+0.694
555カルロス・サインツ Toro Rosso+0.853
614フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda+1.054
722ジェンソン・バトンMcLaren-Honda+1.167
85セバスチャン・ベッテル Ferrari+1.920
911セルジオ・ペレス Force India+2.415
1026ダニール・クビアト Red Bull+3.570
1121エステバン・グティエレスHaas+4.050
1294パスカル・ウェーレイン Manor+4.560
138ロマン・グロージャン Haas+4.890
1488リオ・ハリアントManor+5.463
156ニコ・ロズベルグMercedes+8.515
1620ケビン・マグヌッセン Renault
1730ジョリオン・パーマー Renault
1819フェリペ・マッサ Williams
1977バルテッリ・ボッタス Williams

ジェンソン・バトン

ジェンソン・バトン

ジェンソン・バトン

ジェンソン・バトン

ジェンソン・バトン

フェルナンド・アロンソ

フェルナンド・アロンソ