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Report rd.03


感慨深いアメリカン・ホンダ&HPDの地元レース

日本初のインディカー レース、バドワイザー 500 の開催からわずか1週間後、舞台は再びアメリカ大陸へと移動。西海岸のロングビーチにおいて、今季初の市街地戦が開催された。
ロサンゼルス空港から南に1時間ほどのところに位置するロングビーチは、第2戦のもてぎに続く、ホンダのもう一つの地元と言ってもいい場所。というのも、ここはインディカー・プロジェクトを発足させたアメリカン・ホンダの本社があるトーランスから、約30分の距離。
'59年に設立されたアメリカン・ホンダは、2輪車の販売からスタートし、今では累計1000万台以上の4輪車を販売するまでに成長。現地に生産工場と技術研究所を設け、アメリカにおける専用モデルを開発、生産するまでとなった。かつてアコードが日系自動車メーカーの中で、初のベストセラー・モデルに輝いたこともあり、日本で人気を博した初代と二代目のアコード・ワゴンは、このベストセラー・アコードと同じアメリカ製だった。
設立から35年を経た'94年、アメリカにおける本格的なレース活動としてスタートしたのがCARTインディカーへの参戦であり、今年で5年目となる。毎年多くのホンダ関係者がこのロングビーチ戦を見に訪れており、ロサンゼルス近郊に住む約2000人の従業員や、ディーラーの関係者など、ホームタウンでのレースを全員が楽しみにしているのは言うまでもない。
そんなアメリカのホンダ・ファンの期待を一身に受けたA.ザナルディが、今戦、終盤に猛烈な追い上げを見せ、昨年に引き続き2連勝を飾った。J.バッサーがロングビーチを初制覇した'96年から数えると、3年連続で地元レースを制していることになる。しかし、溯って初参戦の'94年は完走すらできず、'95年は12位入賞がやっとという状況だった。
第2戦のもてぎは、残念ながらホンダは勝てなかったが、アメリカのファンも、ホンダのインディカーが勝てなかった頃を知っている。


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