イサキ
分類
スズキ目コショウダイ亜科イサキ科イサキ属
学名
Parapristipoma trilineatum
別名
イサギ

脱水シートの冷蔵庫干し

家庭でも失敗しない美味しい簡単干物!

簡単なひと手間で、脂が乗った旬のイサキを美味しく食べられるのが「干物」作り。その時、高温多湿な季節でも、家庭で失敗なく作る裏技として、脱水シートと冷蔵庫を利用する。

材料(1~2人分)
  • ・イサキ(中型2尾/300g)
  • ・約8%の塩水(水1Lに対し粗塩80g、日本酒50ccを溶かしたもの)
  • ・食品用の脱水シート
作り方
1
イサキはウロコを引き落として腹を割り、内臓と血ワタを掃除しておく。
2
開き干しは腹開きが基本。まずは頭を右に向けて肛門から包丁を差し入れる。
3
そのまま尾の付け根まで腹身を切り開く。
4
次に刃先の向きを変え、逆さ包丁で中骨と腹骨の接合部の軟骨を頭の付け根まで離していく。
5
ここで刃先の向きを戻し、頭の付け根から尾に向かって背身を切り開く。
6
皮を切ってしまわないように、慣れないうちは背の皮に当たる切っ先を指先で確認しながら皮一枚を残して切り開くとよい。
7
胴体を切り開けたら腹を上にして、中骨の主骨を避けて頭の中心線に包丁を突き立てる。
8
少し力を入れて半分に割る。
9
腹開きの状態。
10
エラ蓋内側にある左右のエラをちぎり取る。
11
歯ブラシなどで中骨や頭に付着する血ワタを掃除。きれいに水洗いをすると干物に適した腹開きに仕上がる。
12
約8%の塩水を作り、25cm程度の中型イサキなら約40分間浸けるのが目安。脂の乗り具合がよい場合や大型イサキの場合は、塩水漬けを1時間前後に伸ばすのがコツ。
13
塩水漬けが終わったら、表面の塩分をさっと水洗いする。
14
洗ったイサキはペーパータオルなどで水気をふき取る。
15
空気を抜きながら密封する感じで、食品用の脱水シートで包む。
16
冷蔵庫干しは12〜15時間の半日以上が目安。
17
脱水シートに水分を吸い取られ、ウエット感が残りつつも弾力が増していれば冷蔵庫干しの出来上がり。
18
ガスコンロの魚焼き器やオーブンレンジの魚焼き機能で焼き上げる。
19
レモンなどの柑橘類を添え、好みで醤油を垂らして食べる。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。