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2001 ロードレース世界選手権シリーズ
  第2戦 南アフリカGP(ウェルコム)
 
  2001年 4月22日開催 前のレースへ | 次のレースへ  
  天候:晴れ 気温:25℃ コースコンディション:ドライ 観客:51,000人(3日間)  
     
  開幕戦に続いてHonda勢が大活躍!500ccでロッシが2連勝!
2位カピロッシ、3位に宇川!250ccでも加藤が2連勝!
 
 
 
開幕2連勝のロッシ(右)と2位のカピロッシ(左) 250cc開幕2戦連続PPから2連勝の加藤 500cc、2戦目にして表彰台を獲得の宇川 昨年のオランダGP以来の500cc、Honda表彰台独占
 
 

南アフリカのウェルコムサーキットで行われた第2戦南アフリカGPは、500ccクラスでPPスタートのロッシが優勝を飾り開幕2連勝。2位にカピロッシ、3位に宇川徹と、昨年のオランダGP以来のHonda表彰台独占を果たした。250ccクラスは、開幕から2戦連続PPの加藤大治郎が、M.メランドリ(A)の追撃を振り切って開幕2連勝。ロッシとともに、早くもタイトル争いで大きなアドバンテージを築いた。125ccクラスは、宇井陽一(D)が優勝。3位に上田昇が入った。

 
   

ウェルコムでグランプリが開催されるのは今年で3回目。過去2年は、スリッピーな路面に選手たちは悩まされ続けたが、今年はサーキット周辺の整備も整い、路面のグリップも良好で、初日から好タイムが続出することになった。また、過去2年は、雨の多いレースウィークだったが、今年は連日、好天に恵まれ、絶好のコンディションの中で予選と決勝が行われた。

前戦日本GPでは、見事に3クラス制覇。史上初のグランプリ500勝を達成したHonda勢は、アフリカ大陸の南の外れに位置するウェルコムでも、好調なスタートを切った。

500ccクラスは、ロッシが初日のフリー走行でトップタイムをマーク。2番手に前戦日本GPでPPを獲得したカピロッシがつけた。以後、すべてのセッションで、この二人がライバルを圧倒。初日の予選ではカピロッシが暫定PPを獲得。2日目の予選でロッシが逆転PPと、この二人が今グランプリの本命に浮上した。

さらに、日本GPでトップグループを走行。ルーキーながら素晴らしい走りを見せている宇川徹が6番手。一昨年のチャンピオン、クリビーレも9位と復活を感じさせる走り。Honda勢は、今回も優勝を狙えるポジションにつけた。

そして迎えた決勝レース。朝方はやや雲の多い空模様だったが、決勝が始まる正午には快晴。気温も25度まで上がる絶好のコンディションとなった。絶好のスタートを切ったのは、予選5番手のK.ロバーツ(S)とカピロッシ。この二人が1コーナーでクロスラインとなり、その間にロッシがトップに立った。

しかし、2周目に再びロバーツが再びトップに立ち、ロッシがそれを追撃する形となった。その後方には、G.マッコイ(Y)、阿部典史(Y)、中野真矢(Y)、宇川徹とカピロッシと混戦模様。中盤には、この7台がトップグループを形成することになった。

激しく入れ替わるポジション。中盤には、ロバーツから阿部(Y)にトップが交代する。しかし、ペースを上げたロッシが17周目に阿部(Y)を交わしてトップに立ち、そのまま、28周のレースを見事、逃げ切った。

そのロッシを激しく追撃したのが、序盤、トップグループの後方につけていたカピロッシ。ジリジリとポジションを上げて、終盤には2番手に浮上。さらに、その後方では、阿部と中野と宇川の激しい3番手争いとなり、ラスト4周で3番手に浮上した宇川が、500cc2戦目にして表彰台を獲得。昨年のオランダGP以来の表彰台独占となった。

250ccクラスは、今大会も加藤大治郎が好調。暫定PPを獲得。2日目の予選も、コース上の渋滞に苦しみながらも、見事、2戦連続PPを獲得。決勝レースも、スタート直後は、M.メランドリ(A)と原田哲也(A)に先行を許したが、オープニングラップに原田を交わし、3周目にメランドリを交わすとぐいぐいとペースアップ。中盤には5秒もの大きなリードを築いた。終盤になって、メランドリ(A)が猛追するも、一度もトップの座を譲ることなく、開幕2連勝を飾った。

125ccクラスは、PPスタートの宇井陽一(D)が優勝。予選2番手の上田昇は、車体のセッションが完全ではなく、序盤にペースを上げられず、惜しくも3位に終った。開幕戦日本GPで優勝、Honda500勝に貢献した東雅雄は、トップグループにつけるも痛恨のコースアウト。悔しい10位に終った。

 
 

