• 釣り方 :

流れにいる魚を釣ってみる

クランクベイトで
ダウンストリームの釣りを試す

ニジマスが釣れる管理釣り場には、川を区切って流れのある釣り場を作っているところもある。

この時、もし自然の川でヤマメイワナをねらうトラウトルアーフィッシングであれば、「アップストリーム」と呼ばれる、川の下流側から上流側に向けてルアーをキャストする釣り方が一般的だ。これは上流を向いて泳いでいる魚に対して、背後からねらうほうが釣り人の存在に気付かれにくく、警戒心を与えにくいからという理由がある。

しかし、自然の川より魚が多く、なおかつ魚が人の姿にも比較的慣れている管理釣り場では、このセオリーにとらわれないほうが釣果が伸びる。具体的には、クランクベイトを使った「ダウンストリーム」(上流から下流のポイントをねらう)釣り方がおすすめになる。

川を一定区間ごとに区切った流れのある釣り場。左が上流で右が下流
クランクベイトはルアー自体には浮力があるが、一定の抵抗を受けている間は沈もうとする性質がある。それにより、流れのある釣り場で下流側にキャストすると、ゆっくりリールを巻いた時に「浮き上がり過ぎず、沈みすぎず」の加減に自然になりやすい。なお、この時ロッドの先は低い位置にしておくとよい
流れの中にいる魚は上流を向いて泳ぐ。そのため自分の背後から来るルアーのほうが見つけてから追い掛けやすい
クランクベイトにヒットしたニジマス。おすすめはクランクベイトだが、操作に慣れてくればスプーンでも同じように釣ることができるのでやってみよう
※このコンテンツは、2020年4月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。
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