ナビゲーションシステムのしくみ
ナビゲーションシステムとは、自車のセンサーや人工衛星から集めた情報を基に、自車位置や方向を地図上に表示するシステムです。
ナビゲーションシステムは、以下の2つで成り立っています。
- 3Dハイブリッドセンサー
車の方向を調べ、走行距離や高度差を測定します。現在地を見つけるセンサーです。 - GPS(グローバル・ポジショニング・システム)
人工衛星を使って、現在地を見つけます。
システムが走行軌跡と地図を照合して、現在地のずれを補正します。
ルートについて
ルート計算の仕様
交通規制情報は、ルート計算時のものを反映します。
ルート計算は、100mスケールの地図に表示されている道路が対象です。一部を除き市街地図にだけ表示される道路は対象外です。なお市街地図に表示されない道路でも、100mスケールの地図に表示されていれば市街地図ルートを表示します。ルート計算のしかた
最初の案内地点は、道路前方にあって自車から最も近い交差点です。
最終案内地点は、目的地から最も近い道路にある直近の2つの交差点のうち、どちらか一方です。目的地付近に道路が見つからないときは、目的地から最も近い道路との交差点が最終案内地点です。
経由地の設定、自宅ルート計算のいずれかを行った場合、ルートは1本のみ計算されます。
出発地~ルート表示開始点、ルート表示終了点~目的地までの距離が遠い場合があります。また、場所によってはルート計算ができないことがあります。ルート表示
出発地、目的地、経由地の前後ではルートが途切れて表示される場合があります。この場合でも、音声案内は継続します。
音声案内
オートリルートされると、元のルートに復帰する地点は案内されません。
交差点拡大図
最初の案内地点では、交差点拡大図が表示されないことがあります。
ルート計算結果表示画面での高速料金
特殊な料金体系の高速道路では、正しい料金が表示されない場合があります。
一般有料道路は、一部路線のみ料金表示に対応しています。
高速道路上およびランプ上からルートを計算したとき、および高速道路上に目的地を設定したときは、高速道路を使う区間を判断できないため、料金が正しく表示されない場合があります。
オートリルート
目的地や経由地付近に時間規制がある場合、ルート設定時は通行できても、走行中に通行不可となることがあります。このような場合、オートリルートは失敗し誘導は中止されますので、目的地や経由地の場所を変更してください。
VICS について
VICSサービスエリアについて
本システムに収録されているVICS エリアは下記の都道府県が対象です。
北海道(北見方面)(旭川方面)(札幌方面)(釧路方面)(函館方面)、青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県、福島県、栃木県、群馬県、茨城県、千葉県、埼玉県、東京都、神奈川県、山梨県、新潟県、長野県、静岡県、愛知県、三重県、岐阜県、石川県、福井県、富山県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
VICS サービスエリアが拡大されても、本システムでは新しく拡大されたサービスエリアでのレベル3(地図表示型)表示はできません。
VICS 情報の集めかた
道路・交通に関するさまざまな情報(渋滞、駐車場、規制情報など)はVICS センターに集められ、以下の方法で最新の道路交通情報(VICS 情報)として提供されます。
- 電波ビーコン
主に高速道路をカバーしており、電波を使ったビーコンで情報を提供します。 - 光ビーコン
主に一般道路をカバーしており、赤外線を使ったビーコンで情報を提供します。 - FM-VICS
広域をカバーしており、VICS 情報を受信するFM局のある都道府県内とその周辺の交通情報を提供します。ただし、渋滞回避ルート誘導用のデータは含みません。 - インターナビ交通情報
全国をカバーしています。VICS センターからの情報をインターナビ情報センターに集積し、そこでさまざまなHonda 独自の情報(フローティングカー、気象、駐車場、渋滞予測情報)を加え、テレマティクスコントロールユニット(TCU)経由で提供します。出発地にいながら、目的地までの情報を取得できます。
VICS 情報の表示
VICS 情報のご利用には、月々の情報料は不要です。情報料はお買い上げいただいたシステムの価格に含まれており、その一部がFM多重放送の有料放送視聴料となっています。
VICS 情報の画面表示
運転者は、VICS センターから提供される次のような道路交通情報を、レベル1~3の3種類の表示形態で活用できます。
渋滞情報(順調情報も含む)/旅行時間情報/交通障害情報/交通規制情報/駐車場情報
- レベル1 文字情報
文字で交通情報を案内します。
- レベル2 図形情報
簡易地図イラストなどで交通情報を案内します。
