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1999年HONDAモータースポーツ計画

〈1999年1月14日/本田技研工業株式会社 発表〉

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 本田技研工業(株)は、国内外のモータースポーツ参戦計画、モータースポーツに親しめる環境づくりを目指した場と機会の提供による普及活動、さらに将来を担う人材の育成活動を三つの柱とした、1999年ホンダ・モータースポーツ計画を発表する。

■1998年の活動
 昨年ホンダは創立50周年を迎えることができた。この間多くの皆様からいただいたご支援に感謝の意を込めて、10月4日、ツインリンクもてぎにおいて「ありがとうフェスタ in もてぎ」を開催。とりわけ往年のライダー、ドライバーによる歴代のレーシングマシンのメモリアルパレードは、5万人という多くのホンダファンとモータースポーツの感動を共有することができた。

 そして、二輪レース活動においては、世界選手権ロードレース500ccクラス5年連続ライダー/メーカーのダブルタイトル獲得をはじめ、世界選手権モトクロス、耐久レース、全日本選手権ロードレース/モトクロス/トライアルの各カテゴリーで、個人/メーカー併せて7つのシリーズタイトルを獲得した。

 四輪レース活動においては、FedExチャンピオンシップ(CARTシリーズ)で、PPGカップ(ドライバーズ)/マニュファクチャラーズ/ルーキー・オブ・ザ・イヤーの3大タイトルを獲得。(株)無限(本社:埼玉県朝霞市、代表:本田博俊)がエンジンサプライヤーとして参戦するF-1世界選手権では、第12戦ベルギーGPで1−2フィニッシュを記録。全日本GT選手権においてはシリーズ後半4連勝を挙げるなどの成果を収めた。

 また、ツインリンクもてぎにおけるFedExチャンピオンシップシリーズの日本初開催、オーバルコースでのNASCAR初開催など国内のモータースポーツ界に大きな話題を提供し、一方エンジョイAライは毎回多数の参加申し込みをいただき、プレイングカートフェスティバルでは全国から1000名を越えるモータースポーツファンが集まるという、大変なにぎわいを見せた。さらに鈴鹿レーシングスクールは7年目となった二輪のSRS-J、四輪のSRS-Fも4年目となり、多くの卒業生たちが全日本ロードレース選手権、フォーミュラニッポンなど、国内トップカテゴリーで活躍している。

■1999年のモータースポーツ計画について
◆二輪・四輪モータースポーツ参戦計画
 ホンダが本格的レース活動を開始したマン島TTレース初出場以来、40年目となる本年度の活動は、二輪レース活動においては(株)ホンダ・レーシング(本社:埼玉県朝霞市、代表:池ノ谷保男)が中心となり、6連覇を目指す世界選手権ロードレース500ccクラスをはじめ、スーパーバイク/モトクロス/トライアルの各カテゴリーに参戦、また、米国においてもアメリカン・ホンダのワークスチームとしてロードレース/スーパークロスともにチャンピオン獲得を目指して参戦する。

 また国内では、全日本選手権ロードレース/モトクロス/トライアルをはじめ、鈴鹿8時間耐久ロードレースにも継続してチャレンジする。

 四輪レース活動においては、参戦6年目を迎えるFedExチャンピオンシップ・シリーズへ、ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント社(本社:米国カリフォルニア州、代表:トム・エリオット)が中心となり、新型エンジンを開発、投入し、4チーム7台体制で挑戦、さらにインディライツからステップアップする服部尚貴選手を支援する。

 また、(株)無限のF-1世界選手権参戦活動に関するエンジン開発技術支援を継続する。同様に、英国のオートトレイダーRACツーリングカー選手権等、各国の選手権に参加する現地法人への参戦支援も継続して行う。

 国内レースについては、(株)無限及び(株)童夢(本社:京都市左京区、代表:林みのる)とのジョイントによる「無限+童夢プロジェクト」を支援し、次なるステップを目指しNSXで全日本GT選手権へ参戦する。また、シビック・ワンメイクレース参戦車両、パーツ開発に関する(株)無限への技術支援活動も継続して行う。

◆場、機会の提供によるモータースポーツ普及活動
 モータースポーツに親しめる環境づくりを目指し、「見て」「参加して」「楽しむ」場、機会の提供を目的として、普及活動を展開する。

 (株)鈴鹿サーキットランド(本社:三重県鈴鹿市、代表:松田充史)のF-1世界選手権、(株)ツインリンクもてぎ(本社:東京都中央区、代表:東塚弘司)の世界選手権ロードレース、FedExチャンピオンシップをはじめとする世界の頂点レースの開催支援を継続する。特に、鈴鹿8時間耐久レースは、国内ロードレースの最大のイベントと位置づけ、ロードレース界全体の活性化の足がかりとすべく、さらに多くのファンを魅了する総合フェスティバル型イベント「8耐祭り」として運営する。

 また、鈴鹿サーキット、ツインリンクもてぎの二つのサーキットをはじめとする諸施設の協力を得て、トレッキング・コースを新設するホンダ・モーターサイクリストスクール、ホンダ・スポーツライディングスクール等のスクール活動、親子でバイクを楽しむ会、レーシング・エクスペリエンス、フリー走行もはじまるサイドbyサイド、新生・クルマで運動会、開催数増大のエンジョイAライなど参加することにより楽しんでいただくイベント、さらに、楽しみながら運転技術を習得するType-Rコンセプトミーティング他を開催、より多くの方々にモータースポーツの楽しさを実体験し親しんでいただく活動を、充実を図りながら継続して行う。

 さらに、将来の環境を踏まえたモータースポーツへの提案として、本年も「第19回ホンダエコノパワー燃費競技全国大会」、「ソーラーカーレース鈴鹿'99」を開催する。

◆トップカテゴリーで活躍できるライダー、ドライバーの育成
 各カテゴリーにおける世界の頂点レースで活躍できる日本人ライダー、ドライバーなど、将来を担う人材の育成を目的とした活動に積極的に取り組み、ホンダ・レーシングスクール(ロードレース、オフロードレース、トライアル)、HRCミーティング、フォーミュラ・ドリーム、鈴鹿レーシングスクール(SRS-J、SRS-K、SRS-F)などのプログラムを、長期的視野に立ち推進する。

■Enjoy it !
 ホンダは昨年“Enjoy it !”のコミュニケーションスローガンを設定した。本年度も“Enjoy it !”を、「モータースポーツ・エンターテインメントの提供による、社会文化への貢献」や、「見て」「参加して」「楽しむ」モータースポーツのキーワードとして、広く一般に対して認知、浸透を図っていく。

二輪モータースポーツ計画

四輪参戦計画について

普及活動と人材育成について