2004年9月発表 2006年9月終了モデル
この情報は2006年9月現在のものです。

 
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TYPE R ON THE WINDING ROAD インテグラ TYPE Rの魅力
全日本ジムカーナ選手権に参戦し、 またHondaドライビング・ミーティングの講師も務める山野哲也氏が、 ワインディングでインテグラ TYPE Rを走らせ、さまざまな視点から インテグラ TYPE Rの魅力を、またワインディング走行の楽しみ方などを語る。
TYPE Rで走るワインディング
- インテグラTYPE Rでワインディングロードを走った印象は
インテグラTYPE Rは、サーキットを十分に楽しめるだけの高いパフォーマンスを持っているわけだから、一般のワインディングではセーフティマージンが十分にあり、安心感の高いドライビングを楽しむことができます。
サーキットで速いクルマというのは、良く止まれて、良く走れて、良く曲がれるクルマです。ですからインテグラ TYPE Rは、いざというとき、たとえば急に止まらなければいけないとか、避けなければいけない場面になったときの回避能力が高いわけです。もちろん、無謀な運転はだめですが、いざというときも含めて、パフォーマンスの高いクルマに乗っているという安心感とともにドライブできるのが第一の魅力ですね。
- ドライビングフィールは
すごく軽快感がありますね。エンジンのピックアップ(アクセルレスポンス)がいいから、クルマを走らせていてすごく気持ちいい。インテグラTYPE Rの2リッターDOHC i-VTECエンジンは、全域トルクフルなので、8000rpmも回るエンジンですが、2000rpmや3000rpmからでも立ち上がりの加速がすごくいいんです。だから、あまり回転を上げない一般のワインディングでも軽快に走れます。
そのエンジンの味付けとクロスクレシオの6速ミッションとが相まって、さらに加速を気持ち良いものにしてくれています。シフトもレーシングマシンのように気持ちよく入るし、ステアリングの舵角に応じて、狙ったラインをスーッとトレースしてくれるので、走っていて自然と笑顔になってしまいますね。
一般のワインディングでは、ゆとりを持ったエンジン回転で、スムーズなシフトアップやゆっくりとしたヒール&トゥで走るのが気持ちいいですね。ゆっくり走っても、自分の操作に対するクルマの動きを感じとりやすいので、クルマとの対話を楽しむことができます。


- サーキットを楽しめるクルマなので、逆に一般道では扱いにくさを感じるのでは
それはありませんね。本当のレーシングカーだったら、一般道ではとても走れません。しかし、インテグラTYPE Rはサーキットを走れるクルマですが、あくまで市販のスポーツカーです。当然、一般道を走る比率が多いのに、扱いにくさを感じるセッティングにするわけがありません。一般道のように、クルマに対する入力が少ない領域ではすごく快適に走れるセッティングになっています。その辺りの味付けは、NSXやS2000なども含め、Hondaは絶妙な味わいを実現していると思います。
サーキットに持ち込みレーシングスピードで走ると、カチっとした踏ん張りがあるのですが、ワインディングを駆け抜けると、ほどよくロールしてクルマの状態を感じ取ることができます。そうしたロールの感覚、ステアリング操作に対する車体の反応、エンジンのピックアップ、クロスレシオのトランスミッションのフィーリングが、うまくバランスされてセッティングされているので、どのスピード域でも気持ちよく走れるんだと思います。こうしたセッティングに情熱を注ぐのがHondaらしいですね。


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