第1戦 オーストラリアGP
3月12日(日)最後まで快晴

ホンダゆかりの人が、ここにはよくやってくる。まずミック・ドゥーハン。杖がまだちょっと痛々しい。でも相変わらずハンサムである。「ER」に出てたジョージ・クルーニーにちょっと似てると思うんだけど。それからこれまたほとんど歴史上の人物である、サー・ジャック・ブラバム。川本さんと昔話がはずんでたみたい。
グリッドにマシンが並んで、いよいよスタート間近。今年の各マシンは、カラーリングが平均して洗練されてると思う。色とりどりのマシンに、南半球の青空がよく映える。鮮やかな黄色のジョーダンが3列目。そのすぐ後ろにジャック。
でもヤルノはどこか硬い表情。今思えば、トラブルをすでに抱えていたのか。
レースはマクラーレンの2台があっけなく戦列を去り、一時トップに立ったフレンツェンもアウト。簡単にフェラーリ1−2体制が出来上がってしまう。ジャックはピットストップ直前には2位にまで上がった。このまま順調に行けば表彰台だ!ところがその前にラルフが入り込み、結局4位。でも終わった後の汗みどろのジャックは、ほんとに満足そうな表情だった。彼を迎えたスタッフも、優勝でもしたような大騒ぎだった。まずは幸先のいいスタートだったんじゃないだろうか。
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