新潟、山形、秋田といずれも秋はアオリイカが多い。その中心として山形県庄内エリアをおすすめしたい。鼠ヶ関から酒田にかけての海岸線沿いには大小の漁港のほか足場のよい地磯も点在し、釣り場には事欠かない。風向きなどを考慮して釣り場を選べばよいだろう。
さて、釣り方だが、平均200g程度の若いイカが相手になるため、生きエサを使う釣りには不向き。やはり
エギングが手軽かつ釣趣も味わえる。
8~9フィートのエギングロッドに2500番クラスの
スピニングリールが標準的。これに
PEラインの0.8号前後に1.5~2号の
フロロカーボンリーダーを60~100cm。先端に小型スナップを結び、
餌木を接続する。餌木は2.5~3.5号。飛距離が稼げ、テンポよく沈めさせられる3.5号で釣れれば問題ないが、スレ気味の場合は餌木を小さくするのも効果的。
海の透明度が高く、またアオリイカも活発に餌木を追うため、
サイトフィッシングが中心になる。当然、偏光グラスは必需品。遠投してイカが抱く瞬間は見えなくても、海面のライン変化でアタリが取れるから、その意味も込めてサイトフィッシングといえる。