- レベル3 地図、高速/行程ガイド
走行中画面に交通情報を表示して案内します。
ビーコン情報の自動表示
別売のビーコンアンテナキット装着時は、ビーコンから図形または文字の情報を受信すると、自動的にその内容を表示します。
表示された情報は、しばらくすると自動的に消えます。
- 交差点案内表示中は、ビーコン情報は表示されません。
- ビーコン情報を自動表示させないようにすることもできます。
緊急情報の自動表示
緊急情報を受信すると、自動的にその内容を表示します。
確認を選択すると、地図画面に戻ります。
VICS センターからのおことわり
VICS センターは、何らかの理由により情報が送信できなくなった場合、メッセージを送信します。
VICS を使ったルート計算
交通情報を考慮したルート計算や再計算では、受信済みの情報が考慮されます。
渋滞情報を考慮してルート計算を行うには、インターナビルートでのルート案内が必要です。インターナビルート以外では渋滞情報は考慮されません。
ルート計算は、リンク旅行時間情報、規制情報(通行止め、ランプ閉鎖など)を使用して行います。リンク旅行時間情報は、高速道路では電波ビーコン、FM多重、インターナビ交通情報から、一般道路では光ビーコン、インターナビ交通情報から提供されます。また規制情報は、電波ビーコン、光ビーコン、FM多重、インターナビ交通情報から提供されます。
推奨または一般では、VICS 情報のリンク旅行時間情報と規制情報を考慮したルートを案内します。
ルート案内中は、通常の音声案内に加え、VICS による交通規制、災害、事故の発生や故障車の存在などの情報も音声案内されます。
VICS 音声案内では、VICS 情報の更新ごとに、ルート上のVICS 情報を案内します。
インターナビ交通情報によるルート計算
通常のルート計算後に、インターナビルートを自動的に受信します。また、ルート案内中に定期的にインターナビ情報センターに接続します。インターナビ情報センターでは定期的に渋滞情報を考慮したルートを再計算し、ルートを自動配信します。
現在、インターナビサーバーからは以下の6ルートが配信されています。
- スマートルート:時間、料金、ETC 割引をバランス良く考慮したルート
- 最速ルート:とにかく最短時間で目的地まで到着できるルート
- 最速無料優先ルート:一般道、無料の高速道路を優先した最短時間ルート
- らくらく運転ルート:道幅が広めで右左折が少なく走り易い初心者向けルート
- 省燃費ルート:燃料消費量が最小で、CO2排出量を削減できるルート
- ETC 割引ルート:ETC 割引を積極的に利用、料金を割安にするルート
インターナビ交通情報では、過去のVICS 情報に統計・予測処理を行って作成した渋滞予測情報(予測リンク旅行時間情報)を提供します。この情報は、VICS ルート計算や到着予想時刻に反映されます。
予測リンク旅行時間情報が提供されている箇所でも、地図上に表示される渋滞、混雑、順調を示す矢印は予測情報ではありません。よって、地図で順調と示されていても、予測リンク旅行時間情報が長いとその箇所を避けるルートを案内する場合や、渋滞でも予測リンク旅行時間情報が短いとその箇所を通るルートを案内する場合があります。
インターナビ・フローティングカーシステム
Honda Total Care 会員様の走行路線および走行時間の情報です。この情報を統計処理して共有することで、通常のVICS 情報よりも正確なルート計算が可能です。この仕組みを応用して、都市高速のジャンクションの手前などでは、方面車線別の走行所要時間を考慮したルートを提供します。
- この情報から、個人は特定されません。
- 提供いただいたフローティングカー情報は、交通情報作成のための処理を行う以外の目的では一切使用しません。
- フローティングカー情報のインターナビ情報センターへの提供は、「インターナビ/VICS」のフローティングカー情報提供がするに設定されている場合に行われます。
VICS 使用時のメッセージ
VICS 情報を利用して、規制などの交通情報を音声で案内します。場合によっては、規制の原因や具体的な事象が案内されます。
規制
状況
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音声案内
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通行止めの規制がある
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この先通行止めです
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速度規制がある
(例:時速50km規制) |
この先50キロ規制です
この先徐行区間です
