F1世界選手権 CARTチャンピオンシップ・シリーズ全日本GT選手権ロードレース世界選手権スーパーバイク世界選手権全日本ロードレース選手権モトクロス世界選手権AMA スーパークロストライアル世界選手権全日本トライアル選手権ル・マン/マン島/鈴鹿8耐
Honda ホームページへ
MotorSports
HondaRacing Topへ
Honda Racing JMX
スケジュールへ ランキングへ
2001 全日本モトクロス選手権シリーズ
  第10戦/最終戦 日本GP(宮城県・スポーツランドSUGO)
 
  2001年 10月28日開催 前のレースへ  
  天候:晴れのち雨 気温:15℃ コースコンディション:ドライ/マディ 観客:15,100人  
     
  チャンピオン熱田孝高が地元菅生に凱旋勝利!
総合優勝は小田切が2戦連続ゲット!
 
 
 
地元菅生にチャンピオンとして帰って来た熱田 250ccヒート1表彰台、左から2位小田切、優勝熱田、3位勝谷 4ストマシンをモノにした小田切 会心のレースに小田切の表情も明るい
 
 

前大会でチャンピオンを獲得した熱田孝高が、最終戦のホームグラウンドに凱旋。ヒート1ではスタート7番手から追い上げた熱田が、トップの田中を終盤にかわし、今季12勝目を挙げた。ヒート2では小田切が自身初のスタートトゥフィニッシュで快勝し、前大会に続く総合優勝(2/1)を果たした。この結果、Hondaは今季250クラスランキングの1、2位を、2ストローク車と4ストローク車により独占。最良の形でシーズンを締めくくることができた。

 
   

最終戦の日本グランプリ大会は、当初予定されていたHARPからスポーツランドSUGOに会場を移しての開催となった。チャンピオンは前回の四国大会で両クラスとも決定していたが、ランキング2位以下の確定は今大会にかかっていた。

菅生での全日本は今季3度目になるが、毎回コースレイアウトが大幅に異なり、今大会はハイスピード型の趣き。決勝当日の朝は晴れていたが、午後からは雨になり、ヒート2が行われる頃にはマディコンディションとなった。

●250ヒート1
ホールショットを取ったのは勝谷だったが、オープニングから田中がリーダーとなった。田中を追う上位陣には勝谷、小田切、大河原、成田が控える。熱田は1周目7番手、高濱は10番手につけた。

序盤から好位置につけた小田切は2周目に2番手に浮上したが、逃げ足の速い田中がリードを広げ独走態勢に持ち込む。一方、熱田は中盤からペースアップを図り、10周目には3番手まで挽回、12周目には小田切をかわして2番手までポジションを上げた。

トップの田中と熱田の差は一時8秒ほどあったが、25分すぎから熱田の猛追が両者の差を一気に詰め、ラスト2周で熱田が逆転。今季12勝目となるヒート優勝を、熱田が掌中に収めた。かわされた後も熱田に食い下がった田中が、フープスで転倒リタイアしたため、2位には小田切が入った。

●250ヒート2
午後からの雨でマディとなったコースで、小田切が初のホールショットを決めた。直後には成田、辻と続き、熱田は6番手からレースを始めた。序盤から飛ばす小田切は、3周で11秒ものリードを築き、完全な独走態勢に持ち込む。熱田は8周目には3番手まで浮上したが、転倒でポジションを下げてしまい、辻と勝谷に再度挑む展開となった。

後半になっても豪快に飛ばし続ける小田切は、成田に対し最大25秒のアドバンテージを見せつけ、ぶっちぎりのままスタートトゥフィニッシュを達成。この結果、チャンピオン熱田に次ぐランキング2位の座は、小田切のものとなった

熱田は転倒を繰り返しながらも、最後の2周で勝谷と辻をかわし、3位まで漕ぎ着けた。今季最後の表彰台の上では、熱田の口から「来年はGPに行けることになりました。」と新たな参戦計画が披露された。

●125ヒート1
加賀がホールショットを奪ったが、2周目からは渡辺がリーダー。加賀と入れ代わるように芹沢と田島が浮上すると、10分すぎ頃から渡辺、芹沢、田島の三つ巴のトップ争いとなる。この混戦から抜け出した芹沢が、終盤もリードを守りきり、今季3勝目を挙げた。

●125ヒート2
雨の中、田島がスタートトゥフィニッシュで優勝。4番手でスタートした芹沢は、1周目の3コーナーで転倒した後、7位まで挽回してチェッカーを受けた。

 
 

