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2001 全日本GTスペシャルステージ
  マレーシア/セパンサーキット
 
  2001年 6月24日開催 前のレースへ | 次のレースへ  
  天候:曇り 気温:32℃ コースコンディション:ドライ 観客:43,000人  
     
  TAKATA 童夢 NSX(加藤/フィリップ組)が2位表彰台を獲得!  
 
 
最後まで激しい追い上げを見せた加藤/フィリップ組の走行シーン 4万3千人の観客を集めたセパンサーキット 激しい暑さの中、全車完走を果たしたHonda NSX勢 マレーシアを駆ける、5位ロックタイト 無限 NSX
 
 

マレーシア・セパンインターナショナルサーキットにおいてN-GT規定によるGTオールスター戦「2001 JAPAN GT RACE MALAYSIAN ROUND」の決勝レース<54周(約299.322km)>が6月24日(日)に開催され、GT500クラスにおいて予選4番手からスタートした加藤寛規/セバスチャン・フィリップ組が終盤に激しい追い上げをみせ、2位でチェッカーフラッグを受けた。

 
   

公式予選は晴れ、気温32℃、路面温度45℃というタイヤ、マシン、ドライバーに厳しい状況のもとタイムアタックが行われた。

予選2回目の終盤に各車一勢にタイムアタックを狙う展開となり、最後にニュータイヤに履き替えてタイムアタックを始めた残り10分あたりから目まぐるしく順位が入れ替わった。

結果、加藤寛規/セバスチャン・フィリップ組(TAKATA 童夢 NSX)が4番手、ドミニク・シュワガー/松田次生組(Mobil 1 NSX)が5番手、飯田 章/伊藤大輔組(RAYBRIG NSX)が7番手、メカニカルトラブルにより予選1回目を走行できなかった土屋圭市/金石勝智組(ARTA NSX)が9番手、決勝をハードタイヤで走ることを想定し、タイムアタックを行なった道上 龍/光貞秀俊組(ロックタイト 無限 NSX)は10番手グリッドから決勝を迎えることとなった。

決勝レースは15時(日本時間16時)にローリングスタートが切られた。決勝日の天候は晴れ時々くもり。路面温度が40℃と予選に比べ温度が上がらなかったことがタイヤの消耗に影響を与えることとなった。

レース序盤はソフトタイヤを選んだドミニク・シュワガー選手(Mobil 1 NSX)が5位、加藤寛規選手(TAKATA 童夢 NSX)が6位、伊藤大輔選手(RAYBRIG NSX)が7位、金石勝智選手(ARTA NSX)が8位を走行。続いてHonda NSX勢で唯一ハードタイヤを選択した光貞選手(ロックタイト 無限 NSX)が9位を走行する展開となった。

14周目に金石選手が他車と接触してスピンを喫し、12位まで順位を落とす。24周目に伊藤選手とシュワガー選手がピットイン、それぞれ飯田章選手と松田次生選手にドライバー交代をする。27周目に加藤選手がセバスチャン・フィリップ選手にドライバー交代、ハードタイヤで挑んだ光貞選手は道上龍選手にドライバーを交代し、タイヤをソフトに交換。続いて28周目に金石選手が土屋圭市選手に交代した。

加藤選手から交代したフィリップ選手(TAKATA 童夢 NSX)は周りのライバル達が2分5〜6秒で走行するなか、2分2〜3秒台のハイペースで走行し、35周目には3位に浮上、46周目には2位へ浮上し、トップを追撃する。そして49周終了時点でトップとの差は2秒を切り、チェッカーまで残り3周となった時点では1秒707まで追い上げた。しかし、その後バックマーカーを抜くのに手間取ったことが響き、惜しくもそのまま2位でチェッカーフラッグを受けた。

続いて5位に道上龍/光貞秀俊組(ロックタイト 無限 NSX)、6位に飯田章/伊藤大輔組(RAYBRIG NSX)、土屋圭市/金石勝智組(ARTA NSX)は9位完走を果たした。3位でチェッカーフラッグを受けたD.シュワガー/松田次生組(Mobil 1 NSX)は、レース後に黄旗違反のペナルティにより8位という結果となった。

 
 

加藤 寛規(2位/TAKATA 童夢 NSX)
スタートでミスをしてしまい、その直後の1コーナーで他車と接触した影響でハンドリングにトラブルが起きてしまい、ペースが落ちてしまった。でも、数周でトラブルが解決してくれたので、フィリップ選手に交代する時には3位までポジションを上げることができて満足しています。次戦は富士スピードウェイですが、前回は3位を走行しながらクラッシュで終わったので、ぜひ好成績を残したいと思います。