V.ロッシ(500cc/優勝)
序盤はフロントのフィーリングが悪くて、思うようにぺースを上げることが出来なかった。それでロバーツの後ろにいて様子を見ていたが、10周を過ぎたころからいい感じで走れるようになった。99年には250で優勝しているが、去年は500ccのデビュー戦で転倒しているし、その雪辱を果たすことが出来た。今年は去年よりもタイムが1秒以上も上がっているし、グランプリにとってもすごくいいことだと思う。1年が経ってタイムが上がるのは当然だし、本当にいいレースが出来たと思っている。

L.カピロッシ(500cc/2位)
いつも予選だけ速いって言われるけど、今日のレースを見てくれたら、そうじゃないということがわかってくれたと思う。優勝は出来なかったが、自分のポテンシャルを十分に見てもらえたと思っている。今日はレース中にロバーツと押し出されて、追い上げるのが本当に大変だった。

宇川  徹(500cc/3位)
今日はトップの2台に離されてしまい、最後まで集中するのが大変だった。それでも、3位争いから抜け出して表彰台に立てたのは嬉しい。前回の鈴鹿は、みんなにいいレースをしたと言われたが、自分としては転倒で結果を残すことが出来なかったし、残念なレースだった。そんなレースをいつまでも引きずりたくなかったし、内容には納得していないが、表彰台に立てたという結果には満足している。とにかく、鈴鹿で右足首を痛めてしまったことが、今回のレースに影響していた。怪我はしちゃいけないということを痛感したレースだった。

A.クリビーレ(500cc/6位)
今日は予選順位も良くなかったし、1コーナーの進入を考えれば、スタート位置も悪かった。トップグループには離されるなと思っていたが、一周目にS.ジベルノーが転倒しそうになって、その影響でかなり遅れてしまった。それに芳賀とマッコイの転倒で、コース上にガソリンも出ていたし、もう、トップグループには追いつけなかった。でも、この3日間を見れば、調子も戻って来ていることを実感することが出来た。確かに結果は悪かったが、自分としてはハッピーなレースだった。

加藤大治郎(250cc/優勝)
予選初日はエンジンが思うように走らなかったが、2日目はいい状態にセッティングすることが出来た。ただ、コース上が混雑するので、集中するのが大変だった。決勝も、序盤は予定通りのペースで走れたが、中盤はかなり苦しかった。終盤は、転ぶんじゃないかという状態だったけれど、勝つことが出来て嬉しい。メランドリが後ろから追い上げているのは知っていたし、差は詰まっていたが、抜かれるとは思わなかった。

 
       
 
     
  ロードレース世界選手権 第2戦 結果表  
 

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■500ccクラス
POS RIDER MACHINE TEAM LAPS TIME
1 V.ROSSI Honda NSR500 NASTRO AZZURRO Honda 28 45'03.414
2 L.CAPIROSSI Honda NSR500 West Honda PONS 45'04.074
3 T.UKAWA Honda NSR500 REPSOL YPF HONDA 45'10.944
4 S.NAKANO Yamaha Gauloises Yamaha Tech 3 45'12.067
5 N.ABE Yamaha Antena 3 Yamaha-d'Antin 45'12.638
6 A.CRIVILLE Honda NSR500 REPSOL YPF HONDA 45'16.625
7 K.ROBERTS Suzuki Telefonica Movistar Suzuki 45'16.719
8 M.BIAGGI Yamaha Marlboro Yamaha Team 45'17.077
9 A.BARROS Honda NSR500 West Honda PONS 45'20.771
10 S.GIBERNAU Suzuki Telefonica Movistar Suzuki 45'25.111
11 J.VD GOORBERGH Proton KR Proton TEAM KR 45'41.063
12 H.AOKI Honda NSR500V Arie Molenaar Racing 45'52.001
13 J-L.CARDOSO Yamaha Antena 3 Yamaha-d'Antin 46'04.524
14 A.WEST Honda NSR500V Dee Cee Jeans Racing Team 46'09.587
15 C.WALKER Honda NSR500 HARDWICK RACING 46'11.669
16 O.JACQUE Yamaha Gauloises Yamaha Tech 3 46'13.676
17 L.HASLAM Honda NSR500V Shell Advance Honda 46'18.544
18 J.STIGEFELT Sabre V4 Sabre Sport 27 45'09.018
19 B.VENEMAN Honda NSR500V Dee Cee Jeans Racing Team 45'32.480
20 M.WILLIS Pulse Pulse GP 46'01.305
21 G.McCOY Yamaha Red Bull Yamaha WCM 17 27'30.128
--- CLASSIFIED ---
R N.HAGA Yamaha Red Bull Yamaha WCM 4 6'33.506
DNS J.VINCENT Pulse Pulse GP
 

