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チャンピオンシップシリーズ(インディカー レース)
第9戦ポートランド


ザナルディ、2連勝!!今季4勝目。
ホンダ・パワー、ドライバー、マニュファクチャラーともにランキングトップを快走中。

今シーズン初めてロードコースで争われた今戦は、木曜日こそ雨が降ったり止んだりの天気だったが、実際にマシンが走り出した金曜日からは連日好天に恵まれ、久々に気持ちのいいレースウィークとなった。
ここポートランド・インターナショナル・レースウェイは、空港から約5マイルほどのウエスト・デルタ・パーク内にあり、緑に囲まれた美しいサーキット。
グランドスタンド前のストレートはドラッグレースにも使えるように、長さ、幅ともに余裕をもって作られている。しかし、その途中に大きなシケインがあり、その後にも大小9つのコーナーが用意されていて、テクニカルコースとしての一面ももっている。
予選は、フランキッティがホンダ勢トップの2番手。バッサー4番手、ザナルディ5番手、以下、ド・フェラン9番手、カナーン12番手、トレイシー20番手。
決勝の日曜日も雲一つない快晴。かなり暑い一日となった。
決勝は、予選4番手スタートのザナルディが好ダッシュを決め、チームメイトのバッサーをかわして3番手となる。その後、シケインの入り口で多重クラッシュが発生。このクラッシュにトレイシーが巻き込まれ、そのままリタイアとなってしまう。
11周目には、4番手走行中のバッサーと5番手のフェルナンデスがシケインの入り口で接触。バッサーのエンジンはストップしてしまったものの、オフィシャルに押してもらってコースに復帰。フェルナンデスはフロントサスペンションが壊れて、ここでリタイアとなる。
中盤36周目、ザナルディが1回目のピットイン。上位陣のドライバーが次々とピットインする。
しかし、46周目に、トップ走行のアンサーJr.が、48周目には続いてトップに立ったハータが2回目のピットイン。これでザナルディが労せずトップに立つ。以降、ザナルディはペースを上げ、2番手以下に大きなリードを築く。
その後、ザナルディのピットイン時に一時順位が入れ変わるが、数周でトップを奪回し、ザナルディはハイペースで逃げ、最終的には6.839秒もの大差をつけ2連勝。今季4勝目を飾ると同時に、ポイントランキングでも2番手のムーアに38ポイントもの差をつけた。
カナーン4位。バッサーは序盤のアクシデントで大きく後退するが、8位までポジションアップした。

A.ザナルディ(ターゲット/チップ・ガナッシ・レーシング)
本当に暑かったけれど、僕のマシンは何とか無事に最後までよく走ってくれた。序盤は少しプッシュ(アンダーステア)だったが、ピットストップの際に直すことができてよかった。今日のピットワークも最高だったし、ブライアン(ハータ)がピットに入った時に、チップ(ガナッシ)がコースに留まるように判断したのも正解だったと思う。

朝香充弘(HPDバイスプレジデント)
今日もアレックス(ザナルディ)が力強い走りを見せてくれました。このところ、チップ・ガナッシ・レーシングのチームワークが良く、さらにホンダエンジンの燃費がいいこともあって、余裕をもってピットインのタイミングを決めることができるのが勝因の一つといえるでしょう。とはいえ、次からようやく後半戦です。この勢いのままマニファクチャラーズチャンピオン奪還に向けて頑張っていきたいと思います。

●次戦は、7月12日クリーブランドで開催されます。

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