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2001 全日本GT選手権シリーズ
  第2戦 富士スピードウェイ
 
  2001年 5月4日開催 前のレースへ | 次のレースへ  
  天候:曇り 気温:17℃ コースコンディション:ドライ 観客:51,000人  
     
  苦戦の中で逆襲を期す
飯田/伊藤組、5位入賞
 
 
 
一時、首位を走った8号車 大バトルを繰り広げた飯田(右)とフィリップ(左) ピットインを待ち受ける無限のクルーと道上 闘い負えたNSXをファンが見つめる
 
 

2001年全日本GT選手権第2戦が静岡県富士スピードウェイで開催された。ゴールデンウィークまっただ中とあって、早朝から熱心なファンが詰めかけ、場内は大盛況となった。高地にある富士スピードウェイは自然吸気エンジンを搭載するNSXにとっては不利な環境。公式予選では、18号車の加藤寛規/セバスチャン・フィリップ組が7位、100号車の飯田章/伊藤大輔組が9位、土屋圭市/金石勝智組が12位、前回優勝した1号車の道上龍/光貞秀俊組が13位、64号車のドミニク・シュワガー/松田次生組が16位と、これまでにない苦境に陥った。

決勝レースでは、NSX本来の武器である軽快なフットワークでターボ勢に対抗、コーナーで間隔を詰めるものの高速コーナーから続く長いストレートでは引き離されるという一進一退の闘いが続いた。フィニッシュ直前、100号車と激しく5位を争っていた18号車が最終コーナーでコースオフしレースから脱落したが、100号車が5位、8号車が6位、1号車が8位、64号車が12位で完走を果たしてレースを終えた。

 
   

2001年全日本GT選手権第2戦が静岡県富士スピードウェイで開催された。ゴールデンウィークまっただ中とあって、早朝から熱心なファンが詰めかけ、場内は大盛況となった。富士スピードウェイは高地にあり、気圧が低い分、自然吸気エンジンを搭載するNSXは他のターボ過給エンジン搭載車に比較すると決定的なパワーダウンを強いられて不利になる。開幕戦では圧倒的な速さを見せつけて表彰台を独占したNSXも、ここでは苦戦が予想された。

公式予選では、予想は現実のものとなった。ターボ過給の利点を活かしたライバル車はタイムアタックで突進、NSXは18号車の加藤寛規/セバスチャン・フィリップ組が7位、100号車の飯田章/伊藤大輔組(ウェイトハンディ10kg)が9位、土屋圭市/金石勝智組(ウェイトハンディ30kg)が12位、前回優勝した1号車の道上龍/光貞秀俊組(ウェイトハンディ70kg)が13位、64号車のドミニク・シュワガー/松田次生組(ウェイトハンディ30kg)が16位と、これまでにない苦境に陥った。

決勝レースでは、18号車、100号車、8号車、1号車が先行するスープラ、GT−R勢に食らいついた。NSXの利点であるコーナリング速度の高さを活かし、コーナーで間隔を詰めるものの高速コーナーから続く長いストレートでは引き離され、一進一退の闘いを続ける。今回は走行距離500kmとシリーズの中でも長距離レース。給油とタイヤ交換がいつもより1回多くなって2回必要となる。その分、レース戦略も勝敗を分ける大事な要因となる。

1回目のピットインが終わる頃、18号車は3位、1号車は4位、100号車が5位と並んだ。だが、NSXがつけこもうと考えていたターボ勢のタイヤ消耗が予想よりも少なく、逆にNSX勢は開幕戦の活躍の結果抱え込んだウェイトハンディも重荷となってわずかずつ順位を下げることとなった。2回目のピットインが終わった段階で、NSX勢は18号車が5位、以下100号車、8号車、1号車が並んでフィニッシュを目指した。

ところがフィニッシュ直前、100号車と激しく5位を争っていた18号車が最終コーナーでコースオフしレースから脱落。結局100号車が5位、8号車が6位、1号車が8位、64号車が12位で完走を果たしてレースを終えた。

 
 

飯田  章(5位/RAYBRIG NSX)
ライバルのタイヤが予想したほどタレなかったのが厳しかった。自分的には激しいバトルもできて、いいレースだったと思うけれども、恥ずかしい。いくら裏のコースでライバルに迫っても、お客さんがいっぱいいるストレートでは、離されていくところしか見てもらえないんだから。このままで終わるわけにはいかない。次回の菅生でのレースではなんとか工夫して逆襲しないといけませんね。

