オイカワの仕掛け

ライズにフライを流し込もう
関東ではヤマベ、関西ではハエと呼ばれる清流の人気ターゲット。ライズ（魚が羽化した虫を捕食するために水面に出ること）を見つけ、そこを目がけてフライを流して釣る。オイカワは人間の生活場に近い都市河川に生息している。そのため電車などで簡単にアクセスできるし、ウェーダーも不要な場所が多い。軽装かつ身近な河川でフライフィッシングを楽しめるのが大きな魅力だ。

おおらかに楽しむ清流の毛バリ釣り
蚊バリとは主にオイカワや小型のハエ（ウグイ）用に作られた小型サイズの毛バリだ。袖バリ系の3号に巻いてあるのが大半である。蚊バリ釣りの基本的なテクニックは流し釣り。斜め下手に振り込んだら、瀬ウキに流れを当てて波立ちを作る。扇状に手前の岸方向に流してくる。同じ筋を何回も流していると蚊バリを見切られてしまう。流す筋やポイントを変えてねらって行こう。

清流の人気ターゲットをピストン釣りで
関東ではヤマベ、関西ではハエと呼ばれる清流の人気ターゲット。玉ウキ仕掛け、ウキなしのミャク釣り、毛バリ釣りなどさまざまな方法でねらえるが、ピストン釣りは夏場の川遊びの一環としても楽しむことができる。道具や仕掛けがシンプルで入門しやすい。水深30～40cmほどの浅い瀬が好ポイント。下流に向かって立ち、エサを付けたサオを水中に突っ込んだら、リズムよくサオを前後に引いては押し戻す操作を繰り返すだけ。

時速100尾も夢じゃない
関東ではヤマベ、関西ではハエといったほうが、釣り人の間では通りがいい。清流の小ものターゲットの代表である。オスの婚姻色は美しい。かつては競技の釣りものとして人気があり、時速200尾という超人的な記録も出ている。カワムツのところで紹介する毛バリ（蚊バリ）釣りも、オイカワの釣法としては人気である。