予選ポールポジションは、ピラポン・ブーンラート(ヤマハ)、ワイルドカード参戦の荒川晃大(MOTOBUM HONDA)が5番手、同じくワイルドカード参戦の佐野優人(BATTLE FACTORY)が7番手に付けました。

レース1決勝は開幕6連勝のブーンラートがホールショットを奪います。その直後に荒川が多重クラッシュでリタイア。ブーンラートが首位に立ち、それをカスマ・ダニエル・カスマユディン(ヤマハ)が追い、この2台が抜け出します。その後方で、佐野は単独で5番手を走行していました。

6ラップ目には、佐野は4番手争いをアダム・ノロディン(ヤマハ)と繰り広げると、最終的にこの争いを制して4位入賞を果たしました。

レース2決勝は雨になり、水しぶきが激しく上がるコンディション。スタートが切られると、PPのブーンラートがホールショットを奪い、レースをリードしますが、スタート直後から転倒車が続出したことで、赤旗が提示されます。

セーフティカーがコースに出て、レースはディレイとなった後、雨雲が去り、残り5周に短縮され再スタートが切られました。路面は完全ウエット。オープニングラップで佐野はトップ争いに加わったものの、その後アンディ・イズディハール(Astra Honda Racing Team)との5番手争いに。このバトルを制したのはイズディハールで5位フィニッシュ。佐野は6位でレースを終えました。