クロダイ釣りにおけるポイント選びのキーワードは「地形」と「潮流」の2つ。クロダイは海底の根周りを棲み処としており、エサを求めて周辺を回遊する。クロダイは基本的に慎重な魚であり、カケアガリやミゾ、海藻帯や沈み根の際といった地形の変化に沿って移動する傾向がある。
活性の高い個体は砂地の真ん中まで出ていくこともあるが、身を寄せられる場所は安心するのか、比較的大胆に食ってくる。したがって、釣り場へ入ったら高い場所から周囲を見渡し、少しでも海底の地形に変化がある場所をねらうようにするとよいだろう。
潮流に関しては、できるだけ動いている(潮が流れている)場所を探るようにしたい。それも、沖へ流れる潮ほど遠くからクロダイを呼び込めるので有利だ。潮が動いていると仕掛けを流して広範囲に探れるというメリットもある。