伊藤 大輔(5位/RAYBRIG NSX)
最初から我慢のレースだと覚悟していましたが、思ったよりもターボ勢が速かったので厳しかった。ちょっとミスをしたり遅いクルマにひっかかっただけで、ずっと後ろにいたターボ車に一気に抜かれてしまう。ただ、自分では満点ではないにせよそこそこのレースができたと思ってます。でも飯田さんはもっといいペースで走っていたからもっと勉強しないといけないですね。とにかくライバルには次のレースで仕返しします。

 
       
 
     
  全日本GT選手権 第2戦 結果表  
 
POS CLASS DRIVER CAR Lap TOTAL
1 GT500 脇阪 寿一/野田 英樹 エッソウルトラフロー スープラ 114 3:03'47.900
2 GT500 竹内 浩典/立川 祐路 auセルモスープラ 0.893
3 GT500 M.クルム/田中 哲也 ザナヴィ ヒロト GT−R 7.692
4 GT500 E.コマス/影山 正美 ペンズオイルゼクセルGT−R 9.502
5 GT500 飯田  章/伊藤 大輔 RAYBRIG NSX 9.846
6 GT500 土屋 圭市/金石 勝智 ARTA NSX 12.589
7 GT500 影山 正彦/J.デュフォア デンソーサードスープラGT 15.966
8 GT500 道上  龍/光貞 秀俊 ロックタイト 無限 NSX 17.288
9 GT500 山路 慎一/W.ガードナー マツキヨZENTトムススープラ 26.108
10 GT500 黒澤 琢弥/土屋 武士 カストロール・トムス・スープラ 28.928
11 GT500 織戸  学/荒  聖治 FK/マッシモADVANスープラ 113 1Lap
12 GT500 D.シュワガー/松田 次生 Mobil 1 NSX 1Lap
13 GT500 中谷 明彦/一ツ山 康 イエローコーンマクラーレンGTR 112 2Laps
14 GT500 片山 右京/近藤 真彦 Team UKYO スープラ 111 3Laps
15 GT300 大八木信行/青木 孝行 ダイシン ADVAN シルビア 107 7Laps
16 GT300 井出 有治/柳田 真孝 ユニシアジェックスシルビア 7Laps
17 GT300 新田 守男/高木 真一 ARTA・アペックスMR−S 106 8Laps
18 GT300 松田 秀士/西澤 和之 スポーツトゥデイタイサンGT3 8Laps
19 GT500 加藤 寛規/S.フィリップ TAKATA 童夢 NSX 105 9Laps
20 GT300 山野 哲也/松本 晴彦 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7 9Laps
21 GT300 和田  久/砂子 塾長 910ロディオドライブアドバンポルシェ 9Laps
22 GT300 羽根 幸浩/渡辺  明 ARC大黒屋ぽるしぇ 9Laps
23 GT300 OSAMU/中川 隆正 レイジュンR&DダンロップGT3R 9Laps
24 GT300 山田 英二/木下 隆之 イクリプスDUPLEXバイパー 9Laps
25 GT300 D.マラガムワ/浅見  武 MT900R 104 10Laps
26 GT300 松永まさひろ/佐藤 久実 Netz BP Kosei MR−S 10Laps
27 GT300 石橋 義三/須賀 宏明 外車の外国屋アドバンポルシェ 103 11Laps
28 GT300 井倉 淳一/真稀 遊世 JIM・メディコム GT3R 102 12Laps
29 GT300 尾本 直史/山本 泰吉 C−WESTレッツオ ADVAN シルビア 99 15Laps
30 GT300 石原 將光/平川  晃 ダイヤモンドアドバンポルシェ 15Laps
31 GT300 田中  実/後藤  聡 ウェッズスポーツMR−S 96 18Laps
32 GT300 福山 英朗/余郷  敦 シェルタイサンアドバンGT3R 18Laps
33 GT300 長嶋 正興/松田 晃司 プロジェクトμ・エスペリアトレノ 86 28Laps
--- 以上完走 ---
R GT500 岡田 秀樹/A.クート 綜警 McLarenGTR 68 46Laps
R GT500 本山  哲/服部 尚貴 カルソニック スカイライン 63 51Laps
R GT300 佐々木孝太/西澤 誠剛 ダンテール・フェラーリ360ウェディング 45 69Laps
R GT300 柴原 眞介/藤原 靖久 R&DスポーツダンロップGT3R 39 75Laps
R GT300 山岸  大/大野 尊久 アビリティレスポ ポルシェ 36 78Laps
R GT500 M.アピチェラ/古谷 直広 ノマド ディアブロJGT−1 34 80Laps
R GT300 小林 且雄/谷川 達也 クスコスバルインプレッサ 11 103Laps