ロボット開発の歴史
ASIMO開発の歴史
2011
▌世界初の自律行動制御技術を新たに搭載
自律性がさらに高まり、人の操作を介在せずに連続して動き続けることが可能となりました。 また、知能面、身体面ともに状況適応能力が格段に向上したことで多くの人が行き交うパブリックスペースや、オフィスといった環境での実用化にまた一歩近づきました。

新機能

<知的能力の進化>
・お客様へのプレゼンを中断し、お客様に飲み物が来たことを知らせる
・3人が同時に発する言葉を聞き分ける
・人の歩く方向を予測して、ぶつからないように進む
<身体能力の進化>
・時速9km走行
・両足ジャンプ・片足ジャンプ
・凹凸のある路面を踏破
<作業機能の向上>
・水筒を握り、ふたを開け、紙コップに水を注ぐ
・手話表現
2007
▌人や複数のASIMOがいる環境下で、複数のASIMOが連続してサービスを提供
複数のASIMOをネットワークで結ぶことにより、各々のASIMOの作業状態を共有し、それぞれのASIMOが最も効率の良い割合で作業を分担することで、共同作業を実行します。具体的には、各々のASIMOの現在位置と、作業を実施する位置までの距離を算出し、バッテリー残量を考慮しつつ、全体として最も時間効率の良い作業分担を導き出し、それに基づき各ASIMOが自律的に作業を行います。

新機能

・複数体で共同作業ができる
・連続でサービスが可能 ・移動・作業の自立性向上
共同作業機能 ・すれ違い、回避行動機能 ・自律充電機能
2005
▌知的・身体能力を高次元で合わせ持つ、人間型ロボットの実現
人に合わせて行動する機能を強化
従来に比べ、人と手をつないで一緒に歩くなど、人に合わせて行動する機能を強化すると共に、ワゴンを使った運搬機能も追加。さらにこれらの機能を総合的に実行する統合制御システムを開発したことにより、受付案内や、デリバリーサービスなどを自動で行なうことができるようになりました。また、走行能力を飛躍的に向上させて、時速6kmの走りや旋回走行なども可能になりました。

新機能

・コミュニケーション能力の向上
移動時の環境認識能力の向上 ・ワゴン操作
トレイ運搬 ・走行機能の向上 ・全身協調運動 
2004
▌人間と共存、強調できる新たなモビリティーを目指して

機敏な行動が可能に
人間と共存、協調できる新たなモビリティーを目指して、実環境のなかで、すばやく状況を判断して、機敏に行動することを可能とする次世代ASIMOの技術を発表しました。

新機能

スピーディーな動き ・自律連続移動人に合わせた動き ・人に近い走り
・ 移動時の環境認識能力の向上 ・ワゴン操作
・ トレイ運搬 ・走行機能の向上 ・全身協調運動
2002
▌知能化技術を搭載した新型「ASIMO」を発表
人の姿勢やしぐさの意味を理解して自律的に行動できる知能化技術
人の姿勢やしぐさの意味を理解して自律的に行動できる知能化技術を搭載した新型「ASIMO」を発表しました。接近する人に挨拶する、人に追従する、指示された場所に移動する、また顔を認識して名前を呼ぶなど人応答機能が大きく進化。 さらにインターネットなどを介した情報の提供や、案内などのサービスを可能としました。

新機能

・認識技術によるコミュニケーションの進化・ネットワークとの結合

「2002年発表の技術」へ
2001
▌レンタル事業用ASIMOを発表
レンタル事業用として機能進化を図り、実用性を向上。
一般的な生活空間で使用されることを前提に、歩行自在性の更なる向上およびシステムの簡素化を実現しました。身近にある普通の階段や、斜面を含む環境でも自在に移動することができる他、 ユーザーのニーズに合わせた専用動作や案内説明のコンテンツを付与することが 可能になりました。

新機能

・自在歩行技術の向上・ヒューマンインターフェースの向上
2000
▌より身近に、よりスムーズに
さらに小型・軽量化が進み、より進化した歩行技術・i-WALKを搭載。
一般的な生活空間で使用されることを前提に、歩行自在性の更なる向上およびシステムの簡素化を実現しました。身近にある普通の階段や、斜面を含む環境でも自在に移動することができる他、 ユーザーのニーズに合わせた専用動作や案内説明のコンテンツを付与することが 可能になりました。

新機能

・スムーズな歩行を実現した”i-WALK”技術