筋張った実が減る密植栽培!オクラ

栽培のコツ.1
土を深く耕して元肥をすき込む
栽培のコツ.2
1か所にタネを多粒まきして密植栽培

栽培スケジュール

ネバネバがおいしい
夏の健康野菜

オクラは独特の食感を楽しめるネバネバ野菜。食物繊維が豊富な健康野菜の代表です。家庭菜園で育てると、驚くほどのたくさんの収穫が毎日続いて、食卓が賑わいます。

オクラは暑さにとても強く、猛暑をものともせずにスクスクと育ち、初心者にも簡単に育てられる野菜です。ぜひタネから育ててみましょう。

さて、家庭菜園でよくある失敗は、オクラの実が筋張って食べられなくなることです。

オクラの実は生長がとても早く、最盛期には花が咲いてから3~4日で採り時を迎えます。うっかり採り遅れると、巨大化してかたくなってしまいます。

これを防ぐのが、1か所に3粒ずつタネをまいて、間引かずにそのまま育てる〝密植栽培〞です。生長が抑制され、実が筋張るのを遅らせることができます。畑に毎日通えない場合でも、やわらかい実を多く採ることが可能です。

また、オクラは直根を地下深くに伸ばして養水分を得て育つ性質があります。そこで、土をできるだけ深めに耕し、元肥として堆肥や肥料をすきこんでおくことで、おいしいオクラを長期間収穫することができるようになります。ここでもオクラが好む畑づくりに耕うん機が役立ちます。

次々に実がつきます。実が若くてやわらかいうちに収穫しましょう。

畝のサイズと苗の植え方

幅約60cm、高さ約10cmの畝をつくり、条間40cm、株間30cmで1か所に3粒ずつオクラのタネを点まきします。水はけが悪い粘土質の畑では畝の高さを上げて排水性をよくし、根腐れを防いでください。