S.フィリップ(2位/TAKATA 童夢 NSX)
最後は「必ず優勝するぞ」と思って走っていたけど残念だったね。バックマーカーに引っかかってしまい、数秒ロスしたのが致命的だった。あれが無ければ勝てるチャンスは十分にあったよ。でも、今大会は予選から決勝まで調子が良かったので、これからが楽しみだ。近いうちに必ず優勝するから応援してください。

永長  真NSX-GT開発プロジェクトリーダー
レース終盤でのフィリップ選手の追い上げには大変満足しています。チームメイトの加藤選手もハンドリングのトラブルを克服してよくポジションを上げてくれました。ハードタイヤをチョイスした1号車(道上/光貞組)は路面温度が思ったより上がらず、序盤のペースアップができなかったことが最後まで響いてしまいました。しかし、マレーシアという気候の厳しい場所でHonda NSXが大きなトラブル無く全車完走できたことは今後のレースへ向けての自信になりました。今年は昨年よりさらに多くのファンの方々に観戦していただき、スタンドで大変盛り上がっている様子を見て、マレーシアでのGT選手権の認知度が高まっていることが肌で感じられ、とても嬉しく思いました。

 
       
 
     
  全日本GT マレーシアラウンド 結果表  
 
POS CLASS DRIVER CAR Lap TOTAL
1 GT500 脇阪 寿一/野田 英樹 エッソウルトラフロー スープラ 54 1:52'34.377
2 GT500 加藤 寛規/S.フィリップ TAKATA 童夢 NSX 4.956
3 GT500 M.クルム/田中 哲也 ザナヴィ ヒロト GT−R 22.143
4 GT500 E.コマス/影山 正美 ペンズオイルゼクセルGT−R 35.270
5 GT500 道上  龍/光貞 秀俊 ロックタイト 無限 NSX 47.558
6 GT500 飯田  章/伊藤 大輔 RAYBRIG NSX 1'02.597
7 GT500 星野 一義/本山  哲 カルソニック スカイライン 1'04.336
8 GT500 D.シュワガー/松田 次生 Mobil 1 NSX 1'22.007
9 GT500 土屋 圭市/金石 勝智 ARTA NSX 1'40.165
10 GT500 一ツ山 康/服部 尚貴 イエローコーンマクラーレンGTR 53 1Lap
11 GT500 片山 右京/近藤 真彦 Team UKYO スープラ 52 2Laps
12 GT500 竹内 浩典/立川 祐路 auセルモスープラ 51 3Laps
13 GT300 井出 有治/柳田 真孝 ユニシアジェックスシルビア 50 4Laps
14 GT300 小林 且雄/谷川 達也 クスコスバルインプレッサ 4Laps
15 GT300 新田 守男/高木 真一 ARTA・アペックスMR−S 4Laps
16 GT300 福山 英朗/余郷  敦 シェルタイサンアドバンGT3R 4Laps
17 GT300 D.マラガムワ/J.バルボーザ MT900R 49 5Laps
18 GT300 松田 秀士/西澤 和之 JCMタイサンGT3R 5Laps
19 GT300 和田  久/A.ウィルコック 910ロディオドライブアドバンポルシェ 5Laps
20 GT300 山田 英二/木下 隆之 イクリプスタイサンバイパー 48 6Laps
21 GT300 石橋 義三/須賀 宏明 外車の外国屋アドバンポルシェ 6Laps
22 GT300 柴原 眞介/密山 祥吾 R&DスポーツダンロップGT3R 47 7Laps
23 GT300 羽根 幸浩/下島 洋介 ARC大黒屋ぽるしぇ 7Laps
24 GT300 佐々木孝太/西澤 誠剛 ダンテール・フェラーリ360ウェディング 40 14Laps
--- 以上完走 ---
R GT500 W.ガードナー/土屋 武士 トクホン・トムス・スープラ 28 26Laps
R GT300 G.ハシモト/C.KWAN AMPREX elf RX−7 6 48Laps
R GT500 M.アピチェラ/古谷 直広 ノマド ディアブロJGT−1 1 53Laps
失格 GT300 K.S.YUE/I.RIDAK PORSCHE 993RS 14Laps