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Report rd.05


地元ブラジル人ドライバーに聞く、インディカーの魅力

第4戦終了後、もてぎ同様各チームはレースに必要な機材と2台のマシンをパッケージングし、赤道を越えて第5戦の開催地であるブラジルへと移動。リオ・デ・ジャネイロ近郊にあるネルソン・ピケ・インターナショナル・レースウェイ内の、エマーソン・フィッティパルディ・スピードウェイに28台のチャンプカーが集結した。
今年で3回目を迎えたブラジルでのインディカーレースだが、1996年の記念すべき第1回のレースで、当時ホンダエンジン・ユーザーだったアンドレ・リベイロが優勝。地元ブラジル人ドライバーの優勝に、サーキットは大興奮に包まれた。
このレースで一気にヒーローとなったリベイロだが、彼を含め、現在、ブラジル人ドライバーは全部で7人、出身国別ではU.S.A.に次ぐドライバーの多さとなる。
今年のホンダの6人のドライバーの中にも、昨年ランキング2位のジル・ド・フェランと、昨年のインディ・ライツチャンピオンで、今シーズンからチャンプカーにステップ・アップしたトニー・カナーンの2人のブラジル出身ドライバーがいる。
「僕らブラジル人にとって、シーズンの中でも、このレースは特に重要だよね」と、今年で3回目の地元でのレースとなるド・フェランは語る。「やっていることはいつもと同じだけど、気持ちの持ち方がいつもと違う。先週の金曜日にサンパウロに到着し、家族と会ってきたんだけど、彼らに早く優勝を見せてあげたい。僕のヒーローであるアイルトン(セナ)と同じホンダのエンジンで走れることは、僕にとって、とても幸せなことだし、F1からのホンダ・ファンも“次はおまえだ”って言って、すごく応援してくれる」
今戦、ホンダ・エンジンが、参戦以来初めての“予選トップ4”を獲得し、ド・フェランはグッドイヤー勢の最高位である4位を獲得。決勝では一時2番手を走っていたものの残念ながらリタイアとなったが、クラッシュしたターン1からピットまで戻る最中、客席から大きな歓声が上がっていた。
「勝てはしなかったけど、みんなにエキサイティングなバトルを見てもらえて良かった。ああやって一生懸命応援してくれると、ほんとガンバろうって気になるよね」


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