「今日は一日を最大限に活用できた」
#AusGP
#McLarenLIVE
フリー走行の初日は、度重なる雨や強風、および一日を通して変わりやすい天候に見舞われたため、全体的なパフォーマンスを正確に読み取ることは難しい一日となりました。それでもMcLaren-Hondaチームは、午後に一連のテストと確認を行う中で常に競争力のある走りをみせ、チームの順応性、経験および効率のよさを示しました。
本日はウエットコンディションでの走行となったため、明日の午後に行われるFP3は忙しくなることが予想されますし、その3時間後には予測不可能でエキサイティングな予選が実施されます。それらのセッションに向けた今夜の準備から、今日学んだことを十分に活かしていくつもりです。
フリー走行1
順位 | ゼッケン | ドライバー | チーム | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス・ハミルトン | Mercedes | 1'29.725 |
2 | 26 | ダニール・クビアト | Red Bull | +0.421 |
3 | 3 | ダニエル・リカルド | Red Bull | +1.150 |
4 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | Force India | +1.600 |
5 | 33 | マックス・フェルスタッペン | Toro Rosso | +1.995 |
6 | 6 | ニコ・ロズベルグ | Mercedes | +2.089 |
7 | 14 | フェルナンド・アロンソ | McLaren-Honda | +3.335 |
8 | 22 | ジェンソン・バトン | McLaren-Honda | +3.404 |
9 | 11 | セルジオ・ペレス | Force India | +3.645 |
10 | 20 | ケビン・マグヌッセン | Renault | +4.335 |
11 | 77 | バルテッリ・ボッタス | Williams | +4.825 |
12 | 19 | フェリペ・マッサ | Williams | +4.954 |
13 | 12 | フェリペ・ナスル | Sauber | +5.071 |
14 | 30 | ジョリオン・パーマー | Renault | +5.752 |
15 | 9 | マーカス・エリクソン | Sauber | +8.231 |
16 | 94 | パスカル・ウェーレイン | Manor | +10.676 |
17 | 7 | キミ・ライコネン | Ferrari | +11.029 |
18 | 21 | エステバン・グティエレス | Haas | +12.055 |
19 | 88 | リオ・ハリアント | Manor | +13.647 |
20 | 8 | ロマン・グロージャン | Haas | +13.718 |
21 | 5 | セバスチャン・ベッテル | Ferrari | |
22 | 55 | カルロス・サインツ | Toro Rosso |
フリー走行2
順位 | ゼッケン | ドライバー | チーム | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス・ハミルトン | Mercedes | 1'38.841 |
2 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | Force India | +0.467 |
3 | 7 | キミ・ライコネン | Ferrari | +0.645 |
4 | 3 | ダニエル・リカルド | Red Bull | +0.694 |
5 | 55 | カルロス・サインツ | Toro Rosso | +0.853 |
6 | 14 | フェルナンド・アロンソ | McLaren-Honda | +1.054 |
7 | 22 | ジェンソン・バトン | McLaren-Honda | +1.167 |
8 | 5 | セバスチャン・ベッテル | Ferrari | +1.920 |
9 | 11 | セルジオ・ペレス | Force India | +2.415 |
10 | 26 | ダニール・クビアト | Red Bull | +3.570 |
11 | 21 | エステバン・グティエレス | Haas | +4.050 |
12 | 94 | パスカル・ウェーレイン | Manor | +4.560 |
13 | 8 | ロマン・グロージャン | Haas | +4.890 |
14 | 88 | リオ・ハリアント | Manor | +5.463 |
15 | 6 | ニコ・ロズベルグ | Mercedes | +8.515 |
16 | 20 | ケビン・マグヌッセン | Renault | |
17 | 30 | ジョリオン・パーマー | Renault | |
18 | 19 | フェリペ・マッサ | Williams | |
19 | 77 | バルテッリ・ボッタス | Williams |
フェルナンド・アロンソ MP4-31-01
(トップとの差 +3.335秒)
(トップとの差 +1.054秒)
「今日は一日を終えて、我々はかなり満足できたと思います。
ここメルボルンに戻ってこられてうれしく思います。冬季テストを終えて別のサーキットに行くと、時にサプライズがあるもので、それはうれしいものとそうでないものがありますが、今日は我々にとってうれしいサプライズでした。
本日のプログラムはほぼ完了しましたが、ドライコンディションでの走行が十分にできなかったため、完了できなかったことがいくつかあります。ただ、これはほかのチームも同じです。明日は、ブレーキや車高の確認ができればと思います。
明日の予選に向けて、我々には明確かつ体系的なプランがあります。両マシンを同時に走らせるため、両ドライバーのピットクルーの間ですべてのことを整理し、一緒に進めることによって、両マシンに同時に集中できるようにする必要があります。
これは新しい予選方式なので、最初の数戦はそれでミスをするチームが出ることは避けられないと思いますが、McLaren-Hondaがその内の1チームにならないよう願っています」
ジェンソン・バトン MP4-31-03
(トップとの差 +3.404秒)
(トップとの差 +1.167秒)
「今日はレースカーで走るのが容易ではない一日でした。たとえドライコンディションだったとしても、時速50kmの強風のため非常に難しいコンディションでしたし、雨も降っていたため、さらに困難な状況でした。実際、今日のような雨や風といったコンディションでは、マシンのコントロールを非常に失いやすいので、正直、明日はもっと穏やかな天候になるように願っています。
それでも、我々はエンジンと車高に関する一部の設定を試すことができました。もっといろいろと試したいことはありましたが、今日のような悪天候でやってもあまり意味がありません。ただ、全体的に、今日は一日を最大限に活用することができたと思います。
明日の予選については、どういう形で行われるのかをファンの皆さんに分かっておいてもらうことが大切だと思います。F1というスポーツではファンが大きな役割を担っているので、その皆さんが変更理由を理解することが大切です。
今後数戦はミスをするチームやドライバーが出てくるでしょうが、我々は十分な準備ができていると思います」
エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director
「今日の両セッションにおける我々のポジションは、予測できない難しいコンディションへ対処する際の、チームの経験と能力を示すものでした。ミスをしたり、有効な走行を行うチャンスを逃しやすいい状況であったにもかかわらず、我々はその正反対のことをやってのけました。コース上がクリアなときには常に有効なデータをたくさん収集し、残りの週末に向けて我々が採用すべき方向性をしっかりと理解することができました。
今日は非常に励みになる一日でした。まだやるべき作業があるのは分かっていますが、今日は我々が信頼性とパフォーマンスの両方で真の進化を遂げたことを示す一日でした。土日の2日間は予期せぬ変わりやすいコンディションが待ち構えています。ただ、今週末、ポテンシャルを最大限発揮することに向けては、我々は有利な立場にいます」
長谷川 祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
「2016年開幕戦の初日は、時速50kmを越える強風や雨など、悪天候に見舞われました。
各チームも同じことと思いますが、悪天候のために残念ながらマシン全体のパフォーマンスを確認することはできませんでした。幸い、我々は2人のドライバーが悪状況の中でも堅実に周回を重ねてくれたため、開幕前テストで積み重ねてきたデータをもとに、パワーユニットの最終セッティングが進み、明日に向けて少し前進ができたと思います。
明日の走行では、このデータを元にレースに向けたマシンのセッティングを行います」