イシモチ
分類
スズキ目スズキ亜目ニベ科シログチ属
学名
Pennahia argentata
別名
標準和名は「シログチ」だが、釣り人はニベやコイチを含めて「イシモチ」と呼ぶことが多い。

さつま揚げ

大人も子どもも大好物

イシモチの身は柔らかくふっくらしていて、練り物に使うと知る人ぞ知る最高の材料になる。たくさん釣れることが多く、つまりすり身の材料に好適。油で揚げれば、おかずにもおつまみにもぴったりな一品になる。

材料(2~3人分)
  • ・イシモチ(中型5〜6尾 ※正身300gが目安)
  • ・塩(小さじ1)
  • ・砂糖(大さじ1)
  • ・水溶き片栗粉(片栗粉大サジ1、水大サジ2)
  • ・具(ささがきゴボウ、ニンジンの千切り、むきギンナンなど適量)
  • ・揚げ油(適量)
  • ・おろしショウガ(適量)
  • ・大根おろし(適量)
作り方
1
3枚におろして腹骨をすき取って皮を引いたイシモチの身は、出刃包丁でざっくりと叩く。血合い骨は取り除かなくてよい。
2
フードプロセッサーに移して粗いすり身になるまで回したら、塩と砂糖を入れモチのような粘りが出るまで回す。
3
最後に水溶き片栗粉を入れ、少し回せばすり身の出来上がり。
4
仕上がったすり身とささがきゴボウ、ニンジンの千切り、むきギンナン(半割り)などの具を用意。
5
すり身と具をよく混ぜ合わせる。
6
手のひらがべとつかないように、手水を付けて適量のすり身を取り、何回かキャッチボールをする感じで空気抜きをする。
7
小判型のほか丸型、俵型など好みの形でよい。
8
低めの150〜160℃に熱した揚げ油で素揚げ。最初は沈んでいるが、じっくりと揚げているうち油の表面に浮き上がり、泡が小さくなると芯まで火が通った目安。
9
そのまま表面が薄いキツネ色になるまで転がしながら揚げ、バットに取り出すと膨張していたさつま揚げが萎んでくる。揚げる時間は10分前後が目安。最後に皿に盛る時に薬味のおろしショウガと大根おろしを添える。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。