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車線規制がある
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この先車線規制があります
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片側規制がある
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この先対面通行です
この先片側交互通行です
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チェーン規制がある
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この先チェーン規制があります
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オンランプ・オフランプ規制がある
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この先ランプ閉鎖です
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事象
状況
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音声案内
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事故発生
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この先事故発生地点です
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火災発生
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この先火災発生地点です
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故障車がある
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この先故障車があります
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路上障害物がある
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この先障害物があります
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工事箇所がある
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この先工事中です
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作業箇所がある
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この先作業中です
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行事の案内
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この先催し物があります。
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気象の案内
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この先雨です
この先凍結があります
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災害発生
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この先災害があります
この先土砂崩れがあります
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VICS 情報が受信しにくい状況
以下のような状況では、VICS 情報が良好に受信できないことがあります。受信が完了するまでの所要時間は、電波状況により変化します。
- 大型車の近くを走行中
- 太陽光やネオンサインの影響がある
- 高架下を走行中
- 受信機の周辺に物を置く
- 積雪などのしゃへい物がある
- VICS センターのメンテナンス中
- 近くに高圧線/信号機/ネオンサインがある
- トンネル内を走行中
- 高架下を走行中
- 障害物となる建物や山がある
- 放送局から遠く離れている
- VICS センターのメンテナンス中
- 携帯電話の電波状況が悪い
- トンネル内を走行中
