第7戦 モナコGP
6月4日(日)快晴。気温25℃。
結局今年のモナコは、水曜から日曜までずーっと快晴。真夏のような毎日でした。この日曜分は、月曜にパリに帰ってからアップしてるんですが、こちらは気温11℃。しとしとと冷たい雨が降ってます。

今朝は、ザウバーで朝食をご馳走になりました。これがスイスチームの、典型的な朝ご飯です。手前のお粥みたいなのが、「ミューズリー」という、穀類に果物を混ぜて、ミルクとヨーグルトを加えたもの。って書くといかにもマズそうですが、非常に美味です。ふだん家にいる時も朝はこれなんですが、ザウバーのはちゃんと生のフルーツがふんだんに入ってオイシイ。左はコーヒー。右は、ニンジンとオレンジのミックスジュースですね。もちろんディニスくんのスポンサー会社の製品です。

ピット前にぽつんと坐るアーバイン。ちょっと哀愁漂っていたのでカメラを向けましたが、レースでは今季初入賞。堂々の4位でした。

BARホンダのピットは、出口のすぐ脇。ニューカマーのモナコ指定席です。エンジンには熱反射シートをかけ、シートには日傘。昼過ぎからどんどん暑くなってきて、各チームともレースに向けての暑さ対策で大変です。昨日の予選、Tカーに乗ろうとしたジャックは、シートが強い日差しでちんちんに熱くなってて、お尻をやけどしそうになったそうです。

アルベール王子が、各チームを回って声をかけていました。ご自身、ボブスレーでずっと冬季オリンピックに出場していたスポーツマン。最近レーニエ大公の体調があまりよくないので、公務を代行することも多いみたいです。母君グレース・ケリーの独身時代のファンとしては、感慨深いものがあります。

グリッドに付いたマシンのラジエターを、一生懸命冷やすプロスト・グランプリのメカニック。ここはドライアイスじゃなくて、液体窒素かなにか、ボンベで送り込んでました。
盛んに白いものが上がってます。そんなに冷やしてから走り始めると、温度差が違いすぎて逆にまずかったりしないのでしょうか。

時間は前後しましたが、レース開始40分ほど前、パドックから大声援に応えつつピットに向かうミハエル・シューマッハ。こういうのを王者の風格と言うんでしょうね。惜しくも五度目のモナコ優勝は逃してしまいましたが、モナコなら晴れでも雨でもほんとに速い。
一度ここで、セナとの真剣一騎打ちが見たかったです。

月曜早朝の便で、ニース空港を発ちました。今朝も快晴。海岸沿いの目抜き通り「イギリス人の散歩道」が、機内からもよく見えました。
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