BBQにおすすめの海外料理(野菜編)
いつもと違うBBQを楽しみ隊!
          更新日:2017.06.14

こいしゆうか- 簡単に手に入る食材だけで作れる
BBQにおすすめの海外料理をご紹介! 
こんにちは!こいしゆうかです。
1日中外で過ごすのが心地よい季節になり、週末に家族や友達とBBQを楽しむ機会も増えてきたのではないでしょうか。野外で会話をしながらの食事はとっても楽しいのですが、料理がワンパターン化しがちなのが玉にきず。
そこで今回は、マンネリを感じた際におすすめのBBQ料理をご紹介します。といっても、手の込んだものを作るわけではなく、ちょっと目線を変えて、海外の野菜料理を作ってみようと思います。海外の料理の中には、作り方や味付けが日本ではあまりなじみのないものがあるので、とっても手軽にいつもと違うBBQを楽しめるんです!
          中には、下の写真のように「野菜を丸焦げになるまで焼く」なんて調理法の料理も。この野菜がどんな味になるのか、それだけでもちょっとワクワクしませんか?

企画の実施にあたり、BBQコーディネーターの方に、日本で簡単に手に入る食材だけで作れる、BBQにおすすめの海外料理レシピを4品紹介してもらいました。
          これらを実際にキャンプ場で作って、BBQで多国籍料理を楽しんじゃおうと思います!

今回作った料理のレシピは、ページの最後にリンクを掲載しておきますので、作って見たいと思った方は、ぜひそちらもチェックしてくださいね。では、早速レポートしていきましょう!
噂の丸焦げ料理!
            エスカリバーダ(スペイン風焼き野菜のマリネ)
            
まずは、野菜を黒焼きしてから外側をむいて食べるという、スペイン・カタルーニャ地方の伝統料理「エスカリバーダ」。日本でいう、焼きナスのような料理ですね。
            冒頭で紹介した「野菜を丸焦げになるまで焼く」というのは、この料理のことでした。でも、実際にやってみたら想像以上。不安になるくらい丸焦げにします。

パプリカの表面にオリーブオイルを塗ったら、30分くらい炭火でじっくり焼いて真っ黒にします。

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こ、これ大丈夫なの?
炭化してしまわないかな? 

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遠火でじっくり外側だけ焦がしてるから大丈夫…なはず。
 

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見るからに苦そうだけど…。
 

網からあげて、焦げた部分をむくと…

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なんか、中身がぷにゅぷにゅしてる!!
 

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こ、これは!
中が蒸された状態になってる! 

ナスと長ネギも同様に、「丸焦げ→焦げむき」したら、最後にワインビネガーやオリーブオイルで味付けをして完成。

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わぁ!野菜の甘みがすごい出てる!
そのまま焼いただけなのに、蒸し焼きしたみたいになるんだね。おもしろーい! 

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これは、はじめて食べたなぁ。
じっくり焼くから時間はかかるけど、のんびり会話を楽しみながら野菜を焼いて楽しみたいね。 

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ワインビネガーでさっぱり仕上げているのもお肉に合いそう!
黒焦げだから苦いかと思ったら、全然違う。 
甘辛がやみつきになる!
            メキシカングリルドコーン(メキシコ風焼きとうもろこし)
            
お次は、メキシコ風焼きとうもろこし「メキシカングリルドコーン」。NYで人気に火がついたこの料理は、とうもろこしにマヨネーズを塗って、チーズとチリパウダーをかけるだけ。
            たったこれだけで、いつものしょうゆ味の焼きとうもろこしとは全然別物になります!とうもろこしの甘さとチリパウダーの辛さがやみつきになる一品です。

皮付きの場合は、そのまま焼きます。

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いまのところ、フツウの焼きとうもろこしだね。
 

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皮付きの場合は、皮が少し焦げるくらいまで焼くんだって。
 

マヨネーズを塗って、もう一度軽く焼いたら、お次はチリパウダー!
          辛いのがお好きな方はたくさん振りかけちゃいましょう。

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チリパウダーをたくさんかけたほうがおいしいらしいから、いっぱいかけてみます!
オイラ、燃えちゃうぜ~! 