- インターナビ情報センターのメンテナンス中
注意事項
- パワーモードをONモードにした直後や放送局が切り替わった直後は、受信済み情報から表示されるため、受信完了していないページがとばされることがあります。
- 電波ビーコン、光ビーコン、FM文字多重の各形態から提供される情報の密度や対象道路は、それぞれ異なっている場合があります。また情報はおよそ5分間隔で更新されるため、地図上のVICS 情報表示が増減する場合があります。
- 約30分間新しいVICS 情報が受信されない場合、データが自動的に消去され、表示が消えることがあります。
- 渋滞情報はVICS センターでの収集、編集、送信に5~10分程度の時間がかかるため、実際の状況が変化している場合があります。
- VICS リンクの番号が更新されると、今までVICS 情報が表示されていた道路で表示されなくなる場合があります。
地図データを更新して本システムのVICS リンク番号が更新されれば、再度正しく表示するようになります。 - VICS リンクの更新は年1回行われます。新しくできた道路、なくなった道路、新たにVICS リンクとして定義された道路がある場合は、それらに接続する道路のVICS リンク番号が変更されることがあります。VICS リンク番号の変更については、VICS センターにお問い合わせください。
- VICS センターで情報収集している駐車場のみ、VICS 情報を表示します。
- 遠くの通行止め、ランプ閉鎖は迂回しない場合があります。
走行中に通行止めやランプ閉鎖のある場所に近づくと、渋滞考慮オートリルート機能によってルート計算します。 - 高速道路のVICS 電波ビーコン(2.4GHz)による情報提供は、今後ITS スポットによる情報提供に移行します。詳しくは、国土交通省道路局 ITS 推進室ホームページをご覧ください。
VICS センターの運用時間
24時間(ただし月曜日の午前1~5時は運用休止)
ビーコン、インターナビ
24時間
お問い合わせ先
- VICS 車載器の調子や使用方法
- VICS 車載器の受信可否
- 地図表示(レベル3)の内容
- VICS 情報の受信エリア
- VICS 情報の内容の概略
下記の VICS 関連についてはVICS 情報問い合わせ先までご連絡ください。
- 文字表示(レベル1)の内容
- 簡易図形表示(レベル2)の内容
- VICS の概念
- サービス提供エリア
VICS 情報問い合わせ先
電話番号:0570-00-8831
- 全国から市内通話料金でご利用になれます。
- PHS、IP電話などからはご利用できません。
電話受付時間:9:30~17:45(土曜、日曜、祝日、年末年始休暇を除く)
受付FAX番号:03-3562-1719(全国)
FAX受付時間:24時間
ホームページアドレス:http://www.vics.or.jp/
VICS の最新情報やFM多重放送局の周波数の情報などをご覧いただけます。
なお、お問い合わせ先の判断に迷うような場合には、まずお買い求めのHonda 販売店または、巻末の本田技研工業株式会社「お客様相談センター」までご連絡いただくことをお勧めします。
GPS について
Honda CONNECT ディスプレイでは、GPS と自立航法の2つの方法で位置を決めます。
GPS(Global Positioning System:グローバル・ポジショニング・システム)とは、GPS衛星から位置測定用の電波を受信して現在地を測位するシステムです。
GPS 衛星は、地球の周り高度21,000kmに打ち上げられており、3つ以上の衛星から電波を受信すると、測位が可能になります。GPS による測位には、3次元測位と2次元測位の2 種類があります。
3次元測位
緯度/経度/高度で測位します。4個以上のGPS 衛星の電波を良い状態で受信できたときの測位方法です。
2次元測位
GPS衛星電波の受信状態があまり良くないときは、緯度/経度の2次元で測位します。高度は測位できないため、3次元測位よりも測位の誤差がやや大きくなります。
走行距離を車速パルスから、また曲がった方向を3軸ジャイロセンサーから検出して現在地を割り出す方法です。
GPS と自立航法を組み合わせた測位の特徴
- GPS 衛星の電波が受信できなくても、自立航法で測位できます。
- 自立航法による測位だけでは、現在地の表示が徐々にずれてくることがあります。GPSと自立航法を組み合わせると、GPS 測位で自立航法のずれが修正されるため、測位精度が高くなります。
測位の精度を高めるためのしくみ
3Dハイブリッドセンサーを内蔵しています。車速パルスとジャイロセンサーによる自立航法で検出した高度差を考慮する高精度3Dハイブリッドシステムで高精度な測位が可能です。
誤差の学習や補正
3Dハイブリッドセンサーは、自身で計算した現在地とGPS 測位による現在地を常に比較し、発生した誤差を学習しています。
