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チャンピオンシップシリーズ(インディカー レース)
第5戦リオデジャネイロ


ザナルディ、惜しくも0.427秒差の2位。

今戦の舞台、ブラジル、リオ・デ・ジャネイロは、今年も厳しい残暑に見舞われた。
予選は、フランキッティが昨年の第11戦トロント以来、2度目のポールポジションを獲得。2番手にザナルディ、3番手にカナーン、4番手にド・フェランと続き、ホンダ勢は、初の予選トップ4独占。トレイシー9番手、バッサー13番手。
決勝は、ホンダ勢4台がスタート良く飛び出し、序盤レースをリード。しかし、24周目、カナーンのマシンにトラブルが発生し、30周目にはマシンから煙が出始め、コース脇にマシンを止める。これで1回目のフルコースコーションとなり、上位陣はここでピットイン。そして、レース再開数周後にはトレイシーとド・フェランが接触。ともにタイヤバリアに突っ込み、そのままリタイアとなる。
終盤は、ザナルディと予選7番手から追い上げてきたムーアとの一騎打ちとなる。残り15周となったあたりから周回遅れが出始め、この遅いマシンの処理が明暗を分けることとなる。129周目、ホームストレートで周回遅れをパスするためにザナルディがイン側にマシンを振った。しかし、ややグリップが良いアウト側にマシンを進めたムーアが一気にスピードを乗せ、2人の差が詰まる。ザナルディも懸命にインを守るが、ムーアが一瞬早くターン1に飛び込み、トップ逆転。ザナルディは予選なみのタイムでムーアを追うが、結果、0.427秒及ばず、2位でチェッカーを受けた。
バッサーは、予選13番手からジャンプアップし、6位入賞。フランキッティは常にトップグループでレースを展開するが、トラブル発生により90周でリタイヤとなった。
尚、今戦で引退を決めたヒロ松下(T)が15位につけた。

A.ザナルディ(ターゲット/チップ・ガナッシ・レーシング)
周回遅れが僕のラインを塞いで、それですべてが終わった。グレッグ(ムーア)を追いかけたものの、燃料がギリギリだったんだ。彼よりも速いマシンに乗っていながら、その前でゴールできなかったのはほんとうに悔しい。グレッグとはこれからもバトルが多くなると思うよ。

朝香充弘(HPDバイスプレジデント)
日本の研究所が頑張ってくれたお陰で、初期に比べてエンジンもパワーアップし、今回の予選で初めてのワン・ツー・スリー・フォーを獲得できました。勝てなかったのは残念ですが、ブラジルでエキサイティングなチャンプカーのバトルを見てもらえて良かったと思います。

●次戦は、5月24日マディソンで開催されます。

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