ホンダ、記念すべき20勝を、J.バッサー、A.ザナルディの1-2フニッシュで飾る!!
ホンダ勢5人が入賞ポイントを獲得し、マニファクチャラーズ ランキングトップに浮上!
今シーズン初のショートオーバル戦となった今戦。ナザレスは、トライ・オーバルと呼ばれる三角形のオーバルサーキットで、1周が1マイル以下と短く、抜きつ抜かれつの激戦が見もののコース。
今戦は、予選から大激戦。コンマ数秒差でしのぎを削る接戦となり、予選ホンダ勢トップは、ド・フェランの4番手で、トップとの差が0.221秒。以下、バッサー5番手、ザナルディ8番手、トレーシー10番手、カナーン16番手、フランキッティ17番手。フランキッティとトップの差もたったの0.585秒という僅差でのグリッドとなり、決勝での激戦が予想された。
日曜日の決勝は、雨により一日順延され、月曜日、雲一つない快晴の下で決勝が行われた。
しかし、スタート直後にクラッシュが発生、すぐにフルコース・コーションとなる。この時点で、トップはアンドレッティ。その後、予選5番手から追い上げたバッサーも快調にポジションアップ。しかし、バッサーが3番手まで順位を上げた序盤63周目、3度目のフルコースコーションとなる。バッサーはこの間にピットインするが、ピットアウト時に痛恨のエンジンストール。11番手まで順位を落としてしまう。
そして、中盤110周目、またしてもクラッシュでイエローコーションとなるが、ここでバッサーはピットインせず周回を続け、2番手につける。結果、このタイミングのズレが功を奏することとなる。
その後も度重なるイエローコーションで、順位は入れ変わったが、中盤133周目からは70周以上もイエローフラッグは振られず、トップグループは、終盤、残り20〜30周あたりで、グリーンフラッグ状態のままピットインを余儀なくされる。
バッサーは、その間、195周目にトップに立ち、そのままトップを譲ることなく今季初優勝を飾った。
2位には、終盤追い上げたザナルディがつけ、ホンダ勢の1-2フィニッシュ。
また、ド・フェランが4位、トレイシー5位、ルーキーのカナーンも粘り強い走りで9位に入り、ホンダ勢はマニュファクチャラーズランキングトップに浮上した。
J.バッサー(ターゲット/チップ・ガナッシ・レーシング)
今シーズンの初めは、去年のように勝てる位置にいながら、なかなか勝つことができなかった。今回もチームマネージャーのトム・アンダーソンが2回ピットストップを指示してきた時、本当にそれが正しいのか心配になった。しかし結果的にそれがアドバンテージになり、こうして勝つことできて嬉しい。
朝香充弘(HPDバイスプレジデント)
初めて勝ったニューハンプシャーのレース以来、ショートオーバルではなかなか勝てませんでした。しかし、今日はトップ5に4台も入り、とても嬉しいです。
記念すべき20勝目をショートオーバルで達成できたことは、大きな意味があることだと思います。
●次戦は、5月10日リオデジャネイロ(ブラジル)で開催されます。
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