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チャンピオンシップシリーズ(インディカー レース)
第14戦エルクハートレイク


フランキッティ、初優勝!ザナルディとの1-2ウインを飾る!!

アメリカを代表するロードコース(常設サーキット)の一つ、ウィスコンシン州エルクハート・レイクの「ロード・アメリカ」で、第14戦が行われた。
このロード・アメリカは、第7戦が開催されたミルウォーキーの北、約70マイルにあって、丘陵の自然の地形を生かしたコースレイアウトが特徴。コース全体が芝生や木立に囲まれ、アメリカで一番美しいロードコースとも言われている。全長4.048マイル(約6.513km)はシリーズ中最長で、2ヵ所の急な上り坂などアップダウンもきつい。それだけにエンジンパワーがより一層要求されるのだが、ホンダV-8エンジンは、参戦1年目の'94年9位から、4位、3位(予選PP)、そして昨年は優勝(予選2番手)と順調に成績を伸ばしている。

予選は、フランキッティ、ド・フェランらがレコードを更新し、トップタイムを叩き出すが、最後の最後、チェッカーが振られてからフィニッシュしたアンドレッティ、ハータらが続々と好タイムをマーク。結果、ホンダ勢トップは、ド・フェランの5番手。フランキッティが続く6番手。以下、ザナルディ11番手、カナーン12番手、バッサー14番手、トレーシー17番手。

雲一つない快晴となった日曜日。日差しが強く気温も29度まで上がる。
決勝は、スタート直後に数台が巻き込まれるクラッシュが発生。10周目、コースサイドにマシンがストップし、フルコース・コーション。その再スタートの直後にもクラッシュと、波乱の幕開けとなる。
順位が一段落した序盤18周目には、トップが予選PPのアンドレッティ。そして、2番手にフランキッティ、3番手にド・フェランがつけ、追撃するかたちとなった。
そして、中盤31周目。上位陣がピットを終えた時点で、素早いピットワークを済ませたホンダ勢は、フランキッティがトップ、2番手にド・フェラン、ザナルディが5番手と、ポジションアップ。以下、カナーン6番手、トレイシー8番手、バッサー11番手につける。
トップに立ったダリオ・フランキッティは2番手ド・フェランとの差を2秒以上保ち、快調なペースで走行。ザナルディはフランキッティを上回るラップタイムで追い上げるが、4番手を手に入れるのがやっとの状況だ。
ダリオ・フランキッティは以降もクルージング状態でゴールを目指し、独走態勢でチェッカーフラッグを受け、嬉しい初優勝を飾った。
ザナルディは、予選11番手と後方スタートだった上に、序盤のクラッシュの影響を受け、一時19番手あたりまで順位を落としたが、じわじわとポジションアップし、最終ラップには、タイヤバーストでクラッシュしたアンドレッティをパスして2位につけた。
バッサーは、終盤、トラブルでスピンするなど、苦戦を強いられたが9位でフィニッシュ。ド・フェランは、終盤44周目、4番手走行中にトラブル発生。痛恨のリタイアとなった。

D.フランキッティ(チーム・クール・グリーン)
今日のマシンは本当に素晴らしく、全く問題がなかった。ホンダエンジンのパワーと燃費の良さに後半は助けられたと思う。
サインボードで10秒の余裕があると知ってから、決して無理をせずに慎重に走るよう心がけたよ。今日の初優勝を機に、これからどんどん勝てるようになりたい。とりあえず今晩はみんなでパーティにいかないとね。

朝香充弘(HPDバイスプレジデント)
予選は悪かったけれど、このような結果となって良かったと思います。今シーズン3回もポールを獲ったダリオ(フランキッティ)がなかなか勝てなかったのですが、今日は終始安定した走りで、落ち着いて見ていることができました。
しかし、ジル(ド・フェラン)にエンジントラブルがあったので、これからも気を引き締めて頑張っていきたいと思います。

●次戦は、9月6日バンクーバー(カナダ)で開催されます。

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