【海外活動】
[米国]
■FedEx チャンピオンシップ・シリーズ
アメリカンホンダの子会社ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(Honda Performance Development, Inc. / HPD)社は、FedExチャンピオンシップ・シリーズ(FedEx Championship Series)へ、エンジンサプライヤーとして継続参戦する。
エンジンは新たにHRSエンジンを開発、チームは昨年と変わらず3年連続PPGカップを獲得したターゲット/チップ・ガナッシ・レーシング、チーム・クール・グリーン、ウォーカー・レーシング、そしてジェラルド・フォーサイスをメイン・オーナーに迎え、チーム名を一新したマクドナルド・チャンプカー・チーム(仮称)の4チームとなる。ドライバーは、新たにインディライツから服部尚貴がステップアップしウォーカー・レーシングに加入、また、ターゲット/チップ・ガナッシ・レーシングには、アレックス・ザナルディに替わり、'98年度インターナショナルF3000チャンピオンのファン・パブロ・モントーヤが加入し、合計4チーム7名となる。
●参戦体制
チーム名
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ドライバー(国籍)
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シャシー/タイヤ
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ターゲット/チップ・ガナッシ・レーシング
(TARGET/Chip Ganassi Racing)
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ジミー・バッサー(アメリカ)
(Jimmy Vasser)
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レイナード/ファイアストン
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ファン・パブロ・モントーヤ(コロンビア)
(Juan Pablo Montoya)
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チーム・クール・グリーン
(Team KOOL Green)
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ポール・トレイシー(カナダ)
(Paul Tracy)
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レイナード/ファイアストン
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ダリオ・フランキッティ(スコットランド)
(Dario Franchitti)
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ウォーカー・レーシング
(Walker Racing)
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ジル・ド・フェラン(ブラジル)
(Gil de Ferran)
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レイナード/グッドイヤー
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服部 尚貴(日本)
(Naoki Hattori)
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マクドナルド・チャンピオンシップ・レーシング・チーム
(McDonald's Championship Racing Team)
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トニー・カナーン(ブラジル)
(Tony Kanaan)
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レイナード/ファイアストン
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●エンジン概要
型 式 :
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HRS
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形 式 :
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水冷V型8気筒 DOHC 32バルブ ターボチャージャー付き
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総排気量 :
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2.65 liters
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フューエルインジェクション :
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モトローラ・ホンダPGM-FI
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イグニッション :
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モトローラ・ホンダCDI
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燃 料 :
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メタノール
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最高出力 :
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800PS/15,000RPM以上(40inch boost)
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[欧州]
■欧州ツーリングカーレース
'99モデルとしてフルモデルチェンジをした英国製(Honda of the U.K. Manufacturing Ltd.生産車)アコードをベースとした2台が、英国ツーリングカー選手権シリーズ(Auto Trader RAC British Touring Car Championship :通称/BTCC)にチーム・ホンダ・スポーツから参戦。チーム運営は、ロンドン郊外に拠点を持つWSR(West Surrey Racing)が担当する。また、ドイツ・ツーリングカー選手権(ADAC Super Touring Wagen Meisterschaft)にも、'99モデル英国製アコードが2台、イタリアを本拠地とするJ.A.S.のチーム運営で参戦の予定。
●参戦体制
チーム
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ドライバー
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マシン
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チーム運営
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タイヤ
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Team Honda Sport
チーム・ホンダ・スポーツ
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英国
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James Thompson
ジェームス・トンプソン
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Honda Accord
('99モデル)
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WSR
(West Surrey Racing)
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Michelin
ミシュラン
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Peter Kox
ピーター・コックス
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ドイツ
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Gabriele Tarquini
ガブリエル・タルキーニ
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J.A.S.
ヤス
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Tom Kristensen
トム・クリステンセン
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[アジア]
■CITY−Rワンメイクレースの開催(タイ)
2年目を迎える、タイの現地生産車CITY-Rを使用するワンメイクレースを、シリーズ戦として継続して開催。
[国内]
■シビック ワンメイクレース
モータースポーツの発展と裾野の拡大、モータースポーツファンへの参加の機会の提供を目的に開催してきた、国内ワンメイクレースの草分けである「シビック ワンメイクレース」は、'98年も全国5シリーズ、計33戦を開催、延べ800台を越える参加者が集まり、さらに、11年目を迎えた「FIA世界選手権シリーズF−1日本グランプリ記念シビックチャレンジカップレース」も、シビックレーサー達の祭典として広く好評を得ている。また、昨年に引き続きシビックワンメイクレースのベースモデルとしてシビック・タイプR「ワンメイクレースベース車」を発売し、「参加するスポーツ」の普及にも努めてきた。
1981年鈴鹿サーキットでの初開催より19年目を迎える本年も、こうしたシビックレーサー達の盛り上がりを背景に、国内では唯一の全国5サーキットを転戦するワンメイクレース「ホンダ・シビック・インターカップ・シリーズ(全6戦)」を含む、各5シリーズを開催する。
本年の各地のシリーズ戦は、東北シリーズ全6戦、東日本シリーズ全6戦、鈴鹿シリーズ全8戦、並びに西日本シリーズ全6戦の各シリーズに、「FIA世界選手権シリーズF−1日本グランプリ記念 シビックチャレンジカップレース」と、合計33戦の、充実した内容で展開していく。
●1999年 シビック ワンメイクレース シリーズ(予定)
シリーズ名
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レース数
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サーキット
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インターカップシリーズ
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全6戦
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SUGO/もてぎ/富士/鈴鹿/MINE
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東北シリーズ
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全6戦
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仙台ハイランド レースウェイ/スポーツランドSUGO
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東日本シリーズ
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全6戦
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ツインリンクもてぎ/富士スピードウェイ/筑波サーキット
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鈴鹿シリーズ
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全8戦
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鈴鹿サーキット
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西日本シリーズ
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全6戦
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MINEサーキット
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小計
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32戦
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FIA世界選手権シリーズF−1日本GP記念
シビックチャレンジカップレース
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鈴鹿サーキット
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合計
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33戦
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■無限への技術支援
(株)無限へのF-1をはじめとするエンジン開発技術支援、JGTCやシビックレースなどの車両やパーツの開発、及び様々な実験的車両の開発技術支援を継続。
1999年 MUGEN モータースポーツ活動について
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