これからの季節、釣った魚を美味しく食べる方法に「干物」がある。寒さが増し湿度が下がると、いろいろな魚で干物が作りやすい。そこで、釣り雑誌の編集部員が2つのチームに分かれ、「今ねらえる身近な魚を釣って」「どちらが旨い干物を作るか?」真剣勝負。はたして、その結果は?
身近な魚を干物にせよ!
こんにちは。Honda釣り倶楽部の監修をしている、つり人社の八木です。寒さが増し、空気が乾燥してくるこれからの季節は、「釣った魚を干物にする」という人も多いのではないでしょうか? そこで今回は、『月刊つり人』の面々に参加してもらい、ちょっとした「対決」企画を実施したいと思います!
皆さん、おつかれさま。次号の内容はもう決まった?
いいね。で、私から提案なんだけれど、今回、あちこち駆け回っている皆さんに「Honda釣り倶楽部」の企画にぜひ参加してもらいたいなと。
テーマはずばり、「2チームに分かれて旬の魚をゲット、どっちが旨い干物を作れるか?」です。日本一の老舗総合釣り雑誌の編集部員たる皆さんが、本領をいかんなく発揮できるテーマでしょ?
そうです。チームは「ベテラン」と「若手」とさせていただきました。つまり、佐藤編集長と天野さんがベテランチーム、長島君と新井君が若手チームです。若手チームは「下剋上」できるように頑張って!
今回は、まず釣り場の候補を3つの半島に絞りました。2つのチームは、くじで決定するいずれかの釣り場に行って、1泊2日で旨い干物にできそうな魚を調達してください。
時間はどちらのチームも編集部を朝7時に出発、帰着は翌日の夕方6時までとします。
その魚を使って「どちらのチームがナンバーワンの干物を作ったか!」を競ってもらいます。
なお、今回の釣りは「オカッパリ」に限定です。
オカッパリならエサでもルアーでも釣法は問いませんので、しっかり旨い魚をゲットしてきてください。
2つの半島で魚をゲット。
その作戦は?
〜まずは釣り具をクルマに積み込む〜
出発日の朝、2つのチームは都内にある編集部1階の駐車場に集合。それぞれが準備した釣り道具をクルマに積み込んだ。
若手チームは広い房総半島の中でも外房エリアを転戦する作戦を立てた。釣りができる港での夜のアジングを本命にし、アジングロッドからシーバスロッドまで、主にルアータックルを効率的に使ってエサを使うチョイ投げ釣りまでやる作戦。サーフフィッシングをする場合に備えてウエーダーも準備した。
ベテランチームは伊豆半島の中でも東~南伊豆エリアを転戦する作戦を立てた。起伏に富んだ地磯や周辺のゴロタ浜などでの釣りに備えつつ、多彩な魚が回遊してくる親水公園や堤防での釣りも視野に入れる。本格的な磯のウキフカセ釣りができるように、大型のバッカンや背負子も準備した