Enjoy! 芝生ライフ

2.芝生のつくり方

目次

芝刈り

芝生はこまめに刈りましょう。芝刈りには、高さを抑える、表面を平坦にするなどの目的があります。高く伸びてから急に低く刈ると葉が無くなって枯れてしまうので、1回で刈り過ぎないように注意が必要です。

刈る長さの目安は、葉先から1/3以下程度にするのが原則です。日本芝は4~5cmくらい、西洋芝は6cmくらいになったら刈りこみます。西洋芝は暑さに弱いので、日本芝よりは少し長めがいいでしょう。

刈り込みの方向は、縦、横、対角線と毎回方向を変えることで、刈りムラなく仕上がります。芝刈り後は、竹ぼうきなどで掃除をして、刈りカスを残さないようにしましょう。芝刈りの頻度は、夏は毎週1回、春と秋は月に1~2回するようにしましょう。

芝刈機は安全性の高い機器ではありますが、刃を持っていますので、誤った使い方をしたりふざけて動かしたりすると怪我をすることがあります。使用者はもとより、現場付近にいる子供などにも危険性を周知し、安全な使用に心がける必要があります。

芝生が伸びすぎてしまったら

1回で短く刈ってしまうと、芝の茎のみになってしまい、芝が弱ってしまいます。 芝刈りを複数回で徐々に刈っていくようにしましょう。
水やり
芝の葉が巻きはじめると水不足のサインです。春なら、晴天が続いた場合は1週間に1回程度、夏は晴天が続いた2~3日に1回、たっぷりと水をまきましょう。地中まで届くように、しっかりと水量を与える方が効果的です。
芝生の広さがある場合は、スプリンクラーを使用すると便利です。秋・冬は月に1~2回程度の頻度で水をまきましょう。
除草
雑草は、こまめに抜くようにしましょう。素手やカマなどを使い草取りをしてください。
芝生専用の除草剤や、芝生を枯らさずに雑草だけを枯らす選択性除草剤も活用しましょう。
肥料

密生した美しい芝生を維持するために、6月~9月の生育期は毎月1回、芝刈りの後に行いましょう。
この期間に施肥を行うのが効果的です。
芝生全体に、まんべんなく肥料を散布していきます。肥料をまいた後は、必ず水やりを行いましょう。

植物の生育に必要な窒素、燐酸、カリウムなどの養分を肥料の形で施用します。 初心者には芝生用として市販されている化成肥料を用いるのがよいでしょう。

穴あけ(エアレーション)
芝を踏みつけることによって劣化した通気性や、透水性を回復させるために穴あけを行いましょう。
ホームセンターなどで販売されている人力用の穴あけ器を用いることができます。
通気性や水はけ、水分の浸透を促進するために、芝生に穴をあけて、目土をすり込むようにいれていきます。
タテ・ヨコ10cm間隔で、ローンスパイクなどを用います。
目土(めつち)
芝生の上から土を掛ける作業を目土(めつち)といいます。
植え付けた時に行う他、年に1~2回目土を行うことが芝生の生育には望ましいです。
目土によって根や茎の発達を促し、表面を平らにするなどの効果があります。

監修者:日本大学生物資源科学部専任講師
 藤崎健一郎先生

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