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……。
マヨネーズが接着剤代わりになるんだね。 

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どんな味なのか楽しみ!
 

最後にチーズをたっぷり振りかけたら完成。

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甘辛!!おいしい!
いつものとうもろこしと全然違う、異国の風が! 

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とうもろこしの甘さとチリパウダーの辛さが癖になるね。次々いける。
 

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チーズがまたコクを出してて、本当においしい!
お肉がなくても、これ単品でも十分うれしいランチになるかも! 
おしゃれに楽しみたい方は
            イタリアやトルコ風に!
            上の2つの料理と比べるとパンチには欠けますが、おしゃれに海外気分を楽しみたい方には、これから紹介する2つの料理がおすすめ。味がさっぱりしているので、お肉との相性はバッチリです!
●焼きカプレーゼ(イタリア風の前菜)

日本でもすっかりおなじみになった、イタリア南部カンパニア地方のサラダ「カプレーゼ」。本来は冷製ですが、今回はそれをグリルして、温かい料理にアレンジしてみました。

作り方はとっても簡単。トマトをくりぬいて、中にチーズとカットしたトマトを入れて焼くだけ。

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とろ~りチーズと熱々のトマトで、冷製のカプレーゼと全然違う味わいになった!
前菜だけど温かいものが欲しい、という時なんかにも最高だね。 
●サラタス(トルコ風のサラダ)

トルコ式BBQは、焼いたお肉をサラダと一緒にパンに挟んで食べるのがポピュラーなのだそう。そんなトルコのサラダ、「サラタス」も作ってみました。

こちらも作り方は簡単。トマト、玉ねぎ、パプリカを細かくカットして、味付けするだけ!パンにお肉と一緒に挟んでいただきましょう。

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うん、さっぱりしてる!
これなら肉の重さを感じずに、朝からでもパクパクいけちゃうかも。
ローストビーフと一緒に挟んで食べでも、おいしそう! 
多国籍BBQ料理(野菜編)、
            お気に入りはどれだ!?
            

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一番のお気に入りは、メキシカングリルドコーンかな。
焼きとうもろこしって、すぐにお腹がいっぱいになっちゃうから苦手だったけど、これはなぜかどんどん食べられる! 

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僕は、エスカリバーダかな。
お肉ばかり食べていると、ちょっと胃もたれする年になってきたからね(笑)。 

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あまりなじみがない料理って、作っている時に味がイメージできないから面白いね。
 

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そうだね。
作り方や味付け、食べ方が違うだけで、
野菜の料理がすごい楽しく感じたよ。 
グリルを囲んで、会話をしつつ楽しむのもBBQの醍醐味。
              「何ができるの?」「どんな味がするんだろう?」
              みんなが知らない料理は、きっと会話を盛り上げてくれはずです!
              BBQにマンネリを感じた際は、ぜひ作ってみてくださいね。
●おまけ
炭の置き方とグリルの片付けのコツ
最後に、レシピを教えてくれたBBQコーディネーターの方に聞いた、BBQをする際の炭の置き方と片付けのポイントを簡単にご紹介します。
【炭の置き方】

グリル全面に炭を置いてしまいがちですが、炭は半分に寄せて置きましょう。
こうすることで、遠火にするなど火力を調整することができます。
また、蓋付きグリルや、網の高さが変えられるグリルもおすすめです。
【片付けのコツ】

グリルが温かいうちに金タワシなどで乾拭きすると、お肉から出た脂分を燃やしてくれ、ベト付きを取ることができます。水洗いをする前にやりましょう。
              (やけどにご注意ください。革手袋など必須です。)
今回作った料理
レシピ監修:中村 圭一(「旅するBBQ Smore(スモア)」代表)
※このコンテンツは、2017年6月の情報をもとに作成しております。