ポールポジションはピラポン・ブーンラート(ヤマハ)が獲得し、アンディ・イズディハール(Astra Honda Racing Team)は3番手フロントローに並びます。クリッチャポーン・ケウォサンティ(A.P.Honda Racing Thailand)が6番手、7番手にアズロイ・アヌア(MuSASHi Boon Siew Honda Racing)。パサーウィト・ティチバーク(A.P.Honda Racing Thailand)が8番手、レーザー・ダニカ・アーレンズ(Astra Honda Racing Team)は9番手。ヘルミ・アズマン(MuSASHi Boon Siew Honda Racing)は12番手につきます。

レース1、ホールショットをブーンラートが奪い、序盤からレースをリードします、2番手にはカスマ・ダニエル・カスマユディン、ラムダン・ロスリのヤマハ勢が続き、この2台が2番手争いを繰り広げながらブーンラートに迫ります。その後方には、イズディハールが続きます。ブーンラートに追いついたカスマユディン、ロスリの3台がトップグループを形成し、僅差で周回を重ねます。イズディハールもトップ争いに迫ります。

3ラップ目に、ロスリが首位を奪いますが、ブーンラートがすぐに奪回します。ブーンラート、ロスリ、カスマユディンの争いにイズディハールが追いつき、トップ争いは4台に膨れ上がります。その後方では、アダム・ノロディン(ヤマハ)、アヌアが5番手争いをみせます。4ラップ目、カスマユディンが一気に首位を奪い、ブーンラート、ロスリ、イズディハールが続きます。5ラップ目にはブーンラートがトップに浮上し、2番手にカスマユディン。3番手争いをロスリとイズディハールが繰り広げ、その争いにノロディンが迫ります。ノロディンは、10ラップ目には3番手争いに追いつくと、その集団の前に出ます。勢いは止まらず、前を行くカスマユディンに迫ります。

ブーンラートは独走態勢を築き勝利し、2位にノロディンが入り、3位には最終コーナーでカスマユディンをかわしたロスリが入りました。イズディハールは5位、アヌアは6位、ティチバークが7位、アズマンは9位、アーレンズは10位、ケウォサンティは11位となりました。

レース2も、ブーンラートの速さは変わらずで、オープニングラップを制し、レースをリードします。2番手にノロディン、それをカスマユディン、ロスリ、イズディハール、アヌアが追います。トップ争いは5台となりますが、ブーンラートが逃げます。トップ集団の間隔が空き、それぞれ単独走行となります。セカンドグループから2台が転倒の波乱がありましたが、そのままレースは続行され、上位陣に影響はなく、ブーンラートが逃げきり優勝でダブルウイン。2位ノロディン、3位カスマユディンで表彰台を獲得しました。イズディハールは5位、アヌアが6位、アズマンが8位でチェッカーを受けました。アーレンズ、ケウォサンティ、ティチバークはリタイアとなりました。