完熟果は最高の甘さと香り!イチゴ

栽培のコツ.1
畝全体に元肥を混ぜて根を発達させる
栽培のコツ.2
水はけの良い高畝を用意する

栽培スケジュール

生育中の香りも楽しめる
甘いイチゴを育てる

真っ赤に熟したイチゴは、糖度が高くて香りも抜群。大人も子供も大好きな野菜です。スーパーで売っているイチゴは完熟する手前で収穫したものがほとんどです。完熟イチゴを味わえるのは、家庭菜園ならではの特権です。

さて、家庭菜園では、イチゴの株が大きく育たずに実が少ししか採れないという失敗がよくあります。

イチゴを長く採るためのポイントは、根をしっかりと張らせることです。そのために、できるだけ土を深くまで耕して、元肥を畝全体にすき込んだら高畝にします。

水はけの良い土を好むイチゴは、砂質の畑では栽培がとても簡単です。根がよく発達し、品質の良いイチゴがたくさん採れます。

中間的な土質の畑や粘土質の畑の場合は、水はけの良い高めの畝を用意し、根が広範囲に伸びるように仕向けるのがコツ。収穫を長く続けることができます。

さて、10月に入るとイチゴの苗がホームセンターや種苗店に並び始めます。「とちおとめ」「女峰」「宝交早生」などの定番のイチゴのほか、最近は熟しても白い色をした品種もあり人気です。好きな苗を購入して育ててみましょう。完熟イチゴは驚くほど香りが良く、糖度も高くて格別のおいしさです。

収穫は春から初夏。完熟イチゴを味わえるのは、家庭菜園ならではの醍醐味です。人気の白いイチゴも自分で育てられます。

畝のサイズと苗の植え方

幅40~60cmの畝に、株間30cmで1列に植えます。畝の高さは、粘土質の畑では20~30cm、中間的な土質の畑では10~20cmが目安です。水はけが良い砂質の畑では、高さのないフラットな畝で構いません。