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Report rd.11


北米を転戦するモーター・コーチの走行距離は?


    今回のトロントでHPDトレーラーのドライバーが誕生日を迎えた。
    長いレースシーズン中、スタッフは家族全同様となる。

ホンダが初のマニュファクチャラーズ・タイトルを獲得した1996年、年間16戦で行われていたこのシリーズも、翌97年は17戦となり、今シーズンはさらに2戦多い19戦となった。来年はもう2〜3戦増えるといわれており、年々レース数が増加する傾向にあるが、それだけに「移動」も大変である。
今回のように毎週レースが行われる場合(シーズン中、2回も3連戦がある!)、各チームはレースが行われる決勝日の朝には片づけ始め、マシンを積んだトレーラー(各ドライバーに1台の割合)がレース終了後3〜4時間後にはサーキットを後にするのだが、ほとんどのチームはインディアナ州インディアナポリスにファクトリーを構えており、自分らのファクトリーに戻ってマシンの整備を行った後(近くにファクトリーがないチームは、その場に残って整備する)、火曜日には次のサーキットに向けて出発する。 オフィシャルの機材を積んだCARTのトレーラー(医療用トレーラー1台を含めた計4台)や、各チームのホスピタリティ用モーター・コーチなども同様で、近くにベースがある場合はいったんそこに戻るが、ない場合はそのまま次のサーキットへと移動するのだ。もちろんこれは北米だけの話であり、今回のようにカナダへは行くものの日本やブラジル、オーストラリアは飛行機(フェデックスのチャーター便)で移動する。
ホンダの場合、現場での基地となるHPD(ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント)のトレーラー2台と、アメリカン・ホンダのモーター・コーチ1台が北米を転戦する。この3台はオハイオ州のコロンバスをベースにするが、年間の走行距離はトレーラーが4万マイル(約64000キロ)、モーターコーチが3万マイル(約48000キロ)にも及ぶ。
例えば、第8戦デトロイトの後、それぞれのドライバーは1日に約10時間ドライブし、4日間をかけて大陸を横断。西海岸のオレゴン州ポートランドへ移動して第9戦を終えた後、再び大陸を横断し、五大湖に隣接するクリーブランドで第10戦が先週行われた。今回のトロント、来週のミシガンと、彼らの旅はまだまだ続くのである。


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