250
熱田 孝高(1/3位)
楽しいレースでしたね。地元の菅生だし、ここではピンピン(1/1)取ってなかったから絶対に決めたかったんだけれど、まあ無事にシーズンを終えることができたので満足してます。ヒート1は序盤ペースが上がらなくて苦労したけれど、だんだん前が見えてきたので、これは行けるぞと思って頑張りました。ヒート2は雨で、コケて抜かれて抜き返しての連続で、辻君とTK(勝谷)相手のバトルに終始しちゃいましたけど、最後は目つぶって全開で3位ゲットしました。そんなわけで表彰台に上がれたので、ファンのみなさんに来年のことを伝えることができてよかったです。そう、来年はイギリスのCAS Hondaというチームに移籍して、世界GPに挑戦します。自分としては、全日本チャンピオンを防衛していくという考えはなくて、次はもっと厳しい戦いの場に行きたいという希望がありました。HRCの協力を得て夢が実現することになり、本当に感謝しています。今後も応援よろしくお願いします。

小田切一剛(2/1位)
1ヒート目はちょっと身体が固まっちゃったんですが、2ヒート目はうまく走れて優勝できたのでうれしいです。自分はスタートが下手なので、ホールショットなんて初めてなんです。1コーナーで前に誰もいなくて、あれーどうしようって感じでした。2戦連続の総合っていうのもありますが、苦手だった菅生で勝てたことが一番うれしいです。ポイント争いのことを気にして守りに入ってしまったのか、最初はうまく走れなかったんです。自分はランキング2位で、すぐ下に4ストのライバルの大河原がいたから、どうしても負けたくない気持ちがありました。こっちは1年目だけど、バイク(CRF450R)の良さを証明できたので、今はほっとしてます。開発の仕事や自分のケガやいろんなことがあったけれど、シーズンの最後はいい感じでまとめることができました。来年はヨッちゃん(熱田)がGPに行っていなくなるけど、自分も頑張ってデナシオン(国対抗団体戦)代表に選ばれたら、一緒にヨーロッパを走れる。それを目標に頑張ります。

125
芹沢 直樹(1/7位)

ヒート1は前回の菅生と同じような感じでしたね。今回はちぎるほどのスピードはなかったんですけれど、競り合う余裕があったので、田島君が追い上げて来ても勝てたと思います。菅生と相性がいいのは、コース幅が広いので楽しく走れるせいでしょうか。でも、トータルではうれしい半面、ヒート2のスタート直後と、追い上げ途中にもう一度転倒してしまったのが悔しい。今回は最終戦なので、ランキング4位から3位に上がることを目標にしていたんです。ヒート1の時点で学(渡辺)を抜いて、ランキング3位になったんですが、ヒート2の転倒で結果的に4位。これは表彰台に上がるか上がれないかと同じくらいの違いで、課題を残したなって感じです。

 
       
 
     
  全日本モトクロス選手権 第10戦 結果表  
 
| 125ccクラスへ |
■国際A級250ccクラス
ヒート1 ヒート2 総  合
POS RIDER MACHINE POS RIDER MACHINE POS RIDER MACHINE
1 熱田 孝高 Honda RC250M 1 小田切一剛 Honda CRF450R 1 小田切一剛 Honda CRF450R
2 小田切一剛 Honda CRF450R 2 成田  亮 Suzuki 2 熱田 孝高 Honda RC250M
3 勝谷 武史 Honda 3 熱田 孝高 Honda RC250M 3 成田  亮 Suzuki
4 大河原功次 Yamaha 4 辻 健二郎 Honda 4 勝谷 武史 Honda
5 成田  亮 Suzuki 5 勝谷 武史 Honda 5 辻 健二郎 Honda
6 増田 一将 Yamaha 6 釘村 太一 Yamaha 6 釘村 太一 Yamaha
7 釘村 太一 Yamaha 7 高濱龍一郎 Honda RC250M 7 大河原功次 Yamaha
8 中山  裕 Honda 8 中山  裕 Honda 8 高濱龍一郎 Honda RC250M
9 高濱龍一郎 Honda RC250M 9 出原  忍 Suzuki 9 中山  裕 Honda
10 辻 健二郎 Honda 10 大河原功次 Yamaha 10 出原  忍 Suzuki
11 小川 裕紀 Suzuki 11 熱田 高輝 Honda 11 小川 裕紀 Suzuki
12 T.キャンベル Suzuki 12 村野 秀弥 Kawasaki 12 増田 一将 Yamaha
13 出原  忍 Suzuki 13 柴田 智樹 Honda 13 熱田 高輝 Honda
14 山本 堅市 Honda 14 小川 裕紀 Suzuki 14 沼田 誠司 Honda
15 沼田 誠司 Honda 15 沼田 誠司 Honda 15 村野 秀弥 Kawasaki
16 熱田 高輝 Honda 16 片平 竜英 Honda 16 T.キャンベル Suzuki
17 斉藤 真也 Yamaha 17 増田 一将 Yamaha 17 柴田 智樹 Honda
18 片平 竜英 Honda 18 中村 勇樹 Suzuki 18 山本 堅市 Honda
19 村野 秀弥 Kawasaki 19 深澤 寿勇 Yamaha
20 城田 賢一 Kawasaki 20 伊倉 広夢 Honda
21 納屋  望 Suzuki 21 太田 真成 Kawasaki
22 柴田 智樹 Honda 22 斉藤 真也 Yamaha
23 本田 太一 Honda 23 本田 太一 Honda
24 池田 孝宏 Honda 24 角掛 晃平 Ktm
25 中村 勇樹 Suzuki 25 城田 賢一 Kawasaki
26 伊倉 広夢 Honda 26 平瀬 慎士 Kawasaki
27 深澤 寿勇 Yamaha 27 池田 孝宏 Honda
28 角掛 晃平 Ktm 28 田渕  武 Yamaha
29 増川 誠治 Suzuki
--- 以上完走 ---
30 太田 真成 Kawasaki R 納屋  望 Suzuki
31 田中 教世 Kawasaki R 山本 堅市 Honda
--- 以上完走 ---
R T.キャンベル Suzuki
R 平瀬 慎士 Kawasaki R 榎本 裕保 Kawasaki
 
