MONTHLY THE SAFETY JAPAN●2001年5月号

交通安全教育は 「総合的な学習」の
       地域との連携に格好のテーマ−


文部科学省スポーツ・青少年局学校健康教育課      
教科調査官 戸田芳雄

 2002年度から「総合的な学習の時間」が全面実施となります。それに先立ち、文部科学省スポーツ・青少年局学校健康教育課では、これまで同省と日本体育・学校健康センターが実施してきた交通安全教育や学校安全に関わる研究指定校などでの研究活動や推進事業の中で「総合的な学習の時間」に取り組んでいる事例を全国に広げ、関心を高めるようにしています。
 同課教科調査官の戸田芳雄さんは「『総合的な学習の時間』の中で交通安全教育を取り扱うことで、これまで一方的に教え込むことになりがちだった交通安全教育が、生徒自らが体験し、考えるという生徒の主体性を活かした方向へと変わっていきます」といいます。
 さらに、生徒の主体性を育て、そこから相手のことを思いやる資質や能力を育むことができる交通安全教育は「総合的な学習の時間」のテーマと合致すると戸田さんは考えています。「そのためには地域との連携が欠かせない」のだといいます。
 今号では「総合的な学習の時間」の中で交通安全教育に取り組んでいる学校の事例発表(今年2月実施)や、全面 実施を機に交通安全教育の質の変化に期待しているという戸田さんのお考えを紹介します。


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