その学習内容に応じて、さまざまな要因によって生じる誤差を補正しています。
走行を重ねるにつれて学習が蓄積されるため、徐々に測位の精度が高くなっていきます。
GPS や自立航法による測位には誤差が生じることがあるため、現在地が河川など道路以外になることがあります。このようなとき、「車は道路上を走るもの」と考え、現在地を近くの道路上に修正する機能がマップマッチングです。
本システムでは、GPS と自立航法で精度の高い測位をした上でマップマッチングが働くため、さらに正確な現在地表示が可能です。
現在地や軌跡の誤差について
GPS 測位不可による誤差
- 2つ以下のGPS 衛星の電波しか受信できないときは、測位できないことがあります。
- 次のような場所では、GPS 衛星の電波がさえぎられて受信できないため、測位できないことがあります。
- - トンネルの中やビルの駐車場
- - 高層ビルの群集地帯
- - 2層構造の高速道路の下
- - 密集した樹木の間
- - 地下駐車場
- 次のような場合は、電波障害の影響で、一時的にGPS 衛星の電波を受信できなくなることがあります。
- - 車載テレビで56チャンネル(UHF)を受信している。
- - GPS アンテナの近くで自動車電話や携帯電話を使っている。
- - GPS アンテナの上部やまわりに金属製の物を置いている。
- - ウインドーに金属を含有するウインドーフィルムなどを貼り付けている。このようなフィルムは、感度が低下したり、電波を受信できなくなったりすることがあります。
GPS 衛星自体による誤差
- GPS 衛星の配置が悪いとき(衛星が同じような方向や同じような高さにあるとき)は、十分な精度が得られないことがあります。
- GPS 測位の高さ方向に関する精度は、水平方向よりもやや低くなります。これは、自車よりも上にある衛星の電波は受信できても、下(地球の裏側)に位置している衛星の電波は物理的に受信できないので、高さに関して十分な比較ができないためです。
その他の誤差
以下のような場合は、現在地がずれやすくなります。
- 角度の小さなY字路を走行
- 高低差のある道を走行
- 高速道路と側道が近接している
- 緩やかなカーブを走行した後
- チェーンを装着/タイヤを交換した
- 旋回や切り返しが続いた
- タイヤがスリップしやすい状況
- タ-ンテーブルでの旋回
- GPS が受信できなくなっていた
- 蛇行運転をした
- ヘアピンカーブが続いた
- ループ橋などを通った
- 地図にない道を通った
- 渋滞などで、低速で発進、停止を繰り返した
- 車輌運搬車などで移動した
- 碁盤の目状の道路を走った
- 工場などの施設内の道路を走行中、施設に隣接する道路に近づいた
- パワーモードをONモードにしてすぐに走行し始めた
- 地下駐車場から地上に出た
その他
- 本システムが作動したあとすぐに走行すると、測位までの時間が長くなります。
- 一度電源が切れた場合(12Vバッテリーを外したとき、ヒューズが切れたとき)は、測位までの時間が長くなります。
放送局リストのデータについて
VICS 放送局リスト、FM・AM 放送局リストのデータは2015年6月調査現在のものです。放送局の周波数(チャンネル)変更が行われた場合には、受信できない場合や受信した放送局が表示と異なる場合があります。
用語集
インターナビ情報センターが、蓄積したノウハウとさまざまな情報からお客様のニーズに応じたルートを計算します。本システムでは、インターナビ情報センターが計算したルートを受信し、利用することができます。
オートリルート
ルート案内中に推奨ルートを外れてしまったとき、自動的に他のルートを探して元のルートに戻す機能です。
施設マーク
お店や施設を地図上で見やすくするために、イラストで表現したマークです。
車速センサー
車の走行速度を測定する部品です。
スマートIC
ETC 専用のインターチェンジのことです。
走行軌跡
自車が走ってきた軌跡を点線で表示します。
駐車場セレクト
インターナビ交通情報の駐車場情報を、あらかじめ設定した条件で表示させる機能です。表示順位を決めたり、表示する駐車場を絞り込んだりすることができます。
データ放送
番組とは別に、放送局の情報や天気予報、放送中の番組の詳細な情報などを確認できるサービスです。
ビーコン
VICS 情報を送信する装置で、道路脇に設置されています。設置場所周辺の交通情報は、ここから送信されます。
電波ビーコンおよび光ビーコンの情報は、ビーコンアンテナキット(別売)を装着して受信できます。ビーコンアンテナキットについては、Honda 販売店にご相談ください。
マップコード
任意の地点の位置をコード化し、1~12桁の番号と「*」(アスタリスク)で表したものです。住所では表わせないところも特定することができます。
