• 釣り方 :

始める前に覚えておきたい
4つのマナー

掛けた魚は責任もって
ランディングとリリースを
成功させる

雷魚釣りファンの間には、この釣りを長く続けていくためのマナー的なルールが存在する。その端的なものが「掛けた雷魚は100%取り込む」というものだ。これはラインブレイクによって雷魚の口の内にフロッグを残すようなことがあってはならないということを意味している。口の中にフロッグが引っ掛かった状態の雷魚は、最悪の場合、あとで衰弱死してしまう。

鋭い雷魚の歯やカバーに擦れることでラインに傷が付いていく。ケバ立ってきたらすみやかに結び直そう

こうしたミスを起こさないためにも、雷魚釣りはパワーに余裕を持たせたヘビーな専用タックルを使い、ヒシやハスが生い茂るフィールドであっても、掛けたからには責任を持って最後まで取り込み、フロッグを外して無事にリリースする。そのため、たとえば雷魚の姿を発見したとしても、そこが確実に魚を取り込めない場所だったら、安易にキャストはせず、立つ位置を変えたり、取り込める場所まで回遊してくるのを待つなどの判断も求められる。これから雷魚釣りをやってみたいという人は、ぜひ以下の4つを守ることを徹底してほしい。

雷魚釣りで守ること
①水面で勝負する
②ヘビーなタックルを使う
③フックにカエシのないフロッグを使う
④フックオフツールを忘れずに携帯する

釣り人同士がマナーを守ることで、この先も長く雷魚釣りを楽しむことができる。また、水面での釣りに徹している点も大切で、魚をねらう範囲を限定することで、雷魚釣りでは釣りそのものがエキサイティングになり、なおかつ場荒れも防ぐことができる。それにより、雷魚という魚により多くのアングラーが出会えるチャンスを共有している。これは他の魚種にはない文化であり、雷魚釣りにおいてはとても大切なマナーだ。

掛かった雷魚は激しく暴れた末にカバーに絡まることが多い。ヘビーなタックルを使わないと寄せることすらままならない
フロッグを使って水面で勝負するのが雷魚釣りの醍醐味。上手く雷魚をその気にさせると極上のアタックがもらえる
※このコンテンツは、2022年7月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。