CIVIC&CR-X - 1987.09


CIVIC & CR-X
FACT BOOK
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CR-X

INTERIOR                                       



感性にフィットする新インストルメントパネルのコクピット。
インパネ前縁部にゆるやかな傾斜をもたせ、さらにドライバーを包み込むようにサイドにまで大きくまわりこんだ、新ラップラウンド形状のインストルメントパネルを採用。走りを満喫するために、メーター類の視認性から操作系の感触に至るまで、機能性を徹底。さらには、ツイステッド・コンソールを採用するなど、すべての機能をドライバー優先でレイアウト。本格的なコクピット感覚を実現しました。
また、スウェード調植毛をインストルメントパネルからドアライニングにかけて施し、新しいしっとりと落ち着いた質感をもたらしています。


コクピット

Photo:Si パワーセットスーパーサウンドシステム装着車


視界を超えて気配までも感じるかのような、超広角視界=スーパー・ビジビリティ。
高い運動性能をもつクルマのコクピットは、その視界のよさで、ドライバーの運転能力を自然に引きだせるものでなければならない。この発想のもと、徹底して視界の良さを追求。低ボンネット、ショートノーズ化にはじまり、ワイドなガラスウインドウ、細型ピラー、さらにはグラス・トップ(セットで装着車を設定)の採用により、視界を超え気配までも感じるかのような超広角視界=スーパー・ビジビリティを実現しました。CR-Xのきわめて高い走りのポテンシャルをより身近に楽しむために、人間サイドに立って考えだされた、ホンダ独創のアプローチです。


全周視界角度:310°〈着座センターからの視野角〉
ボンネット不可視長:670mm
前方不可視長:6,250mm
超広角視界


スウェード調植毛インストルメントアッパーガーニッシュ/ドアアッパーライニング
新しい風合いと外観を醸しだすスウェード調植毛を、インパネ上部とドアトリム上部に採用。広がり感のあるデザインと、やさしさに包み込まれたような印象が、ドライバーを心地よく快適にします。極細の先染めナイロンパネルをはじめとする素材には処理剤を添加し、優れた耐光性を実現しています。また、その他の各種処理により、撥水性や耐久性も充分に考慮しています。

ツイステッド・センターコンソール
使いやすさとコクピットとしてのムードを考え、ドライバーの方向を向いた、インパネ一体式のツイステッド・センターコンソールとしました。

ロータリー式ヒーター温度コントロール
操作性に優れたロータリー式を新採用。運転中も、より自然な操作で、無段階に温度調節ができます。

プッシュ式ヒーターモード切り換えスイッチ
ワンタッチで送風の状態が切り換えられるプッシュ式の採用で、デザインもすっきり。操作性に優れた親切設計です。



ツイステッド・センターコンソール

ツイステッド・センターコンソール
ロータリー式ヒーター温度コントロール/プッシュ式ヒーターモード切り換えスイッチ
ロータリー式ヒーター温度コントロール/
プッシュ式ヒーターモード切り換えスイッチ


ラム圧ベンチレーション/運転席側
走行中に外気を直接導入することができるようにラム圧ベンチレーションを採用。長距離クルージングも、いっそう快適に。

独立ダクト式サイドデミスター
ベンチレーション用とは別に、独立したサイドダクトを設置。サイドデミスターに豊かな風量を送ります。フロントドア・ウインドウの曇りを一掃し、側方視界を良好にします。

アナログ表示式二眼メーター
前方視界を高めるため、薄くコンパクトに設計されたメーターバイザー。メーター類は半円形にするなど、できるかぎり大きく配置しました。視線移動も少なく、見やすい設計です。

イルミネーションコントロール
インパネ照明の光度調節が可能。

パワーウインドウ(セットで装着車を設定)
運転席側はワンタッチ操作にて開閉。料金所などで便利です。

油圧反力感知方式パワーステアリング(セットで装着車を設定)
低速時には軽く、中・高速時には発生する負荷に応じて、しっかりとした操舵感をドライバーに伝えてくれます。


サイドデミスター
サイドデミスター
アナログ表示式二眼メーター
アナログ表示式二眼メーター
パワーウインドウ
パワーウインドウ




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