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■250ccクラス
POS RIDER MACHINE TEAM LAPS TIME
1 D.KATOH Honda NSR250 TEAM TELEFONICA MOVISTAR Honda 26 42'31.371
2 M.MELANDRI Aprilia MS Aprilia Racing 42'31.454
3 T.HARADA Aprilia MS Aprilia Racing 42'47.177
4 R.LOCATELLI Aprilia MS Eros Ramazzotti Racing 42'49.037
5 F.NIETO Aprilia Valencia Circuit Aspar Team 43'05.402
6 J.McWILLIAMS Aprilia Aprilia Grand Prix 43'05.604
7 S.PORTO Yamaha Yamaha Kurz 43'05.683
8 R.ROLFO Aprilia Safilo Oxydo Race 43'06.445
9 N.MATSUDO Yamaha Petronas Sprinta Yamaha TVK 43'06.556
10 A.HOFMANN Aprilia Dark Dog Racing Factory 43'22.970
11 S.YUZY Yamaha Petronas Sprinta Yamaha TVK 43'25.176
12 S.GUINTOLI Aprilia Equipe de France - Scrab GP 43'25.437
13 D.CHECA Honda RS250R Team Fomma 43'25.846
14 K.NOHLES Aprilia MS Aprilia Racing 43'26.656
15 A.DEBON Aprilia Valencia Circuit Aspar Team 43'29.109
16 J.VIDAL Aprilia PR2 Metrored 43'40.767
17 L.LANZI Aprilia Campetella Racing 43'50.660
18 J.ALLEMAND Yamaha Antena 3 Yamaha-d'Antin 43'51.105
19 E.ALZAMORA Honda NSR250 TEAM TELEFONICA MOVISTAR Honda 43'51.510
20 F.BATTAINI Aprilia MS Eros Ramazzotti Racing 43'51.700
21 C.BARROS Yamaha Yamaha Kurz 25 42'40.071
22 D.GIUGOVAZ Yamaha Edo Racing 42'40.355
23 J.VAN VUUREN Yamaha Privest Yamaha-d'Antin 42'41.621
24 K.POENSGEN Aprilia Dark Dog Racing Factory 42'56.293
--- CLASSIFIED ---
R R.DE PUNIET Aprilia Equipe de France - Scrab GP 24 40'13.864
R D.DE GEA Yamaha Antena 3 Yamaha-d'Antin 12 20'21.377
R I.SILVA Honda RS250R Queroseno Racing Team 21'24.837
R S.EDWARDS TSR-Honda FCC-TSR 9 15'45.125
R L.BOSCOSCURO Aprilia Campetella Racing 6 10'05.735
R R.CHIARELLO Aprilia Aprilia Grand Prix 2 4'42.046
 

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■125ccクラス
POS RIDER MACHINE TEAM LAPS TIME
1 Y.UI Derbi L & M Derbi Team 24 41'27.323
2 M.POGGIALI Gilera Gilera Racing Team 41'28.611
3 N.UEDA TSR-Honda FCC-TSR 41'34.472
4 G.BORSOI Aprilia LAE - UGT 3000 41'34.688
5 A.NIETO Jr. Honda RS125R Viceroy Team 41'35.054
6 A.VINCENT Honda RS125R Team Fomma 41'35.312
7 M.SABBATANI Aprilia Bossini Fontana Racing 41'35.437
8 S.JENKNER Aprilia LAE - UGT 3000 41'42.463
9 A.DE ANGELIS Honda RS125R Matteoni Racing 41'52.064
10 M.AZUMA Honda RS125R Liegeois Competition 41'58.073
11 S.PERUGINI Italjet Italjet Racing Team 41'58.156
12 M.GIANSANTI Honda RS125R Axo Racing Team 41'58.328
13 D.PEDROSA Honda RS125R Telefonica Movistar jnr Team 41'58.513
14 G.SCALVINI Italjet Italjet Racing Team 41'59.141
15 P.NIETO Derbi L & M Derbi Team 41'59.521
16 J.OLIVE Honda RS125R Telefonica Movistar jnr Team 42'03.300
17 A.BRANNETTI Aprilia Team Crae 42'03.706
18 A.ELIAS Honda RS125R Telefonica Movistar jnr Team 42'05.156
19 L.CECCHINELLO Aprilia MS Aprilia LCR 42'26.129
20 E.BATAILLE Honda RS125R Axo Racing Team 42'28.728
21 G.TALMACSI Honda RS125R Racing Service 42'40.312
22 J.HULES Honda RS125R Matteoni Racing 42'52.359
23 J.MULLER Honda RS125R PEV-Spalt-ADAC Sachsen 23 41'29.760
24 R.JARA Aprilia MS Aprilia LCR 42'14.651
--- CLASSIFIED ---
R P.HAFENEGER Honda RS125R Liegeois Competition 13 23'08.685
R M.PETRINI Honda RS125R Racing Service 11 19'32.560
R G.CAFFIERO Aprilia Bossini Fontana Racing 9 15'40.638
R A.RODRIGUEZ Aprilia Valencia Circuit Aspar Team 8 14'08.128
R J.SMRZ Honda RS125R Budweiser Budvar Hanusch