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round 10

November 16 2012, QUALIFYING Race of Macau 2012 第12戦 マカオ
  • 予選

Civic WTCCが難コース、マカオで予選5番手のタイムをマーク
レース1、2ともに3列目からのスタートで上位を狙う

2012年11月16日(金)・予選  会場:ギア・サーキット(6.120km)  天候:曇り  コースコンディション:ドライ

Honda Civic WTCCは、2012年シーズン最終戦となるマカオラウンドを迎えました。ギア・サーキットは、すべて公道を使用した市街地コースで、海側の高速セッションと山側の道幅の狭いテクニカルなセッションを併せ持つ難コースです。

  • Honda Civic WTCCHonda Civic WTCC
  • Honda Civic WTCCHonda Civic WTCC
  • Honda Civic WTCCHonda Civic WTCC
  • Honda Civic WTCCHonda Civic WTCC
  • 堀内大資 Honda Civic WTCC開発プロジェクトリーダー(左)、ティアゴ・モンテイロ選手(右)堀内大資 Honda Civic WTCC開発プロジェクトリーダー(左)、ティアゴ・モンテイロ選手(右)
  • ティアゴ・モンテイロ選手(左)ティアゴ・モンテイロ選手(左)
  • Honda Civic WTCCHonda Civic WTCC

前戦を終えてから、マシンの改良を進めてきたHonda Racing Team JASは、フリー走行1回目で2番手、2回目は5番手と好調な仕上がりをみせ、予選に挑みました。

Q1は予定より30分遅れの午後3時55分に始まりました。Civic WTCCは、セッション開始早々にコースインし、すぐさまアタックに入りました。アタック1周目は2分32秒085のタイムで4番手につけ、アタック2周目には2分31秒366のタイムで3番手となりました。このアタックを終えてピットに戻り、周りのタイムの状況を見ながら待機。結局、Q1はこの2周のアタックのみで終え、3番手でセッションを終了しました。

午後4時40分から行われたQ2では、1回目のアタックでタイムを出すことができず、その後、2分32秒627のタイムで10番手、次周に2分31秒539とタイムアップを果たして、5番手にポジションを上げ、セッションを終了しました。

Civic WTCCは、フリー走行からの好調さを、予選でも引き続き発揮し、これまでの予選で最上位となる5番手を獲得しました。レース1では5番手、リバースグリッドとなるレース2は6番手と、ともに3列目の好位置から、より上位を目指して決勝レースに挑みます。

決勝レースは11月18日(日)の午前11時5分(日本時間午後0時5分)よりレース1が、午後0時20分(同午後1時20分)よりレース2が行われます。

コメント

ティアゴ・モンテイロ選手(5番手)「Q1では、ほかのマシンのスリップをうまく使えました。その後、そのマシンを抜くときに少しタイムを落としましたが、このラップタイムはものすごくよかったと思います。いいタイムを確保することができたので、そのあとはタイヤを温存して様子を見て、そのままセッションを終えました。マシンは全体的にバランスがとてもよく、非常に満足でした。 Q2は、タイヤだけを替え、マシンはそのままでアタックに入りました。1回目のアタックでは最初のコーナーで少しだけスピードが足りず、2台に抜かれてしまうというミスをしてしまいました。それで、そのラップはアタックを断念しました。次のアタックでは、前がつかえてしまい、またラップをあきらめざるを得ませんでした。その次のアタックでは、タイヤバリアに少しヒットしましたが、タイムは失わず、なかなかいいラップタイムで走れました。全体的にはすごくうれしい結果だと思います。わずか3戦目でトップ5を争える位置まできたことはすばらしいことです。 レースについては、なにが起きても不思議ではないと思います。でも、マカオではできるだけ前からスタートした方がいいのは確かですから、このポジションはよかったと思っています。目標は、今回も完走して情報を集め、努力を続けることです。そして、できるだけポディウムに近づきたいですね」

アレッサンドロ・マリアーニ | Honda Racing Team JAS代表「今のところマシンの調子がとてもいい状態です。それをなしてくれたチームスタッフ、そしてHondaのエンジニアなど、すべての人に感謝しています。 昨日、マカオで最初のラップを走行したときから、Civic WTCCのポテンシャルが高いのを感じていました。マカオは一筋縄ではいかないコースなので、期待しすぎないようにしていましたが、やはりすべてがうまくはいきませんでした。Q2で、新しいタイヤを履いていた最初のアタックと、その次のアタックでもトラフィックに捕まってしまい、最高のアタックとならなかったのは残念でした。もう少し運がよければ、今のポテンシャルなら3番手にもなれたと思います。しかしながら、私たちが大きく進歩していることは証明できたので、その点には非常に満足しています」

堀内大資|Honda Civic WTCC開発プロジェクトリーダー「Q2の目標は3番手以内でしたが、よくリカバーして5番手のタイムを出してくれたので、本当によかったです。マシンは前戦の上海以降、エンジンのドライバビリティや、マシンバランスなどを変更してきました。それらが有効に働き、またフリー走行などでも少しずつバランスがよくなり、結果としてずいぶんマシンのポテンシャルが上がったと思います。 マシンの方向性が間違っていなかったことが確認されたという点で満足しています。また、一つの目標であった、上位陣に肩を並べるところまで、なんとかきたという思いです。 レースは、この好調さを生かし、予選順位よりも上を目指してがんばります。シーズン最後のレースで最高の結果が出るよう、期待しています」

予選

順位 No. ドライバー マシン タイム
1 2 R.ハフ シボレー 2:29.422
2 1 Y.ミュラー シボレー 2:30.144
3 8 A.メニュ シボレー 2:30.488
4 3 G.タルクィーニ セアト 2:30.936
5 18 ティアゴ・モンテイロ Honda 2:31.539
6 20 D.オーヤン シボレー 2:31.643