FACT BOOK
FREED
FREED 2008.5.29
安全性能
自己保護性能のみならず、相手車両や歩行者にも配慮した先進の安全性能。
フリードは、「走る」「曲がる」「止まる」というクルマの基本性能を徹底的に突き詰めたうえで、事故を未然に防ぐための装備を設定。
また、万一に備え、リアルワールドでの衝突安全を見据えたGコントロール技術によって、
「自己保護性能の向上」と「相手車両への攻撃性低減」を両立したコンパティビリティ対応ボディを実現。
さらには「歩行者の保護」を視野に入れた歩行者傷害軽減ボディなど、先進の安全性能を追求しています。
Honda独自の衝突安全技術、Gコントロール。 G-CON
乗員の「傷害値の低減」と「生存空間の確保」を両立。
前面フルラップ衝突55km/h、前面オフセット衝突64km/h、側面衝突55km/h、後面衝突50km/hのバリア衝突テストなどを通じ、乗員の「傷害値の低減」と「生存空間の確保」を両立しました。さらに、Honda独自の目標値を設定したクルマ相互の衝突テスト(相手重量2トンクラスまでの乗用車、双方の衝突速度50km/h、50%前面オフセット衝突)も実施するなど、リアルワールドを見据えた乗員保護性能を追求しています。
■「傷害値の低減」と「生存空間の確保」を両立する衝突安全技術 ■クルマ相互の衝突実験/テストモード
「傷害値の低減」と「生存空間の確保」を両立する衝突安全技術 クルマ相互の衝突実験/テストモード
自己保護性能のみならず相手車両への攻撃性も低減する、コンパティビリティ対応ボディを実現。
Hondaは衝突安全性能のさらなる高次元化を目指し、乗員を守るための自己保護性能をいっそう進化させるとともに相手車両への攻撃性を低減するという、相反する要素の両立を追求。「相手車両の衝撃吸収部材とのすれ違い防止」「衝突時の衝撃分散化」「高効率なエネルギー吸収」の3つをテーマに衝突実験を繰り返し実施し、目標値をクリア。エンジンルームでの高効率なエネルギー吸収により、高水準な自己保護性能を確保するとともに相手車両への攻撃性も低減した、コンパティビリティ対応ボディを実現しています。
■テスト車両によるクルマ相互の衝突実験(左 フリード) ■コンパティビリティ対応ボディの設計コンセプト
コンパティビリティ対応ボディの設計コンセプト
テスト車両によるクルマ相互の衝突実験(左 フリード)
コンパティビリティ対応構造を採用した、高効率エネルギー吸収ボディ。
前方向からの衝撃に対し、ロアメンバーが相手車両の衝撃吸収部材とのすれ違いを防ぐとともに、衝撃をより広い面で受け止めることで、極めて高効率な衝突エネルギー吸収を実現し、キャビンへの負荷を大幅に低減。自己保護性能を向上するとともに相手車両への攻撃性も低減しています。こうしたコンパティビリティ対応構造に加え、センターピラーとルーフやサイドシルとの結合を強化し、強固な環状構造とするなど、側面衝突に対しても優れた衝撃吸収性を発揮。また、ボディ骨格ではハイテン材(高張力鋼板)を適所に採用するなど、全方位からの衝突に対してエネルギー吸収効率の高い構造を実現しています。
■コンパティビリティ対応ボディ
コンパティビリティ対応ボディ
頭部や脚部などに対する衝撃吸収構造を採用した、歩行者傷害軽減ボディ。
万一の際、歩行者にダメージを与えやすいボディ前部に衝撃をやわらげる構造を採用。Hondaは国内法規にとどまらず、脚部などの傷害軽減にも独自の基準を設けて取り組んでいます。 頭部や脚部などに対する衝撃吸収構造を採用した、歩行者傷害軽減ボディ。
3列すべてに対応する、サイドカーテンエアバッグシステム。
側面衝突時に子供から大人までさまざまな体格の乗員の頭部や頚部を広範囲で保護し、特にピラーへの頭部衝突を防ぐ展開性能を実現したサイドカーテンエアバッグシステム。3列目シートをはね上げた状態でも作動する、1〜2列目用と3列目用の分割タイプとし、シートのスライド範囲すべてで充分な保護性能を発揮するために大型のエアバッグを採用しています。助手席乗員の体格や姿勢を検知し、エアバッグの展開を緻密に制御する、1列目シート用i-サイドエアバッグシステムとセットで装着されます。
■5人乗りでは、1列目・2列目に対応。
■エアバッグシステム作動イメージ
エアバッグシステム作動イメージ
写真は機能説明のため、運転席用&助手席用SRSエアバッグシステム、1列目シート用i-サイドエアバッグシステム、サイドカーテンエアバッグシステムともに展開した状態を合成したものです。
運転にゆとりと安心をもたらす、VSA(車両挙動安定化制御システム)。
ABS、TCSに、オーバーステアやアンダーステアなどの横すべり抑制を加えたVSA。ブレーキ制御を4輪独立できめ細かにコントロールすることで、クルマの急激な挙動変化を効果的に抑制。運転にゆとりと安心をもたらします。さらに、エンジントルク制御をDBWによるスロットル制御で行うことで、より高精度な制御を可能にしています。VSA:Vehicle Stability Assist
[VSAの機能]
オーバーステア抑制
ステアリングの急な切り過ぎなどで後輪スリップによる車両の巻き込みが 発生した場合、外輪にブレーキをかけることで車両を安定化。
アンダーステア抑制
旋回時に前輪がスリップし軌跡がふくらんだ場合、エンジントルクを低減し、 リア内輪にブレーキをかけることでトレース性を向上。
発進制御
発進時などで左右輪の路面状況が異なる場合、エンジントルクとブレーキ力を最適配分し、ホイールスピンを抑制することで、発進性や登坂性を向上。
制動制御
制動時に左右輪の路面状況が異なる場合でも、 ブレーキ力を最適配分することで、車両安定性を向上。
夜間走行時の安心感を高める、ディスチャージヘッドライト〈HID〉。(ハイ/ロービーム、オートレベリング/オートライトコントロール機構付)
遠くまで明るく照らし、夜間や雨天時のドライブに安心感をもたらすディスチャージヘッドライト。乗車人数や荷物量に応じて、自動的に上下の照射軸を調整するオートレベリング機構も搭載しています。また、周囲の明るさを検知し、ライトの点灯/消灯を自動制御するオートライトコントロール機構も備えています。 夜間走行時の安心感を高める、ディスチャージヘッドライト〈HID〉。(ハイ/ロービーム、オートレベリング/オートライトコントロール機構付)
その他、全タイプに採用した安全装備。
●EBD付ABS+ブレーキアシスト
●1列目シート3点式ロードリミッター付プリテンショナーELRシートベルト
●運転席用&助手席用SRSエアバッグシステム
●頭部衝撃保護インテリア
●頚部衝撃緩和1列目シート
●2列目シート3点式ELR/ALR*1(チャイルドシート固定機構)シートベルト(左右席*2
 *1 サイドリフトアップシート車の2列目左席はELRのみ。*2 8人乗り/5人乗りの中央席は2点式マニュアル。
●3列目シート3点式ELRシートベルト(左右席)〈7人乗り/8人乗り〉
 *中央席は2点式マニュアル。
●ISO FIX対応チャイルドシート固定専用バー(2列目左右席)+テザーアンカー(2列目左右席
 *サイドリフトアップシート車は2列目右席のみ。
■各装備・仕様の詳しい設定については、主要装備主要諸元でご確認ください。

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