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11位マイケル・アンドレッティの走り
アンドレッティとカナーンのコークスクリューの走り
カナーンは最後までレースを諦めず12位
中野は14位でフィニッシュ
CARTチャンピオンシップ・
シリーズ
Laguna Seca
[2002.06.09]
CARTレースレポート
CARTレースレポート 
[決勝レース結果は、 Results Data Archives をご覧ください]
第5戦 ラグナセカ(カリフォルニア州)
2002年 6月9日開催  
天候:晴れ 気温:20℃
Honda勢に不運のアクシデントが続発
アンドレッティの11位入賞が最高

ロードコースとなる第5戦はカリフォルニア州モンテレーの“マツダ・レースウェイ・ラグナセカ”で開催。晴天のもと午後1時36分にスタートした決勝レースは、オープニング・ラップのターン2で多重アクシデントが発生。Hondaドライバーのダリオ・フランキッティとエイドリアン・フェルナンデスが巻き込まれて早々にリタイアとなってしまう。その後ポール・トレイシーも最初のピットストップ直後に後輪が脱落するトラブルに見まわれて戦線離脱。Honda勢に不運のアクシデントが続発する。前半から中盤にかけて中野信治がポイント圏内で走行するが、最後のピットストップ後14位に後退。マイケル・アンドレッティの11位フィニッシュが最高位となった。

第5戦は今シーズン2度目となるパーマネント・ロードコースのラグナセカで開催。今年でCARTシリーズ開催20周年を迎えるこのサーキットは、山岳部の地形を上手く利用した高低差の大きなコース。最も高い位置からうねる様に急降下する“コークスクリュー”は特に有名だ。

予選6月8日(土)
パッシングが困難とされるこのコースでは、予選グリッドが勝敗に大きな影響を与える。注目の集まった最終予選では、初日から毎セッションHonda勢トップのタイムをマークしていたトニー・カナーンが初日のタイムを凌ぐ70.043秒をセッション終了8分前にマーク。残り時間でさらなるタイム更新を狙っていたものの、エンジン・ブローしたマシンによってレコードラインにオイルが撒かれてしまったため、それ以上のタイムアップを断念。予選4番手、グリッド2列目を確保するに留まった。今回が記念すべき150戦目となるエイドリアン・フェルナンデスは初日からタイムアップしたものの、結果的に70.449秒で13番グリッドを確保。その横には初日の最下位グリッドから14番手まで順位を上げた参戦100戦目のダリオ・フランキッティが並ぶ。チームメイトのポール・トレイシーは16位、中野信治は18位、マシンセットアップが思うようにいかなかったマイケル・アンドレッティは19位と、自身のレースキャリアで初めて最後尾からのスタートとなった。

決勝6月9日(日)
午後1時36分、グリーン・フラッグが振り下ろされて90周のレースがスタート。ところがオープニングラップのターン2、ヘアピンで多重アクシデントが発生。エイドリアン・フェルナンデスとダリオ・フランキッティが巻き込まれ、スタート早々戦列離脱となってしまう。その際にポール・トレイシーも右サイド・ポンツーンを破損するがそのまま続行。レースはフルコース・コーションとなった。

ここで中野信治が大幅にポジションアップ、予選18位のポジションからいっきに10位まで躍進する。なんとか走行を続けていたポール・トレイシーは、16周目のグリーン・フラッグ下でピット・ストップを行いコースへと復帰。ところがその直後に左後輪が突然脱落し、こちらもリタイアを余儀なくされてしまった。

さらに、このフルコースコーション中にピットストップを行ったトニー・カナーンが、ピットアウト時に隣のピットのエアホースを乗り越えたことでペナルティを科せられ、最後尾までのポジションダウン。HondaターボV8エンジン勢を次々と不運のアクシデントが襲う展開となった。

そんな中、中野信治は30周目に9位まで順位を上げ、最後尾からのスタートとなったマイケル・アンドレッティも28周目の“コークスクリュー”でM.パピスをパスする積極的な走りを披露。ピット・ストップのタイミングをずらす作戦で、30周目には10番手まで順位を上げてきた。その後もマイケル・アンドレッティは中盤から後半にかけてポジションアップを図り、56周目には9位まで順位を上げて上位を目指す。

しかしながら思いどおりに走らないマシンに手を焼き、合計7回ものピットストップを行なわなければならなかったマイケル・アンドレッティは最終的に11位入賞。ペナルティで後退したトニー・カナーンは最後までレースを諦めず12位入賞となる。開幕以来マシントラブルに泣いてきたトニー・カナーンは、開幕から5戦目にして念願の初完走を果たし、貴重なポイント獲得となった。

今回予選18番手からスタートした中野信治は、オープニングラップのアクシデント後のフルコースコーションでいっきに10位までポジションアップ。その後レース中盤には一時9位を走行してHonda勢トップを維持するが、2度目のピットストップで13位へポジションダウンしてしまう。さらに63周目のピットストップで15位まで後退。その後アンダーステアに悩まされながらも必死にポジション挽回を狙う中野信治だったが、14位でフィニッシュとなった。


M.アンドレッティ(11位)
わずか2点を得るためにかなりの努力をしたよ。今日はこれまでの中でもかなりハードなレースだった。ハンドリングに問題を抱えたまま決勝に挑んだため、苦戦を強いられたよ。チームとしてもやるべきことはすべてやったし、ポイントを獲得することが出来ただけでもハッピーだ。

T.カナーン(12位)
あのペナルティがすべてを台無しにした。おかげでトップグループから大きく引き離されてしまった。このコースはパスが難しいから、レースで勝てたかどうかはなんとも言えないが、少なくともトップ5は狙えた。今日の結果は残念だけど、次回のポートランドにかけるよ。

中野 信治(14位)
今日は大変難しいレースでした。このレースウィークに入ってからいろいろなトラブルに遭遇し、特にシャシーのセットアップに苦労してしまい、決勝では最初から強いアンダーステアに悩まされました。

P.トレイシー(17位)
スタート直後のアクシデントではリタイアこそ免れたものの、サイドのウイングレットを破損してしまった。最初のピットストップで集団から抜け出そうとしたが、見てのとおり後輪が脱落してしまい、残念な結果に終わってしまった。これもモータースポーツだ。次のレースに賭けるよ。

A.フェルナンデス(18位)
ビデオを見てみないとなんとも言えないが、狭いコーナーにマシンが集まり過ぎて起きてしまったアクシデントだ。今季最初のDNFとなってしまった。追い越しが困難なコースだから、序盤で出来る限り前に出る必要があったが、今回はそれが上手くいかなかったよ。

D.フランキッティ(19位)
一周目のアクシデントでは巻き込まれないように必死だった。誰かがミシェル(ジョルダイン)をヒットしたのが見えたから、外回りで回避したつもりだったが、結局当てられてしまった。今回はある程度ローラ・シャシーのデータを採取できたので、次戦にフィードバックしたい。

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