マップコードについては、デンソーコミュニケーションズのホームページをご覧ください。
マップマッチング
走行している道路から外れた位置に自車位置マークを表示するなどの誤差に対し、走行軌跡と地図をコンピューターで照合してずれを補正することで、自動的に自車位置マークを道路上に表示させる機能です。
リンク旅行時間
交差点~交差点など、区切られた区間(リンク)の通過所要時間です。Honda CONNECT ディスプレイは、主にこの情報を積算することでルート計算を行います。(FM-VICS 情報には一般道のリンク旅行時間は含まれていません。)
AAC(エー・エー・シー)
Advanced Audio Codingの略で、映像の圧縮規格であるMPEG-2やMPEG-4で使われている音声圧縮方式です。MP3よりも約1.4倍の圧縮効率で、音質はほとんど変わりません。
AAC ファイル内には曲名/アーティスト名/アルバム名/ジャンル名などの情報が「ID3 Tag」や「MPEG-4 header」と呼ばれるデータで記録されており、パソコンなどでその情報を表示することができます。
Bluetooth®(ブルートゥース)
パソコン、ミュージックプレーヤー、デジタルカメラなどの電子機器間でワイヤレス通信するための標準規格です。
本システムでは、携帯電話またはBluetooth®対応機器を無線接続して通信機能を使用することができます。
dts(ディー・ティー・エス)
Digital Theater Systems(デジタル・シアター・システム)の略称です。世界の約27,000スクリーン以上の映画館で採用されている劇場用デジタル・サウンド・システムの新方式です。
EPG(イー・ピー・ジー)
Electronic Program Guide の略で、テレビに番組表を表示させるシステムのことです。
表示されるチャンネルは、物理チャンネル番号と3桁チャンネル番号の2種類です。本システムでは、13~62chの物理チャンネルを受信できます。
ETC(イー・ティー・シー)
Electronic Toll Collection Systemの略で、自動料金収受システムのことです。
GPS(ジー・ピー・エス)
Global Positioning System(グローバル・ポジショニング・システム)の略称です。3つ以上のGPS 衛星から地上に放射される電波を同時に受信し、現在位置を知ることができるシステムです。
Honda Total Care
オーナーの方にご加入いただく会員制度です。Honda 独自のテレマティクスサービス、無償・有償の地図更新サービス、パソコンおよびスマートフォンの「Honda Total Care」(会員サイト、スマートフォンアプリ)など、さまざまなドライブサポートをご提供します。
「Honda Total Care」(会員サイト、スマートフォンアプリ)
Honda Total Care が提供するパソコン向け、スマートフォン向けのサービスです。ご自宅のパソコンや、スマートフォンからルート計算したり車のメンテナンス状況を管理することができます。
MP3(エム・ピー・スリー)
MPEG-1 Audio Layer3の略称で、MPEGの音声に関する規格に含まれる音声圧縮方式の一つです。
MPEG とはMotion Pictures Experts Group の略で、ビデオCDなどに採用されている映像圧縮規格です。
VICS(ビックス)
Vehicle Information and Communication System(道路交通情報通信システム)の略で、1996年春に首都圏からサービスが開始された、最新の交通情報を運転者に伝えるための通信システムです。VICS 情報を受信すると、渋滞や事故、交通規制などの最新情報を地図上に表示できます。また、情報を簡単な地図イラストや文字で見ることもできます。
VICS リンク
VICS 情報が提供(予定を含む)されているまたは提供予定の道路区間を、交差点やインターチェンジなどで分割し、番号を付けた区間のことです。
インターナビ交通情報も同じ番号体系を利用し、フローティングカーシステムによってVICS データの未提供リンクを補っています。
WMA(ダブリュー・エム・エー)
Windows Media Audioの略称で、Microsoft社の音声圧縮フォーマットです。MP3よりも高い圧縮率で音声データを圧縮する方式です。
WMA は、著作権保護機能(DRM)をサポートしており、著作権で保護されたWMA ファイルを再生するには、ライセンスキーが発行されたプレイヤーに限定されています。本システムでは、著作権で保護されたWMA ファイルは再生することができません。
3軸ジャイロセンサー車の方向、上り下りを調べる部品です。
3Dハイブリッドセンサー
車の方向、車の高度差(3軸ジャイロセンサー)、車の走行速度(車速センサー)を測定して、自車位置を決める部品です。