• 釣り方 :

ティップランエギングの基本

餌木でイカを釣るエギングの一種。
ドテラ流しの船の上からねらう

釣りはティップランエギングを実施している遊漁船にまず予約を入れる。出船1時間前には集合場所に着いて道具などの準備をしたい。釣り座が決まれば道具の準備を済ましポイントに着くのを待つ。釣りは深場といっても、岸からそれほど離れていない水深15~30mくらいの場所が多い。

まずはティップランを実施している船を捜そう。今回利用したのは佐賀県の伊万里市久原港から出船している「ソルトウォーターガイドフレンズ(江口雅也船長)http://saltguide-friends.com/

ティップランエギングでは船をアンカーで固定せず、潮や風で流しながら海底近くにいるイカをねらっていく。この時、船は風に対して横向きにする「ドテラ流し」にする。ラインは船から斜め45度に入り、海中で少しはらみながら、餌木の辺りでは垂直に近い状態になるが、これが深い場所にいるアオリイカを釣るのに都合がよい。海中の餌木は船の動きにより水平に引っ張られていく。なお、釣り人は船の進行方向とは逆側に立って釣りをする。

ドテラ流し

釣りは全員が船の進行方向と逆側に立って行なう

ティップランの由来は餌木にイカが抱きついた時に、それまで餌木の重さや潮の流れでしなっていたサオ先(=ティップ)が「ピョンと真っ直ぐに戻る(走る=ランする)」ところからきている。イカからのわずかな反応を感知しながら掛けたり、その時の状況に一番合った餌木を捜し出していったりするが、しっかりとアワセをしないと釣れない釣りでもあるため、「釣れた」ではなく「釣った」感が大きいのも魅力なのだ。

サオ先からのシグナルを捉えるのがコツ
※このコンテンツは、2017年11月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。