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round 10

November 4 2012, RACE Race of China 2012 第11戦 中国
  • 決勝

Civic WTCC、決勝では追い上げを見せ、レース1は13位、レース2は10位

2012年11月4日(日)・決勝  会場:上海国際サーキット(4.603m)  天候:晴れ  コースコンディション:ドライ

※レース終了後、レース1においてティアゴ・モンテイロ選手(Honda Racing Team JAS)ほか4名に対して、レース結果に30秒加算のペナルティーが科され、モンテイロ選手は13位となりました。また、レース2においては、上位選手のペナルティーにより、順位が10位に繰り上がりました。

11月4日(日)、FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)中国ラウンドの決勝レースが、晴天のもと、上海国際サーキットで行われました。

  • Honda Civic WTCCHonda Civic WTCC
  • Honda Civic WTCCアレッサンドロ・マリアーニ チーム代表(左)、ティアゴ・モンテイロ選手(右)
  • Honda Civic WTCCHonda Civic WTCC
  • Honda Civic WTCCHonda Civic WTCC
  • Honda Civic WTCCHonda Civic WTCC
  • Honda Civic WTCCHonda Civic WTCC
  • Honda Civic WTCCティアゴ・モンテイロ選手

●レース1

午後2時45分、13周のレース1がスタートしました。Civic WTCCは17番手からポジションアップを狙いました。ローリングスタートで始まったオープニングラップでは、第1コーナーからその先のタイトコーナーで、WTCCらしい激しいポジション争いと、接触などのアクシデントが多発しました。そのすきを縫って、Civic WTCCは11番手にジャンプアップします。

その後、7番手争いを繰り広げる6台の集団の中で、Civic WTCCは激しい攻防を繰り広げます。3周目には前車のコースオフや、ストレートエンドで前車をパスするなどで9番手に浮上。4周目に8番手、7周目に7番手と着実に前車を捕らえ、ポジションを上げていきました。

終盤になり、スタート直後に順位を落としていた予選上位のマシンにその差を詰められますが、モンテイロ選手はそのポジションを守りきり、7位でチェッカーフラッグを受けました。8位とはわずか0.09秒差でした。

●レース2

Civic WTCCは、17番手からのスタンディングスタートで、レース2を開始。レース1同様、スタート直後から激しいポジション争いが各所で繰り広げられました。好スタートを切ったモンテイロ選手は、レース1同様のジャンプアップをみせ、1周目に11番手まで順位を上げました。そして4周目には9番手に浮上し、8番手を争う4台の集団に組み込まれました。

この4台による激しい戦いはレース終盤まで続きます。抜きつ抜かれつを繰り返しながら、10番手で最終ラップを迎えましたが、最終コーナーからの立ち上がりで後車にポジションを奪われ、僅差の11位フィニッシュとなりました。

次戦のWTCC最終戦マカオ・ラウンドは、マカオ市街地のギア・サーキットで11月16日(金)に予選、18日(日)に決勝が行われます。

コメント

ティアゴ・モンテイロ選手(13位/10位)「とてもいいレースでした。レース1では周りの選手がとても熱くなっていましたので、いいチャンスが生まれました。結果には十分満足しています。予選までは少し問題があり、いろいろなことを試してみなければなりませんでした。ほんの少しの差でQ2進出を逃しましたが、対策を施せばマシンがよくなることは分かっていました。今回もマシンについてたくさんのことを学び、マシンに対する自信がさらに高まり、理解も深まったと思います。レースを通して、マシンのバランスは全体的に非常によかったです。マシンにとても満足でき、安心してドライビングし、プッシュしたり、アタックしたりできました。方向性が正しいことを確認できた今週末は、とても貴重な経験になったと思います」

アレッサンドロ・マリアーニ|Honda Racing Team JAS代表「予選はメカニカルトラブルやミスなどで、我々のポテンシャルをフルに発揮できなかったと思います。今日はティアゴが両方とも非常にいいレースをしてくれました。17番手からスタートして順位を上げるのは簡単ではありませんが、クラッシュを起こしたり巻き込まれたりもせず、とてもいい結果をもたらしてくれました。(デビュー戦から)3レース目で7位とは非常にいい結果です。まだまだ経験もテストも足りませんし、やるべきこともたくさんあります。ですが、これまでの全レースで常にトップ10前後に入ることができていて、誇りに思っています」

堀内大資|Honda Civic WTCC開発プロジェクトリーダー「レース1は本当に感激しました。10台も抜いて7位フィニッシュという結果にはとても満足していますし、モンテイロ選手は本当によくやってくれたと思います。レース2では、最後に抜かれて11位に落ちてしまって少し残念ですが、ポジションを上げての完走には満足しています。やはり、あの接戦でがんばったモンテイロ選手に感謝しています。マシンは、一番バランスのよかったと思われる昨日のプラクティス1の仕様に戻し、レースに臨みました。それも結果につながったと思います。マシンは徐々によくなってきている実感がありますが、まだトップグループとは差があります。来年に向け、さらなるポテンシャルアップを果たさなければと改めて感じました。来年につながるよう、あと1戦がんばります」

決勝

レース1

順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
18A.メニュシボレー 1325:12.369
2 2 R.ハフ シボレー 13 +1.500
3 26S.ディアステ BMW 13 +11.192
4 15 T.コロネル BMW 13 +13.327
5 3 G.タルクィーニ セアト 13 +15.653
6 32 C.ターキントン シボレー 13 +30.125
 
13 18ティアゴ・モンテイロHonda 13 +1:00.032

レース2

順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
12R.ハフシボレー1325:17.714
28A.メニュシボレー13 +2.698
315T.コロネルBMW13 +4.378
426S.ディアステBMW13 +4.866
525M.ベナーニBMW13 +5.574
63G.タルクィーニセアト13 +20.406
 
1018ティアゴ・モンテイロHonda13 +27.342

ポイントスタンディング

ドライバー

順位 ドライバー マシン 総合ポイント
1 R.ハフシボレー 390
2 A.メニュシボレー 355
3 Y.ミュラー シボレー 349
4G.タルクィーニセアト 238
5T.コロネルBMW 199
6N.ミケルズBMW 155
 
10ティアゴ・モンテイロHonda 67

マニュファクチャラー

順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1シボレー 930
2BMW 602
3セアト 569