エサの川虫を採る
エサの調達も釣りもその場で同時に行なうのがピストン釣り!
ピストン釣りで使う最良のエサは現地にいる
川虫だ。川虫とは、カゲロウ、カワゲラ、トビケラといった水生昆虫の幼虫のことである。川虫は釣り場と同じ浅い瀬で採取することができる。採る時は岸寄りの浅場に立ち込み、川にある石を、川虫を驚かさないようにそっと持ち上げていく。そこら中、全部の石に川虫が付着しているわけではなく、また、時期や流域の違いで、生息している川虫の種類や状態は少しずつ異なるが、いずれにしても拾い上げた石を見ていくと、やがてチョロチョロと動く小さな生きものを見つけられるはずだ。
川虫を捜す時は、このように無理なく持ち上げられる大きさの石を観察していく。小さすぎると川虫が付かないので、こぶし大より大きなものをチェックしよう。
慣れないうちはピンセットがあると捕まえやすい
川虫はハリに刺しやすく、魚にも食べやすい手ごろなサイズを選んで集める。ベテランの大久保さんは指先を使って、ひょいと川虫をつまんでしまうが、慣れない人はエラなどの軟らかい部位が壊れないように、ピンセットではさみ取ると効率がよい。
※このコンテンツは、2017年8月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。