Vol.1
子どもたちは、予測不可能な動きをする手ごわい被写体。
「もっとかわいく撮りたいのに~」と悩むママも多いのでは?
今回はそんなお悩みにお答えしながら、デジイチ撮影の基礎知識もご紹介します。
※このコーナーでは主に一眼レフカメラを使った撮影テクをご紹介します。
もちろんスマートフォンやコンパクトカメラで撮るときに応用できるテクもありますので、参考にして下さい。
初めてのデジイチ。手ブレ・ピンボケはどうすれば?
お子さんの誕生をきっかけにデジイチ(デジタル一眼レフカメラ)を使いはじめたママさんは、最初はその重さに戸惑うかと思います。重いために手ブレもしやすくなるのですが、正しい構えを覚えれば大丈夫。左手でカメラ全体の重さを支えるつもりでレンズを下から持ち、右手は人差し指でシャッターが押せるよう軽くグリップを握ります。腕がブラブラしないよう脇を閉めて。動いて撮るときは、どうしても脇が開いてしまいますが、ファインダーに目のくぼみを押し付けて支えれば大丈夫!
デジイチのピント合わせの基本は「シャッター半押し」。ピピっと鳴ったら「ピントが合ったよ」の合図です。途中で子どもが動いてしまったら、何度も細かく半押しして合わせましょう。ちなみにファインダーを覗いたときに視界がぼやける場合は、「視度」が合っていない可能性が。ファインダーの近くに付いている視度調整ダイヤルで調整しましょう。
どのモードで撮るべき?
初心者の方は全自動モードや、イラストで表現された各種モード(ポートレート/スポーツ/風景など)を撮りたいシーンに応じて使い分けるぐらいでも大丈夫です。慣れてきたら、アルファベットで表記されたモードにもチャレンジしてみましょう。
※モード表記はメーカーによって異なります。
※「絞り」「シャッタースピード」「露出」「ISO感度」については基礎知識「日当たりが悪い部屋なので写真が暗くなっちゃう・・・」も参考にしてください。
日当たりが悪い部屋なので写真が暗くなっちゃう・・・
写りが暗いなと思ったら「露出補正」で明るさを調整しましょう。
露出は「+3」から「-3」までの数字で表され、明るくしたいときは「+」の数字に、暗くしたいときは「-」の数字に合わせます。下の写真のように、同じ部屋でもこんなに明るさを変えることができます。
これだけ覚えておけばOKですが、詳しく知りたい方のためにもう少し解説します。
露出とは「光の量」のことですが、これを決める3大要素は「絞り」「シャッタースピード」「ISO感度」です。
これらをカメラに頼らず自分で考えて設定したい方は、ぜひ覚えてください。
※設定方法はカメラによって異なるので、説明書をご確認ください。
監修:國廣 眸
フォトグラファー
アリアフォトグラフィックスタジオ所属。家族写真やマタニティフォトを中心に、これまでに5,000人以上の撮影を行う。その人の自然な表情を引き出し、周囲の評価とパーソナルが一致する写真を撮ることにこだわる。緊張させない雰囲気づくりには定評があり、リピーター数はスタジオNo.1。