| 250ccクラスへ |
■国際A級125ccクラス
ヒート1 ヒート2 総  合
POS RIDER MACHINE POS RIDER MACHINE POS RIDER MACHINE
1 芹沢 直樹 Honda 1 田島 久誌 Yamaha 1 田島 久誌 Yamaha
2 田島 久誌 Yamaha 2 渡辺  学 Yamaha 2 渡辺  学 Yamaha
3 渡辺  学 Yamaha 3 平塚 雅樹 Honda 3 芹沢 直樹 Honda
4 鈴木 友也 Yamaha 4 小島太久摩 Suzuki 4 平塚 雅樹 Honda
5 佐藤 英吾 Yamaha 5 戸田 蔵人 Honda 5 加賀 真一 Suzuki
6 平塚 雅樹 Honda 6 加賀 真一 Suzuki 6 佐藤 英吾 Yamaha
7 加賀 真一 Suzuki 7 芹沢 直樹 Honda 7 川島雄一郎 Honda
8 川島雄一郎 Honda 8 福留 善秀 Honda 8 小島太久摩 Suzuki
9 中村 友則 Kawasaki 9 川島雄一郎 Honda 9 佐合  潔 Honda
10 高須 庸市 Suzuki 10 佐藤 英吾 Yamaha 10 鈴木 友也 Yamaha
11 佐合  潔 Honda 11 佐合  潔 Honda 11 中村 友則 Kawasaki
12 瀬川 巧平 Yamaha 12 中村 真悟 Kawasaki 12 戸田 蔵人 Honda
13 尾崎 友哉 Yamaha 13 請川 意次 Suzuki 13 福留 善秀 Honda
14 鈴木 大助 Honda 14 中村 友則 Kawasaki 14 高須 庸市 Suzuki
15 高見 俊次 Honda 15 益留信太郎 Kawasaki 15 中村 真悟 Kawasaki
16 請川 意次 Suzuki 16 高見 俊次 Honda 16 瀬川 巧平 Yamaha
17 細野  彰 Honda 17 阿部 友洋 Yamaha 17 請川 意次 Suzuki
18 小島太久摩 Suzuki 18 鈴木 大助 Honda 18 尾崎 友哉 Yamaha
19 福留 善秀 Honda 19 高須 庸市 Suzuki 19 鈴木 大助 Honda
20 中村 真悟 Kawasaki 20 細野  彰 Honda 20 益留信太郎 Kawasaki
21 阿部 友洋 Yamaha 21 鈴木 友也 Yamaha 21 高見 俊次 Honda
22 武田 慎平 Suzuki 22 小宮  章 Suzuki
23 大熊 雅美 Honda 23 大熊 雅美 Honda
24 益留信太郎 Kawasaki 24 武田 慎平 Suzuki
25 小宮  章 Suzuki 25 尾崎 友哉 Yamaha
26 松本  康 Honda 26 瀬川 巧平 Yamaha
27 手島りゅうすけ Yamaha 27 小野木完司 Honda
--- 以上完走 ---
28 松本  康 Honda
R 須田  純 Kawasaki 29 手島りゅうすけ Yamaha
R 加賀  晃 Honda 30 国立 賢治 Kawasaki
R 戸田 蔵人 Honda 31 須田  純 Kawasaki
--- 以上完走 ---
R 加賀  晃 Honda