伊豆&房総で
旬の魚を釣りまくる!
ナンバーワン干物作り
対決!

これからの季節、釣った魚を美味しく食べる方法に「干物」がある。寒さが増し湿度が下がると、いろいろな魚で干物が作りやすい。そこで、釣り雑誌の編集部員が2つのチームに分かれ、「今ねらえる身近な魚を釣って」「どちらが旨い干物を作るか?」真剣勝負。はたして、その結果は?

身近な魚を干物にせよ!

こんにちは。Honda釣り倶楽部の監修をしている、つり人社の八木です。寒さが増し、空気が乾燥してくるこれからの季節は、「釣った魚を干物にする」という人も多いのではないでしょうか? そこで今回は、『月刊つり人』の面々に参加してもらい、ちょっとした「対決」企画を実施したいと思います!

やってきたのは『月刊つり人』の編集会議。現在の編集部員は、(左から)佐藤編集長、長島、新井、天野の4名だ
今回のアングラー

皆さん、おつかれさま。次号の内容はもう決まった?

特集のコンテンツはほぼ決まりました。あとは季節ごとの企画ものをいくつか考えているところです。

いいね。で、私から提案なんだけれど、今回、あちこち駆け回っている皆さんに「Honda釣り倶楽部」の企画にぜひ参加してもらいたいなと。

おおー。
長島君は、ここのところHonda釣り倶楽部もよく登場してたよね。今回は全員ってことですか?
でも、4人全員となると、どんなお題になるのかな?

テーマはずばり、「2チームに分かれて旬の魚をゲット、どっちが旨い干物を作れるか?」です。日本一の老舗総合釣り雑誌の編集部員たる皆さんが、本領をいかんなく発揮できるテーマでしょ?

おおー。
たしかに干物作りはこの時期になるとやりたいテーマです。天野さんが取材先で偶然見つけた、抜群に旨い干物屋のご主人に秘伝のレシピを教えてもらったこともありましたね!
そうそう、お店は海から離れた場所にポツンとあって、何枚か購入してみたら出色の旨さだった。ただ、ご主人が引退して、数年前に店仕舞いしてしまったんだよな。
そんなことがあったんですか。
で、今回は2つのチームに分かれて競うんですね?

そうです。チームは「ベテラン」と「若手」とさせていただきました。つまり、佐藤編集長と天野さんがベテランチーム、長島君と新井君が若手チームです。若手チームは「下剋上」できるように頑張って!

そう来ますか!

今回は、まず釣り場の候補を3つの半島に絞りました。2つのチームは、くじで決定するいずれかの釣り場に行って、1泊2日で旨い干物にできそうな魚を調達してください。
時間はどちらのチームも編集部を朝7時に出発、帰着は翌日の夕方6時までとします。
その魚を使って「どちらのチームがナンバーワンの干物を作ったか!」を競ってもらいます。
なお、今回の釣りは「オカッパリ」に限定です。

『月刊つり人』を名乗る以上、オカッパリ限定でも少なくとも5種類以上くらいは釣ってこないと恥ずかしいよなぁ〜。
ハードルを上げるねぇ〜。でも冷静に考えると意外と時間がないぞ。
でもそこに「下剋上」のチャンスもあるような……。
釣り場の候補は3つの半島。佐藤編集長と長島が運命のあみだくじに記入する
結果は「ベテラン―伊豆半島」「若手―房総半島」となった!

オカッパリならエサでもルアーでも釣法は問いませんので、しっかり旨い魚をゲットしてきてください。

2つの半島で魚をゲット。
その作戦は?
〜まずは釣り具をクルマに積み込む〜

出発日の朝、2つのチームは都内にある編集部1階の駐車場に集合。それぞれが準備した釣り道具をクルマに積み込んだ。

若手チームは房総半島か。房総も内房と外房とで釣り場の状況が違ってくるし、まずはどのエリアに行くか迷うところだよな。最近の釣果はどうなの?
外房のアジは回遊しだいで釣れてはいるようです。ただ、時合が限られる魚なので、制限時間内で上手く釣れるかどうか……。あとは風向きもあるし、実際にどこを回るかはかなり迷いますね。
少し前の取材で木更津(内房)のアジングは絶好調だったけど、あれは船と沖堤防からの釣りだったからね。今回はオカッパリ限定だから確かに簡単じゃないな。
伊豆半島は何が本命になるんですか?
伊豆はアジの魚影は薄いから、他の魚で旨そうなものを釣って来たいなと。とはいえ、「下剋上」とか不穏なことを言っていたし、お互いに手の内は内緒ということでいいんじゃない(笑)
望むところです!
房総半島を巡る
若手チームの釣り道具
①ルアーロッド(シーバスロッド、アジングロッド)&堤防ザオ / ②クーラー(魚持ち帰り用) / ③バッカン(リール、アジング用以外のルアー・エギ) / ④ゲームベスト、ライフジャケット / ⑤防寒着 / ⑥アジング用タックルボックス(ジグヘッド、ワーム、リーダーなど) / ⑦防水バッグ(着替えなど) / ⑧ウエーダー&ウエーディングシューズ

若手チームは広い房総半島の中でも外房エリアを転戦する作戦を立てた。釣りができる港での夜のアジングを本命にし、アジングロッドからシーバスロッドまで、主にルアータックルを効率的に使ってエサを使うチョイ投げ釣りまでやる作戦。サーフフィッシングをする場合に備えてウエーダーも準備した。

「房総半島」に決まった若手チームは、クラストップレベルの大容量ラゲッジを持つコンパクトSUVのWR-Vをチョイス
WR-Vの後部座席を倒して釣り具を積み込む。2人分を取り出しやすくフラットに積んでも余裕を持って収納できた
伊豆半島を巡る
ベテランチームの釣り道具
①背負子 / ②ランディングネット / ③ルアーロッド(シーバスロッド、エギングロッド、アジングロッド) / ④中型クーラー(エサ用) / ⑤ロッドケース(ルアーロッド用) / ⑥ダッフルバッグ(磯釣り用ベスト、着替えなど) / ⑦バッカン各種(磯のウキフカセ釣り用) / ⑧ロッドケース(磯ザオ、磯ダモ、リール) / ⑨タックルボックス(ルアー用) / ⑩大型クーラー(魚持ち帰り用) / ⑪ライフジャケット / ⑫着替え・上着 / ⑬フィッシングベスト / ⑭磯釣り用シューズ

ベテランチームは伊豆半島の中でも東~南伊豆エリアを転戦する作戦を立てた。起伏に富んだ地磯や周辺のゴロタ浜などでの釣りに備えつつ、多彩な魚が回遊してくる親水公園や堤防での釣りも視野に入れる。本格的な磯のウキフカセ釣りができるように、大型のバッカンや背負子も準備した

「伊豆半島」に決まったベテランチームは、美しいクーペプロポーションのVEZELで出かける
こちらもリアシートを倒してすべての釣り具を収納。大型のバッカンやクーラーの上に磯釣り用のロッドケースやルアーロッドを積んだ
  • ※走行中は安全のため、シートベルトをお締めください。
  • ※安全のため、走行の際は後方視界をしっかり確保してください。
  • ※このコンテンツは、2024年12月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。