ドキュメントアイ ファイルボックスのご案内
混合交通を観察する 気になる実際の交通場面の現状を見る
交通社会に参加する人々の行動特性を理解するために
「DOCUMENT EYE ファイルボックス」はHondaの交通安全情報紙「SJ」に連載中の「DOCUMENT EYE」(誰もがよく見かける交通状況や事象を観察して、生のデータをまとめたもの)をもとに、交通安全啓発活動を行う皆様にご活用いただけるように作成されています。

「DOCUMENT EYE ファイルボックス」では、生活道路でのドライバーやライダー、自転車利用者、歩行者の交通行動に着目した「生活道路編」、ドライバーやライダーに交通社会で守るべきルールやマナーを再認識してもらう「ルールとマナー編」に分けて、交通参加者のさまざまな行動を提示しています。この生のデータを活用することで、より効果的な安全運転教育にお役立ていただければ幸いです。

サイトの構成と講習会等での活用例 CONTENTS

DOCUMENT EYE ファイルボックス CONTENTS
1.生活道路での事故   ●歩行者・自転車利用者の自宅からの距離別死者数(平成16年)
歩行者と自転車利用者の交通事故死者の半数以上は自宅から500m以内の距離で事故に遭っています。
一方、2000年から2004年にかけて、道路幅員別に交通事故の増減をみると、道幅が5.5m以上の広い道路での事故が減少している一方、道幅が5.5m未満の道路では9.2 %も増加しています。
この道幅が5.5m未満の道路は日本の道路の約4分の3を占めている(平成15年4月1日現在)ので、私たちの身近な生活道路は事故の起こる危険性を多く含んでいるのです。

(平成16年・警察庁交通局資料)
※生活道路=道幅5.5m未満の道路
  歩行者・自転車利用者の自宅からの距離別死者数(平成16年)
2.自転車の事故   ●自転車が関係する交通事故件数の推移
日本の自転車保有台数は約8664万台(平成17年・(財)自転車産業振興協会資料)。自転車は子どもから高齢者まで、あらゆる年齢層の人々が利用する乗り物です。
平成18年の自転車が関係する交通事故は約17万件、これは全交通事故件数の約20%にあたります。自転車事故は10年間で1.25倍増加しており、さらに、自転車対歩行者の事故は2767件で、10年間で4.8倍に増えています。

(警察庁交通局資料)
  自転車が関係する交通事故件数の推移
●道路交通法では自転車は車両の1つ ●自転車事故の裁判所の判例

自転車は道路交通法では軽車両の1つであり、車両として扱われる。運転免許は必要ないが、クルマやバイクと同様に交通ルールを遵守する義務がある。人身事故や物損事故を起こせば、警察に通報する義務が発生し、損害賠償など民事上の責任も問われる。歩行者など相手を死傷させれば、高額の賠償金を支払わなければならないケースもある。

駅付近の歩行者の多い歩道上で、歩道を走行してきた自転車(加害者)と、女性(被害者)がすれ違う際、自転車のハンドルがショルダーバッグの肩ひもに引っ掛かり、被害者を転倒させて骨折などの重傷を負わせた。裁判所は加害者に100%の過失を認め、約1700万円の損害賠償を命じた。

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